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天照大御神の荒魂 瀬織津姫として祀る 荒祭宮 廣田神社 朝宮神社

トップ写真は 伊勢神宮 荒祭宮


伊勢神宮遷座の前


10代天皇。
崇神天皇の時代まで、
天皇のお住まいになる宮中にて
お祀りされていた天照大御神。

同時に、
大物主神も宮中にてお祀りされて
いましたが、あまりの神威の強さから、
宮中から離れた場所で、
お祀りすることになりました。

それにより、疫病が蔓延。
多くの民の命が失われます。
以前書いたnoteにて、
イカガシコメ神社の、
紹介の中で触れてます。
興味ある方は、こちらから。↓ ↓ ↓


今日は天照大御神のお引越し。
宮中を出た天照大御神の御霊。

当初は笠縫邑にて祀られていた。
笠縫邑比定地も諸説ありますが、
今回はスルー。

十一代垂仁天皇の時代。
垂仁天皇は倭姫へ。
天照大御神様をお祀りする場所を
探すように命じます。

通説となっているルート。
大和→伊賀→近江→美濃と回った結果、
天照大御神が、
現在の伊勢を大変気に入られて、
現代に続く伊勢神宮が創建された。

伊勢 倭姫宮

神社好きの人たちには、
この倭姫が辿ったと比定される神社。
順に参拝する元伊勢ツアー。
大変人気があるようです。

朝宮神社


前回のnoteにて、
記紀に書かれる伊勢とは、
現代の伊勢でないかも?

徳島県に残る佐那河内村周辺の地。
高天原。
もしくは本当の元伊勢は、
以西の狭長村(佐那河内の古名)。
そんなことを書きました。

書記によると、
『倭姫は天照大御神の教えに従い、
斎宮を五十鈴川の川上に建てて、
磯宮と称した。』
書かれています。

伊勢 五十鈴川

記紀の説話は阿波に実在した
高木隆弘著 たま出版によると、

倭姫が建てた斎宮こそ、
現、佐那河内村宮前に残る
朝宮神社であると述べられています。

佐那河内村 朝宮神社
朝宮神社篇額

祀神は、天照大御神の荒魂。
瀬織津姫を、
お祀りしている数少ない神社。

伊勢神宮、に祀られる瀬織津姫。
伊勢神宮内宮の天照大御神と同格。
筆頭別宮 荒祭宮に祀られる神様と
同格の御祭神をお祀りしているのが朝宮神社。

古社の中で、
天照大御神の荒魂を瀬織津姫として、
祀っている神社は、
伊勢神宮荒祭宮。(三重県伊勢市)
廣田神社(兵庫県西宮市)
朝宮神社(徳島県佐那河内村)
他、数社しかありません。

兵庫県西宮市 旧官幣大社 廣田神社二の鳥居
廣田神社拝殿
廣田神社 天皇陛下から幣饌料

私がやまつみの宮購入した理由の一つ。

元祖 伊勢(以西)エリア


前回ご紹介した嵯峨天一神社。
祀神は、
天照大御神、月読命、大白星神(金星、天一神)。

そして、
今日ご紹介したのが朝宮神社。
祀神は、本当に珍しい、
天照大御神の荒魂かつ、
幻の神である、瀬織津姫。

単なる偶然だと思いますか?

前回書いた地名の由来。
伊勢神宮と嵯峨天一神社の共通点。
そして朝宮神社の存在。

偶然の一致だとすれば、
かなり確率の低い、奇跡のような偶然。
私は、そう思います。

境内敷地の隣には、
園瀬川が流れています。
五十鈴川とは磯州々川(いそすす)の事。
現在の園瀬川。
(記紀の説話は阿波に実在したより)

佐那河内村 園瀬川 奥が朝宮神社

私の大好きな伊勢荒祭宮。
私の住む西宮にある廣田神社。
この二社は言うまでもなく立派な社殿。

なのですが、
この二社と比べると、
祀神は同じというだけで、
外見も管理も、かなり質素。

朝宮神社正面より

仮に元伊勢の地であったとしても、
その存在を語ることは許されず、
忘れられ。
代々続く氏子の努力によって、
細々と存在を残している。

そんな印象を受けると同時に、
それはそれで、
本物感が増すように思うのは私だけ?(笑)

倭姫の足跡 通説と阿波説


伊勢伊雑宮近く 倭姫遺跡


せっかくなので、倭姫の足跡について。
高木隆弘著からご紹介。

『笠縫邑を出た倭姫。
途中の篠幡(さきはた)の比定地は、
徳島県吉野川市市場町切幡(きりはた)。

近江は淡海で、徳島県鳴門市大津町。

美濃は徳島県美好町三野。

現在の通説地の地名は、
後世、阿波の地名から付けられている。』

本当のことは分かりません。
しかしながら、
かなり楽しめるエリアであることは
間違いありませんよ。(私だけ?)

確かに、
阿波の地名は全国各地に存在します。

全国にあった地名を、
後から阿波に付けたのか?

いえいえ、
古い記録に残っていますので、
全国にある、阿波が元の地名は、
阿波からもたらされたということ。

そういうことになるのかな。

都は、奈良に行く前は徳島だった。
前も書いたように、

倭は阿波。
大和は奈良。

同じ読みがヤマトでも、
場所が違うのです。





常識と違うから面白いのだ


私が、古代史実を
白日の下に晒すことは出来ません。
が、私が徳島に引き寄せられた理由。

私たち日本人が、
受けた教育とは全く違うストーリー。

作られた歴史なのか。
隠された歴史なのか。
はたまた、
ただ単に忘れられただけなのか。

分かりませんが、
神社遺跡、古い公記録。
地元や全国各地に残る伝承。

照らし合わせた時、
まんざら作り話とも思えない。

それが、私が惹かれた徳島の魅力です。

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本日も、
最後までお読みいただきありがとうございます。









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