・「2025年問題」で取り組むこと、今から考える両親の老い、知ってもらいたい介護業界こと
manoがホントに話したかったこと、
介護のお話。
『介護で話そうよ』 No.1
私は介護の仕事をして13年目になります。
私が絶対やりたくなかった仕事です。
私の母が「大好きな仕事🥰」と言っている
介護のお仕事。
そして、私が唯一続いているお仕事。
私が資格を取ろうと思ったきっかけは
東日本大震災です。
誰かに必要とされる仕事がしたい。
と心から思ったのがきっかけです。
当時、勉強をしたくない私が、
一番早く取れる資格が介護福祉士でした。
状況的にも都合が良かったこともあり、
これは取るしかないと
決心したのを覚えています。
先ずは介護福祉士を取り、
介護支援専門員を目指しました。
はじめは特別養護老人ホームで働きました。
・介護の話を広めたい
一度だけ虐待を疑い地域包括支援センターに電話をした事があります。
その方は通報した2日後に緊急入院をし
亡くなりました。
通報は他にもあり対応しているとのことでしたが、間に合いませんでした。
介護業界は閉鎖的な世界に思います。
昔に比べるとかなり改善された部分はありますが、誰もが羨む仕事でも、若者に人気の職種でもありませんよね。
ある人が言います。
😶「子供が介護の仕事をしたいと言ってるけど、進められない。だって大変じゃない」
😶「介護の仕事をしてるの?大変じゃない」
そう、大変な仕事です。
でも、大変な仕事はたくさんあるし、
どの仕事も大変だと思います。
多分、他の職種と違う大変さを
皆んなは感じてるんです。
・介護の仕事を通して
介護は人間学です。
生活に寄り添った仕事を通して、
学ぶことがたくさんあります。
生きる活動の寄り添いです。
みんな歳を取ります。
私は仕事を通して、
人の生き方を客観的に考えられるようになりました。
性格的に「何でそんな風に言うの!?」など、
他者のことを理解できず、いつも自分と比較する癖がありました。
介護の仕事をすると、色んな方々の背景や生活様式を知る機会が増えます。
生活に寄り添う仕事だからこそ
見えてくるものがたくさんあります。
これ、会社勤めだと必要ないことだったり、
高齢になることは仕事に関係なかったりします。
医療も、寄り添っているのは病にです。
同じ寄り添う仕事も、生活に寄り添う必要はありません。
そして、医療はグンっと専門性が上がります。
世の中的にも職種の目線が上がります。
だって、
どの方も「生活」をしていることだから、専門性を必要としない仕事だと思わらているのではないでしょうか。
しかし、
みんな、どの方も歳を重ねて衰えるんです。
そして、衰えることをあまり知りません。
だって「衰え」は未来のことだから、どうなるか分からないです。
・叔母の話
叔母さんが言いました。
「歳とったら、こんなに大変なんかは知らんかった、分からんかったな。あの時、もっとお母さんに優しくすれば良かったなと思うよ。昔の人は早く亡くなったから、歳をとった人はあんまり知らんかったんよ」
知らんかったんや🙁
(過疎化に住んでいた叔母の話です)
確かに私もこの仕事をするまでは
高齢者のことは考えたことが
なかったかもしれません。
今は亡き叔母は、
最後まで、死と向き合っていました。
子供がいなかった事もあり、最後はひとりで生活をしていました。
叔母が残したノートには
"衰える事" や "死"
についてたくさんの事が書かれてありました。
(テレビや新聞で老後のことが書かれてあることを残していたんだな😮)
みんな本当に歳を重ねるんです。
そして、衰えるんです。
・みんなに知ってもらいたい
介護の仕事は
人生のラストへ向かう通過点、
それを、私は見せてもらってるいるような
気がします。
これって今、絶対関係ないことでも
絶対通ることだから、
みんなに知ってもらいたいと思うんです。
介護の仕事は楽しく、優しく、リアルなお仕事。
それをたくさん知ってもらいたいです。
そして、介護業界の魅力や質を上げて、
今とは違う業界を目指したいと思うんです。
たくさんの方々に「大変」以外の関心を持ってもらいたいのです。
2025年までに取り組みたい
manoの『介護で話そうよ』
これからもよろしくお願い致します。
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