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ヒトがヒトであるからこその悩み。骨盤と大地と足、脚のお話。

ども、義肢装具士の佑吉です。
庭の色んなエンドウ豆が育って食べごろです。

大地に根を張るエンドウ豆のように、ヒトも大地と繋がっている話をしていければと思います。

突然ですが、身体の歪みを見るのに、どこを最初に見ると手っ取り早いと思いますか?
整体などに行っている方は、イメージが直ぐに湧くかもしれません。

正解は骨盤、脊椎を見ることも大事で、よく見ますが、まずは骨盤の左右差を、ささっとみて全体を把握することをしています。
この骨盤、脊椎と下肢がつながっていて、ここが正常ではない場合、どこかにゆがみが出ていることがほとんどです。
そのため、まずは骨盤を確認するようにしています。

この骨盤、立位を取った時、左右の高さに差があるパターンだけでなく、前後に回って歪んでいることもあります。
これが厄介で、ぱっと見分からないこともあり、気が付いたら身体を傷めていたなんてこともあります。

この左右の差がなぜ生まれてくるのか?
それは骨盤と大地の間に有る「下肢」にゆがみがあるからです。

この歪み、物理的に左右の長さが違う場合があり、その時は、その差を埋めてやらないと、脊椎に異常をきたすことがあります。
この脊椎の異常は、側弯症になったり、軟部組織に影響してコリや痛みに繋がることもあります。
また、左右の物理的な長さの違いは、骨盤への影響だけでなく、膝関節や股関節にも影響を与え、片足だけO脚がひどかったり、股関節に痛みがでたりするなど、様々な所に異常を起こします。

また、物理的に左右の脚の長さに違いがなかった場合でも、例えばO脚の程度が左右で違った場合、骨盤に影響してきます。
これは、今までの生活の仕方が大きく表れるモノで、同じ動きを繰り返していいる方に見られることがあります。

このような左右の差が骨盤を歪め、その歪みが体幹をゆがめてしまい、コリや痛み、変形をさせてしまうのです。
そのため、立った状態での歪みを整えていくには、脚の左右差を無くしていき、そのためには、大地と繋がる足にアプローチすることが大事になるのです。

この足、もともと3次元的にアーチ構造をしているのですが、このアーチ構造が潰れると、足の剛性がなくなり柔らかくなることによって、安定性を失い、足関節や膝関節などに負担をかけてしまいます。
また、逆にアーチ構造がしっかりしすぎることによって、足の剛性が上がりすぎ硬くなることによって、柔軟性を失い、地面からの衝撃や、凹凸に対応しきれなくなり、関節に負担をかけてしまう、要するに、足のアーチ構造が崩れ、大地とうまくつながれていないことによって、身体に負担がかかるのです。

ヒトは二足で立って歩けるからヒトです。
そのため、大地に立った時にどういう状態になっているかを、しっかり把握し、整えていくことが、健康的に、将来の身体を作っていくことに繋がるのです。
ヒトはまだまだ、大地から離れることはできません。
立って歩く、ということにフォーカスして、身体を見直してもらえればと思います。

もし、足元のバランスが気になる方は、お気軽にご連絡ください。
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その他、足や靴、姿勢で気になることがあれば、頼っていただけると嬉しいです!

ではでは。

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