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【読書日記】 「70歳の正解」を読む

「定年ひとり起業」の著者である大杉潤さんが推薦されている本です。和田秀樹さんには、老年期についての多くの著書があります。その中で、今一冊読むなら、この「70歳の正解」とのことで、読んでみました。


第1刷:2022年7月25日
発行元:株式会社 幻冬社
著者:和田 秀樹
内容:いつまでも若々しい人でいるか、一気に老け込むかは、60代から70代にかけての生き方で決まる。「老後にコレステロールは必須」「運動は〈走る〉より〈歩く〉」「仕事と勉強は死ぬまで」等々、老年医学の第一人者が「老いを遅らせる正解」を大公開した『老後は要領』を大幅改訂。健康で、人間関係にもお金にも追い詰められない「最高の老後30年」を送るための決定版。(Amazonより)


「極端でないこと」を心がける

ベストセラーを出している作家さんたちは、ご自分の研究をもとにいろいろな説をうたっておられます。

例えば、「食事は3食しっかり栄養を」というものもあれば、「1日3食は食べ過ぎ。だから太るんだ」というものもあります。
そのような説を読んだり、聞いたりするたびに「ふんふん、そうなんだ」と納得してしましいます。
しかし、食事に関することだけではなく、何に対しても「極端であること」はあまりよくないだろう、と考えるようになりました。

そこで、いろいろな説も自分なりに取捨選択、「極端でないこと」を心がけようとこの本から学びました。具体的には次の3つを心がけようと思いました。

  • ほどほどの運動
    「人間の体は、1日8〜14キロは、歩くことを前提にできている」という説もあるそうです。私は毎日20分程度の早歩きをしているので、このまま継続したいと思います。また、片付けなど家事については、めんどくさいので、いくつか用事をまとめて後からいっぺんに片付けるというやり方から、その都度片付ける方法に変えました。ちょこちょこ動くことになり、歩数を稼ぐことができ、いつも片付いている状態を目にし、小さな達成感を味わうことができます。

ウオーキングでほどほどの運動を


  • 「70点主義」で即決する
    この本では「60歳を超えたら、人生60点主義で即決」とありました。
    私は現在50代後半なので、差し引いて「70点主義」でしばらくは過ごし、徐々に60点主義に移行していこうと思いました。

    これまで「何をするにもぬかりなく、時間をかけて十分なものを」という主義だった私は、そのせいでしんどい経験をしてきました。

    最近は、「時間も限られてるしなあ〜」「今やっておかないと、あとで後悔しそうだな〜」などと考えるようになりました。
    そこで、「自分のイメージにほぼ近いものができたら、100点でなくてもOK」と今は思います。「70点主義で即決」し、とにかく「実行する」ことを目指します。


「70点主義でいいんだよ」「そうそう」


  • 芸術的な趣味をひとつ
    「芸術的な活動によって、感情や情緒を表現すると、ストレスを発散することができる」ということです。

    私は、美術館の作品や建築を見ることが大好きです。
    自分で創作して表現活動をすることはないのですが、鑑賞することで心が洗われたり、うっとりして気持ち良くなったりし、私なりに感情や情緒を表現していると言えます。

    家の中でできる趣味という点では、創作活動をするのが長い目で見るといいように思いますが、なかなか・・・。
    でも、美術館に出かけるときには、「何を着ていこうかな」「カフェでは何を食べようかな」というおまけもついてくるので、私にはちょうどよい趣味です。

美術鑑賞で感情表現


「死ぬまで勉強の正解」ということばが身にしみる

「勉強は最高の脳の健康法」であり、「脳だけでなく、体の健康維持にもつながります」ということです。

私はもともと、勉強することが好きで、常に何かを学んでいるように思います。
仕事においては、障害に関する研究や指導についての考え方など、普段から新しい情報をキャッチし、頭の中を更新しています。
本を読んだり、セミナーに参加したり、動画を見たりすることで、実際の指導に多くを活かしています。
「仕事をしている限りずっと、いくつになっても勉強は必要であり、また、し続けるものだ」と若い頃から思ってきました。

私の第二ステージの事業立ち上げに向け、また新たな勉強をしています。
避けて通ってきたホームページ作成に取り組んでいるのです。
SNS、起業についても新しい情報を本から学んでいます。

趣味では、英語や美術に関する勉強をしています。勉強することによって、「頭を使ってるなあ」と強く思う時があります。
納得と理解と集中の3つがそろった時なのでしょうね。
その先には感動もあります。

そうすることで「感情を老化」させないことにつながるのでしょう。
ぼちぼち、私のペースで、ずっと勉強していきたいと思います。

仕事でも趣味でも「死ぬまで勉強」


私の第二ステージを考えるのに力をくれた本です

この本は、「70歳」だけではなく、今から70歳に向かっていく人たちにとても役に立つことが書かれていました。若い人にも読んでもらいたい”人生訓”のようなことも書かれていました。

定年後の仕事についてもいくつか選択肢があることを紹介しています。
私は定年後、ひとりで小さな事業をしようと計画しています。
ノーリスク、ダメもとで、でも、人の役に立つ仕事をスタートさせたいのです。

本書の唱える「死ぬまで勉強」という言葉が私に大きな力をくれました。
70点主義でぼちぼちやりたいと思います。

第二ステージに向けて力をもらいました


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