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都心3区の中古マンション成約単価が下落に転じました。不動産市況の潮目が変わりつつあるのでしょうか?

動画チャンネル【ファクトストック】では、首都圏の新築マンションと中古マンションの市場動向を毎月欠かさず配信しています。

2022年6月度、長らく上昇を続けてきた都心3区の成約単価の推移に変化がありました。前年同月比で-1.2%。わずかではありますが、下落に転じたのです。マイナスを記録したのは2020年6月以来、じつに24か月ぶり。ちなみに前月比は、3ヵ月連続でマイナスでした。
(4月から順に、-3.8%、-0.6%、-2.0%)

コロナでテレワークが浸透。「住環境を整えたい」というマイホーム需要の高まりと、一方で対面を避けたいがための売出し物件の減少が相乗効果のような形となり、住宅の価格相場は一本調子で上げてきました。しかしながら、首都圏市場の先行指標とも成り得る「都心部の相場が下落に転じた」ということは、不動産市場の潮目の変化が迫っていることを意味するのでしょうか。

ここからは、数値の詳細を確認しつつ、今後の市況を見ていく上での留意点をまとめてみたいと思います。

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