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感想 映画ドラえもんのび太の地球交響楽(シンフォニー)

毎年恒例こちらの映画!!

最初、このタイトルイラスト見た時に思ったんですよ。
『ドラえもん』のキャラクターをわかっている人はみんな思っているはず。
しずかちゃん、バイオリンを下ろされてるwww
「テーマは音楽か~」って感想より、そっちに目が行きましたもん😅

私と高1娘、中1娘、小2息子で観てきました✨
実は
前日に終業式終わりの高1娘が友達と一緒にドラえもんの映画を観たらしい。
「え?じゃあ一緒に行かない?」
と聞いたらもう一回観るとの事。
なんでよ🤣
いいけど🤣

私が休みの日に朝早く起きるのが嫌で悩んでて、前日の夕方に急遽予定決めたから別に事前に観たのは全然いいんだけどね。
まさかもう一回観る選択肢があるとは思わなかった。
いや、高校生同士でドラえもん見に行くとは思ってなかったわ😅
付き合ってくれた友達もありがとうね😆

さて、ここからはネタバレ感想になります。今回はストーリー進行が大体わかるように説明しています。
映画を観た人、一緒に楽しみましょ~♪
観てないけどネタバレしてもいいよって方も楽しんでってください♪





Story

学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太。

その前にあらわれた不思議な少女・ミッカは、のび太の吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入り、音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂”にドラえもんたちを招き入れる。
ミッカはこの殿堂を救うため、一緒に演奏をする音楽の達人【ヴィルトゥオーゾ】を探していたのだった!

ひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って楽器を選えらび、ミッカと共に演奏することで、少しずつ殿堂を復活させていくドラえもんたち。

しかし、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫まってきて、地球にも危機が・・・!!

はたして“音楽の未来”、そして地球を救うことができるのか!?

映画『ドラえもんのび太の地球交響楽』HPより

フラグ装置

ドラえもんのひみつ道具って、使える時も、故障している時も、絶対こうなるっていうフラグ装置じゃないですか。

道具の効力は絶対で、効かない人・ものはない。
効かないとすればその理由があるし、何故か使えないって事はない。
反対に、物語の進行上“都合よく”使えたとしたら、それにはちゃんと理由がある。

ちなみに、その理由に“ご都合主義だ”ってケチつけるのはナシね。【少しフシギ】な話にそんなこと言うのは・・・ネ🤫♥

この絶対のルール
そのフラグ回収をどうするのか、どうなるのか。
それを毎回考えながら観ている。

因みに、1番好きなフラグだったのは、2020年公開の「のび太の新恐竜」
キューとミューのやつ。

さて、まずは今回のひみつ道具

始まりはいつも・・・の?

ちょっと今までのドラえもんらしからぬ古代壁画のパーンで伝承を追いながら本編へ入っていきます。
最初のシーンでの映画のゲストキャラへの布石です。
古代地球へ隕石が落ちてきて、その中には赤ちゃんと笛が・・・

所変わって、のび太たちの教室。
リコーダーが苦手なのび太はいつも高音が出ずヒョロ~♪って音。
ドラえもんに泣きつき
なんやかんやあって
『あらかじめ日記』なるひみつ道具をゲットします。

学校の様子、町中の描写が、なんだかいつもより“音が出るもの”にフォーカスされてる演出。あと、電線が5本ですずめがとまっていて五線譜になっていたり。

〜〜〜〜〜
ちょっと横道それますが、今回のタイトルロゴ
のび太の「た」のフリガナが「犬」🐶の位置にあるのですが、これ、のび太が良くここに点を打ち間違えるんです。
これに気づいたのは高校生の娘だったのですが、のび太のエピソードと共に教えてくれました。
親子で立派にドラえもん好きですね😊
〜〜〜〜〜

ドラえもんの音楽に関するひみつ道具といえば、私が好きなのは“ムード盛り上げ楽団”
こちらも出てきます。
4人それぞれが持っている人形たちも演奏に参加するんだけど、タンバリンがどう見ても芸人のゴンゾーだった😆
「あのタンバリンさばきは間違いなくタンバリンマスターのそれやねん」って心の中のミルクボーイがでてきたよ。

ミッカという不思議な女の子に出会った直後、招待された夜の学校の音楽室から不思議な声が・・・5人は意を決して不思議な扉をくぐります。
その先は“ファーレの殿堂”と呼ばれる人工衛星の様な建造物。
なんと、地球のすぐそばにあるのです!!

