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認知機能を改善する社会参加の方法??

こんばんは!!仕事が立て込んでおり約10日ぶりの投稿です。
そんな間にもフォローしていただいた方々、ありがとうございます!!
とても励みになります。

さて、皆様は認知症予防と聞けば何を思い浮かべるでしょうか??
運動に始まり、食事、睡眠など認知症予防に良いとされている方法は多岐に渡ります。


WHOが提唱する認知症予防-修正可能因子と修正不可能因子-

近年、WHOは認知症予防施策における認知症予防ガイドラインの中で認知症予防の修正可能因子と修正不可能因子を提唱している。簡単に言えば修正不可能因子は年齢や性別など生れてから変えることのできない事実に関するものを示している。一方で、修正可能因子は、努力次第で認知症予防に寄与する可能性がある項目を指す。一般的に修正可能因子には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、運動習慣、食事、教育歴、社会参加の7項目が挙げられている(WHOガイドライン、2019)。

https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/column/opinion/detail/20200410_theme_t22.pdf

認知症予防と社会参加

では、WHOガイドラインで提唱されている修正可能因子と作業療法についてもう少し踏み込んで考えてみる。作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。以下のサイトに詳しい記載がある。

つまり、作業療法では、人々ができるようになりたいこと、できる必要があること、できることが期待されていることに対して介入をして、社会参加を促進する。この社会参加と認知症発症には関連があるとされており、社会参加が少ないこと、社会交流が少ないこと、孤独であることが認知症の発症率を高めるとされている。しかし、認知症の発症率が高まる危険性については、システマティックレビューを通してエビデンスが報告されているが、社会参加が促進されること、社会交流が高まることなどが認知症の発症だけでなく、MCIから健常への改善を促進する点については、まだまだ確かなエビデンスがないことが課題である。

社会参加をどのように高めると良いのか?

そもそも、上述の流れに沿うとMCI高齢者の社会参加が促進されると認知機能が改善されるのか?さらに踏み込めばどのように社会参加が促進されると認知機能が改善する可能性が高いのか?実は、tamagokakegohanはこの2点についての研究に没頭している。この2点については、現在論文を投稿するために準備を進めている。論文が投稿されたらぜひ皆様にも読んでいただきたいと思っています!!


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