見出し画像

呟き:受動型ASDの私の人付き合い

はじめに

今回の記事は、Twitterでたびたび呟いていた
受動型ASDを持つ私の人付き合いの特徴
について述べていく。

当事者目線で
私の人付き合いにどのような特徴があるのか
人付き合いがうまくいかない理由について

私なりの考えや
今後の課題、取り組みたいことについて
書いていこうと思う。


Ⅰ.私の人付き合い特徴リスト

  1. 基本態度は受け身

  2. 相手から反応があれば、反応を返す

  3. 自分から積極的にアクションを起こさない

  4. 相手からの押しに弱い

  5. 『来る者は拒まず去る者は追わず』というスタイル

  6. 誰かともう二度と会えなくなっても、「寂しい」とは感じてもあまり気にしない

  7. そもそも付き合うのが面倒、億劫に感じる

  8. 相手のネガティブな反応を想像してしまい、引っ込み思案になる

  9. 『こんなことを言っていいのだろうか?』と考えてしまい、結局言い出せずに終わる

  10. 一度環境が変わってしまうと、疎遠になってしまうことが多い

  11. マメに連絡ができない

  12. 相手との距離感が分からない

  13. 親しい人とそうでない人に対して、温度差がある

  14. 親しい人に対して執着しやすい

Ⅱ.人付き合いにおける私の主な特徴解説

①態度は基本受け身

私自身、あまり自分の方から
相手にアクションを起こすタイプではない。

アクションを起こすとしても
ごくたまーにである。

反対に、相手からメールやLINEが来れば
きちんと返信する。

メールやLINEも自分からあまり出さない。

自分からマメに連絡することが得意ではない。

こういうところが
「受け身」なんだろうなとは思う。

②相手との距離感が分からない

相手との距離が遠いと
どう付き合えばいいのか
分からなくなってしまう。

相手との距離感がうまく測れない。

相手との距離の取り方が分からない。

毎日顔を合わせたり
毎週決まった頻度で会ったりなら対応できるが

相手が普段遠いところに住んでいて
滅多に会わない/会えないなど
距離が物理的に遠い
自然に疎遠になっていく。

普段の時でも、例えば職場でどこまで
相手と距離を突きつめればいいか分からない。

質問や報告をしようにも
相手が忙しそうにしていたり
相手が不機嫌だったりなどすると

私はかえって気を使って後回しにしてしまう。

そういう時は「何ですぐに相談しないの?」
と怒られる。

逆に分からないことがあるので
色々質問すると
「少しは自分で考えて」と怒られる。

これはタイミングの悪さも関係してくる。

③疎遠になりやすい

②の「相手との距離感が分からない」
関連している。

学生時代や勤務先で親しくなった人達とは
一度環境が変わってしまうと
疎遠になりやすい。

頻繁に会うわけでもないため
だんだん連絡を取らなくなり
フェードアウトする…事はしょっちゅうだ。

④親しい人とそうでない人に対して、温度差がある

以前勤めていたホテルで
同僚からこんな指摘を受けたことがある。

「文月さんは他人に対して興味の差が激しいところがあるよね」

同僚曰く
親しい人にはすぐに反応するけれど

そうでない人に対しては
素通りもしくは無視する傾向がある
らしい。

すぐ近くにいるのに
素通りすることがしょっちゅうだと言われた。

これは私自身自覚していなかったので
指摘されてショックだった。

また、私は苦手な人に対し
過剰に緊張してしまう
傾向がある。

特に

  • いつも不機嫌な表情を浮かべている人

  • 無言で圧力をかけてくる人

  • 言動のキツい人が苦手である。

過剰に緊張してしまい
その結果、避けてしまいやすい。

⑤人付き合いは疲れる

人付き合いは煩わしい…

受動型あるあるだが
受動型はおとなしくインドア
話すこともあまり得意ではない。

また、空気を読みやすい傾向もあるため
相手に気を使ってしまう。

私は誰かと会うことは嫌いではないが
付き合っている間は内心

『あれ、私今変なこと言ったかな?』
『余計なこと言って怒らせないかな』
『何話せばいいかな』

などとあれこれ考えてしまう。

これは
友人や職場の同僚に限らず
実家の家族に対しても同じ
である。

友人と遊んだり
実家に帰省したりなどの後は
疲れてベッドに直行することが多い。

Ⅲ.人付き合いについて考えた

そもそも、ASDは認知や想像力のズレから
相手の『反応』を色々妄想してしまいがちだ。

『変に思われないかな?』と
妄想して不安になったり

『嫌われている?』と
勝手に思い込み、落ち込んだりする。

相手の反応に対する恐怖心が
定型と比べると強い
のだ。

恐怖心を反芻して、その結果
ますます相手と接することが怖くなる。

私は小さい頃から空気が読めなかったり
思ったことをそのまま口にしたりなどと

失言や失敗が多く
親をはじめとした周囲から
怒られてばかりだった。

また、私は自分の伝えたいことを
周りになかなか理解してもらえなかった
という経験もある。

自分の気持ちを分かってもらえない
という苦い経験を繰り返しているから

「誰も私の気持ちを分かってくれない」と
相手に対し、内心どこかで信頼できない。

Ⅳ.まとめ

大勢で過ごすことは嫌いではないが
やっぱり1人の方が好きだ。

受け身はラクだと感じることはある。

だが、時には自分から
アクションを起こさないと
チャンスを逃してしまうことも多い。

だが、相手に対する恐怖心は未だ強いし
つい他人の目が気になる敏感さもある。

まだまだ課題は多いが
人付き合いやコミュニケーションについて
私も色々模索しながら取り組んでいきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?