ちょっとだけ「いや、引力大丈夫なの」と思ったのはナイショ❤

音楽室でエリーゼのためにを弾いたり、音楽家の肖像画がやけに力をいれて描いてあったり・・・
そのフラグがここから回収されます。

ミッカという女の子はコールドスリープから目覚めた人間(宇宙人)ですが、ファーレの殿堂(以下殿堂)にいるのはモーツェル、バッチ、ワークナー、ヴェントー・・・その他にもいっぱいいるのは人ではなく、すべてロボット。

墓守のタキレンからの情報により、ミッカはこの殿堂を作った人達の最後の生き残りだと告げられる。

タキレンのキャラ造形は滝廉太郎に激似

薄々気付いていたと強がるミッカ。
結構ドライな表情と声の直前に、のび太の服をそっと掴む動作

ミッカの健気さとのび太への信頼が見て取れます。

ここはむしろドライな対応であればある程!!のび太の服を掴む動作が!いきる!!

殿堂が本格的に稼働するにはファーレ・・・地球でいう音楽のエネルギーが必要で、5人はそれぞれ選んだ楽器でエネルギーを作り出して殿堂という街を復活させて賑やかにしていく。という構造。

楽器を選ぶ時
しずかちゃんがパーカッションの理由が『運命の赤い糸』というひみつ道具によって決まった事が分かり、なんだか一安心しました😆

一つのエリアがファーレのエネルギーで満たされると、次のエリアが現れてそこへ向かう・・・という構造なのだけれど、
中学生の娘は「なんかゲームしてるみたいだった」と感想を述べていました🎮
確かに、私もあの流れは『聖剣伝説~legend of MANA~』を思い出したもんな。霧が晴れるかんじとか想起させた。

急に出てきた伏線!?

ミッカの惑星を滅ぼした原因。
それは音を嫌い、音をなくして世界を食い尽くす“ノイズ”の襲来だった。
そしてそのノイズの脅威は地球へも・・・
ノイズは音楽を嫌い、音楽に触れると姿を消す。
しかしノイズを倒すには、殿堂のファーレエネルギーをフル稼働させないといけない。それには、ミッカの惑星に伝わっていた“笛”が必要。
そしてその笛は、4万年前に地球へと脱出させた、ミッカの双子のきょうだいと共にあるという。。。

急に双子設定出てきたな!?と思ったけど、よくよく考えたら1番最初の地球へ落ちてきた女の子の伏線回収されてなかったのよね。ミッカはコールドスリープしていて、この殿堂に住んでいた。
そしてここで気づくんです。
「やっぱりあのこ関係あるのね」
実は物語当初から、プロモーション映像と共に流れていた「歌姫Mina」の存在。
絶対どっかで登場するよなぁと思っていたら、まさかの地球へ落ちたミッカのふたごの子孫!!!
この子はこの子で格好良くて、彼女のライブ行ってみたい😆

今回のNo.1演出

歌姫ミーナから笛を受け取り、いざ殿堂へ。
ミッカの笛だけでなく、のび太のリコーダーも活躍し、殿堂はノイズへ対抗するためのフルパワーで迎え撃つ。
殿堂に住んでいる全てのロボット、ミッカ、のび太達で演奏を始める。
はじめはノイズを押していると思っていたが、ノイズの抵抗によりのび太達が殿堂から宇宙空間に放り出されてしまう。

