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とっておきの伊勢志摩 2 この後ろ姿は、あの・・・

さあ、ここで問題です。この2体の銅像は、だれの像でしょうか?

夕闇迫る伊勢市倉田山公園野球場。いまは、地元の外食産業大手が命名権を取得して、「ダイムスタジアム伊勢」と呼ばれています。サブグラウンドでは、すぐ近くにある皇學館大学の硬式野球部が、張りのある声を響かせながらウォームアップに取り組んでいました。

球場前にあるこの2体の銅像は、1930~40年代のプロ野球草創期に活躍し、今や伝説的存在となっている二人の投手。右が阪神の西村幸生投手(厚生小→山田中→関西大出身)、左が巨人の澤村栄治投手(明倫小→京都商→巨人)です。なんと、二人とも伊勢出身なんです!!

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西村投手は阪神の「主戦」そして「酒仙」投手として名をはせ、かたや澤村投手は日本プロ野球投手最高の栄誉である「沢村賞」に名を残す伝説的名投手。惜しくも、二人ともアジア太平洋戦争で命を落としました。

西村投手の実家は、いまも伊勢神宮外宮前にあり、鰻店を営んでいます。西村投手をしのんでお伊勢参りのかたわら訪れる人も多いようです。また澤村投手のほうは、ボールをかたどったお墓が宇治山田駅近くの墓地にあり、お忍びで多くの名投手が墓参に訪れていると聞きます。近年ですと、広島カープやメジャーリーグで活躍した黒田博樹投手が訪れたという話を聞いたこともあります。

わたしは中日ファンなのですが笑、やはり伊勢志摩や松阪など、三重県南部出身の選手には肩入れしたくなりますし、この二人は誇りです。伊勢を訪れる野球好きの方は、ぜひ一度訪れてみてください。


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