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変わっていく母 2

地域包括支援センター

このままでは母の生活が大変なことになる。漠然とした焦燥感がありました。わたしだけでは、もう限界だ。「地域包括支援センター」に相談した。

「地域包括支援センターと介護予防センター」
札幌市では、高齢者の皆さんが、住み慣れた地域で自立した生活を続けられるように、介護予防支援の拠点となる地域包括支援センターと、介護予防センターを設置しています。これらのセンターは札幌市が設置し、社会福祉法人などに運営を委託している公正・中立な機関です。
      ※札幌市ホームページより一部引用

部屋の掃除や、デイサービスなどの、介護サービスを受けるには介護認定してもらうことが必要。担当者が家まで来てくれて、母と面談することになった。

介護認定の面談

この時注意すること。高齢者は他人に会うと普段よりもちゃんとしてしまうことがある。いつもできないことを「できる」と言う。質問のへの受け答えもしっかりできる。そのため介護認定できなかったという話もあるのだ。

わたしは同席したので大丈夫だったが、やっぱり母はいつもよりしっかりしていた。担当者の方も「とてもしっかりしていますね」と言っていた。
母のプライドなのか、本当に自分はまだ大丈夫と思っているのか、「できない」という言葉は出てこなかった。

部屋の様子やわたしへの聞き取りで、介護認定をしてもらった。
要支援1。日常生活にサポートが必要。母は、掃除とデイサービスをお願いした。

が、しかし一つ問題が。それも大きな問題。母が他人に掃除してもらうのが嫌だと言う。自分でしない、できないくせに。(口が悪いくすみません当時の気持ちです)デイサービスにも行きたくない。

母の説得という一番大きな仕事が待っていたのだ。高齢の親を持つ人がいつかは通る道なのかもしれません。

わたしはひとりっ子。わたしがやらなければ。当時のわたしは、かなり肩に力が入っていました。


今は施設にいる母のこと。備忘録として綴っています。


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