宇宙空間へ放り出されてしまうのび太。
あ、ご安心を🤚
定番のテキオー灯(適応灯)の光を浴びていますので、宇宙空間でも生きられます🔦
注目するべきは宇宙空間へ放り出された描写。

この映画始まってから、ずっとセリフと音響のバランスが気になってて、音響がやや大きめな気がするのは、自分の体調なのか、なんだろうと思っていたら………

放り出されたら、音がいっさい流れなくて
完全無音
映画館で
無音
放り出されたのび太がもがいて
辺りを見回して
叫ぶ描写(声はなく無音)
聞こえない
「音が聞こえない!?」
というのび太のセリフのみ聞こえ
その後は
『ドラえもーーーん』
と叫んでる描写
でも聞こえない
観客には完全無音

どれくらいだったんだろう。映画館のあの施設で。音楽も台詞も聞こえない完全無音。

今まで音楽の音響調整が大きい気がしてるのは
これのフラグなんじゃないの!!!???
っていう位の衝撃。

3月1日公開で、いくら土曜日でも朝イチの上映回は人数少なくて、私達含め4組だった。それが幸いしたのかもしれない。

全くの無音

観客の声も聞こえない

のび太と一緒に宇宙空間を体験している様で、すごくゾクゾクした

宇宙空間でドラえもんが慌てて出して散らばった道具たちがぶつかり。
ドミノ倒しの様に時空間チェンジャーにぶつかり、スイッチが入る。

音が聞こえるようになる。
と、同時にのび太たちの演奏だけでなく、地球に住んでいる人達の生活音も音楽のように響き、溢れ出す。
包丁で食べ物を切る音
いろんな国の人達の“切る音”がビートを刻んでいく。

この音楽が始まる演出
2014年放送のドラえもん誕生日スペシャル
「地底100マイルちょっとの大作戦」
の中で歌われている曲の演出を思い出した。
~~~~~
【少し調べたが、どうやら曲名もなしの14年放送の為だけに作られた挿入歌らしい?少し長いけど説明】
潜地艦で地面に潜っていく時の挿入歌なのだが、
地面をはつったり掘る音が使われ、さらにその音の擬音語と『泥・砂・砂利・石・砂鉄・岩』『石炭・木炭』などの言葉をリズミカルに歌い合わせていく。
~~~~~
この曲が好きで、この年の放送回をずっと残していたほど。今調べて放送年を見てびっくりしたもん😅

何故か宇宙空間でも音が聞こえ、それどころか地球の音さえものび太達がいる場所にまで響く様に聞こえる。
殿堂で奏でられる音、のび太達の音、地球の音全てが一緒に。
その地球交響楽は、ノイズをかき消したのだった………

さて、何故音が聞こえて、みんなの声が響く様に聞こえたのかは🤫

ただ一つ、少々苦言を述べるのなら・・・
あれは、私は“空間の合成”だと思うのだけれど・・・😅

最後に

キーアイテムとして人類最古の笛が出てくるんだけれど、物語中で紹介されているように本当にあるのね。

ただ、本物は“ハゲワシ”作中は“白鳥”
まぁ、クラシックと繋げるには白鳥の方が適任だし、イメージとしても・・・申し訳ないけど、ね😅


いやぁ・・・ちょっと書くつもりが4000字超えてしまった💦

あとね、余談なんですけど、最後の皆のハーモニーの所で『夢をかなえてドラえもん』の一節が流れるんだけど、聞こえた瞬間目が潤んだ。
あれみんなで歌われてたら号泣する所だった。一節だけだから耐えられた・・・
『夢をかなえてドラえもん』は私の涙腺スイッチみたいで、心が不安定な時に聞くと泣いてしまう。
わかる人いるかしら?


さて、本当におしまい!
趣味の感想に関するnoteはこちらにも

子供達と行った映画としては去年秋のすみっコぐらしの感想があります。

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それではまた(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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