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【読書日記】 「一生サビない脳」をつくる生活習慣35 を読む
齋藤孝さんの本を読みたいと思いつつ、今になってしまいました。帯には、斎藤流大人の「脳活」決定版とあり、斎藤さんの体験から学びたく、読みました。
第一刷:2020年5月1日
発行元:株式会社 ビジネス社
著者:齋藤 孝
内容:自宅でできる ひとりでもできる 30秒の空き時間からできる
いつでも、何歳からでも始められる 時間をかければ、さらに効果が高まる
齋藤流大人の「脳活」決定版!(Amazonより)
最も心に残った「自画自賛力」ということば
「自画自賛力」ということばは、齋藤さんの造語です。
自分の心のうちで、自分自身に「いいね!」をこっそりつけるような感覚だということです。「隣の芝生は青い」を卒業し、自分で自分を称賛する。
この「自画自賛力」を齋藤さんは常に意識されています。
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例えば、齋藤さんが講演会で話され、会場のウケが悪いことがあったそうです。その時に、お客さんのノリが悪いと他人のせいにしたところで自分の気持ちは盛り上がらない、そうではなく、「みな、心の中では大爆笑なんだろう」と考えるそうです。まずは自分で自分のことを褒め称えることが大切だというのです。「なんだかわかるなあ〜」と思いました。私の場合に置き換えると、私だったら、会場のウケが悪いと「私の話がわかりにくいのだろうか」「緊張してうまく伝えられなかったなあ」と自分のせいにすることが多いです。自分のせいにしたところで、いまさら結果は変わらず、気持ちもどんよりしたまま。そんなふうになるならいっそのこと「自分の気持ちを一生懸命伝えようとしていたからマル」などと自分を褒めてあげることで心が穏やかになるのですね。
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この「自画自賛力」のお話には続きがあります。
とても重要だと思ったので、引用します。
自画自賛力を上げていくと、自分のモチベーションも自然とアップするというのです。そして、人は人、自分は自分と割り切れるようになるのです。こうなると、何が起こるか。他人のいいところも、素直に認められるようになります。
ビートたけしさんや羽生善治さんは、若い世代の後輩を高く評価されるそうです。「自分は自分という境地を極められたからこそ、嫉妬心や虚栄心から解放されるのではないでしょうか」とのことです。
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そういえば、こういったことは私自身にも当てはまっていると思いました。
私はこの2、3年の間に、今の仕事について深く見直しをしました。
自分にできていることは何か、できていないことは何かを整理することで、これからの仕事の仕方の方向性が見えました。
マイナスのことを考えるよりもプラスのことに目を向けて、「自分にはこんな強みがある」「これまでの蓄えた力は社会で求められている」と「自画自讃」することで気持ちが随分と前向きになりました。また、具体的な準備も進めることができました。
私のしていたことは、齋藤さんの推奨される「自画自賛力」だったのだと思うと、嬉しいです。
非常にわかりやすく、読みやすい本だった
日本語ブームを作られた齋藤さんの文章は、非常にわかりやすく、読みやすいものでした。
内容も齋藤さん自身の体験をところどころに入れておられるので、テンポがあるのです。
ここには、齋藤さんが推奨される「スピード感」「ドキドキ感」「思い込みを取っ払う」などのメソッドが集約されていました。
元気が出ました。
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