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吉原神社


私は徳島の住人ではないよ


最近、ブログを読んでくださった方から、
「今、徳島に来てます。会えませんか?」
「徳島の観光スポット教えてください。」
などの連絡をいただくようになりました。


大変嬉しいことですが、私は徳島の住人ではありません。(笑)
徳島に引き寄せられ、徳島のことを中心に発信しているせいで、多くの方が私は徳島に住んでいると誤解しているようです。

私は普段は兵庫県西宮市に住んでいて、仕事で月の半分は東京生活。
今日は東京からこのブログを書いています。

西宮神社 十日戎


十日戎恒例のマグロ

東京にある変わった神社


ずっと徳島のことを書いていたので、今日は箸休め的に、東京で私が気に入っている神社について書かせていただきます。

一般的な神社が持つ雰囲気とはまるっきり違う空気の神社。
それは吉原神社です。
酉の市で有名な浅草の鷲神社から徒歩5分くらいの場所にあります。

鷲神社 屋根の金の鳥 天日鷲命の象徴 かっこいい

祭神は倉稲魂命、市杵島姫命。
お稲荷さんの神様と、素戔嗚尊の誓約で生まれた宗像三神の一人。
とはいっても市杵島姫命は関東大震災の後、遊郭の守り神として加えられたそうなので、歴史的には倉稲魂命(お稲荷さん)を、商売繁盛、技芸上達の神として人気を集めていました。

吉原遊郭は1617年、江戸幕府が各地散らばっていた遊女屋を一か所に集めたのが始まり。1655年の火災により移転。新しく作られたのが新吉原。

華やかな舞台の裏では


江戸の文化。浮世絵などでも花魁、大夫などは描かれており、その華やかさは庶民の憧れであったはずです。一方、自ら遊女となった者もいたとは思いますが、多くは親から売られたりして幼少期から吉原へ。

吉原神社弁財天 浮世絵 


花魁さんの写真 本当に美しい


また遊女とはいえ生身の人間。感情というものはどうにもなりません。遊客との恋。そのほとんどは実らぬ恋。そんな切ない胸の内を密かに吐露する場所が吉原神社だったのかもしれません。

胸がキュンとなります(笑)

吉原神社社殿から少し離れたところにある奥の院的な弁財天。
どこか物悲しい気持ちになる空間でした。
現代では非常識なしきたりが江戸時代は常識。
江戸時代の華やかな文化芸能の陰に、華やかな容姿とは裏腹な現実を生きた遊女たちの祈りが込められた神社なのでしょうね。

吉原神社弁財天

浅草に遊びに行った際は、鷲神社と共に参拝されてみてはいかがでしょうか。

無理やり阿波の話へ


さて、吉原神社に祀られる倉稲魂命。通称お稲荷さん。
実は阿波国神である大宜都比売神や(イザナギ、イザナミの子)、
伊勢外宮に祀られる豊受大神などと、同神ではないかという説もあります。
ということは、阿波の国神である大宜都比売神は、豊受大神や倉稲魂命が神話に登場する前から描かれているので、伊勢外宮の神、お稲荷さんの神の元と言えるかもしれません。
また一説には、伊勢内宮の天照大神と同神という説もあるのですよ。

伊勢神宮 外宮 豊受大神を祀る

吉原神社の話から、無理やり阿波にもってきた感はありますが、(笑)
大宜都比売神は徳島県神山町にある上一宮大粟神社に祀られております。
以前ご紹介した阿波国一之宮である大麻比古神社。その前に阿波国一之宮であったと言われています。この辺りも、なにか隠ぺい工作を感じませんか。

上一宮大粟神社は大変重要な神社なので、また何度も登場する予定。
私が多くを語らなくとも、ご参拝していただければ、ただ者ではない雰囲気。別格感を感じてもらえると思います。

上一宮大粟神社 田舎の山の中に突然現れる巨大な鳥居

重要な位置関係


今後、位置関係もポイントになってくると思うので、
前回ご紹介した朝宮神社(天照大神荒魂であり瀬織津姫)から車で10分ほど。やまつみの宮予定地からも10分ほどです。

伊勢に祀られている貴重な神様。
なぜに、徳島県の山奥に祀られているのか?
単なる偶然かどうかは、この先またご紹介させていただくポイントで明らかになるでしょう。お楽しみに。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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