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【読書感想】「変な家」の文庫版が出てたので読んでみた

ここ数年、本屋に行けば必ず平積みされている話題の本、「変な家」の文庫版が出ていたので買ってみた。

結論から言うと、すごく面白いハイテンポミステリー小説だった。

あらすじ
購入を検討している家の間取りが何かおかしい、という相談を受けた作者が、その間取りについて考察、推測、調査を行っていくお話。


感想<ネタバレ注意>

謎の提示から推理までのテンポがかなり速いので手が止まらず最後まで読んでしまった。
間取り図含めて良い塩梅で図を使った説明が入るので、理解しやすく、ミステリー好きならだれにでも進められる良い作品だと思う。

話の構造上、すべての謎に証拠が出てくるわけではなく、作者の推測や考察で締められる本作は、読者側の解釈で別の話にもなりえそうだ(現に文庫版のあとがきでは別の推測が追加されていて、読後感に影響の出てくるような凄い内容)。

つまりハードカバー派もラストは改めて楽しめる仕様になっているのだ。

と、色々とべた褒めしたのだが、簡単に一言で言うなら、
「気になっている人は面白いからすぐに読んだほうがいい」
そんな小説でした。

そしてここから怖いのは、映像化される映画のクオリティに不安しかないってことなんだけどね。



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