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誇りを持って生きる

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動物としての人間の持つ卑しさを乗り越えて、ひとりの自立した人として誇りを持って人生を主体的に歩む事をテーマに、日々感じてきた事を言語化した記事を集めます。
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2022年7月の記事一覧

「宗教って何?」

「宗教って何?」

宗教とは行動様式のこと。宗教ってなんなんでしょう?
ネット上には、様々な定義がありますが、まとめてしまうと
「何らか大いなる存在により、人間の生活目標と取り巻く状況の意味と価値を普遍的、永続的に説明できるという信念の体系」
という事のようです。

しかし、私にとって最もしっくりきたのは、社会学者のマックス・ウェーバーによる

「宗教とは行動様式のことである」

という定義です。
つまり、人間の行動

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「事勿れ主義をやめよう」

「事勿れ主義をやめよう」

事勿れ主義「事なかれ主義(ことなかれしゅぎ)は、事を荒立てて波風が立つことのないよう穏便に取り計らおうとする人、とりわけ、そのために問題や面倒から目を背けるような消極的な姿勢をとる人を意味する表現。

事なかれ主義は、「寛容な平和主義」と捉えられなくもないが、大抵の場合は「改善のために必要な変化を恐れて行動しない」というようなネガティブな意味を込めて用いられる。自分では平和主義者と認識しているが周

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「協調か?同調か?」

「協調か?同調か?」

横の弱みと縦の弱み、特に、見失い人である横の弱み持った人間が複数集まると同調を求め合うようになるのは自然な事です。

よく、同調圧力といいますが、縦横の弱みに囚われた者同士が求め作り上げてやめられなくなるものと私は考えています。

日本は同調圧力が強いといいますし、実際に感じる場面は非常に多いです。就職活動の服がなぜこぞってブラックスーツになってしまっているのか?私には全く理解できませんが、社会全

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「横と縦の2つの弱みを克服する」

「横と縦の2つの弱みを克服する」

横の弱みと縦の弱み弱みには横の弱みと縦の弱みがあります。
生まれ持った身体や性能の良し悪しを誰かと比較した強み弱みに囚われていたり、それによって劣等感優越感を抱いているとしたら、まさにそれが真の弱みです。

横の弱み:見失い人

つまり、誰かが作った物差しや自分自身の身勝手な物差しによる、他人との比較優劣に囚われて自分を見失い、いつまでたっても今の自分が何者なのかがわからないという、横の弱み。

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「私の”より良い自分“」

「私の”より良い自分“」

“より良い自分”だけでは漠然としているので、普段色々と意識している事を言語化してみようと思います。
要するに”今が1番“であるよう、

出来ないことが出来るようになる。

出来ることがレベルアップする。

問題を予防/緩和/解決する。

退化劣化が停止/緩やかになる。

そして家族/仲間と共に。

ということなのですが、普段の思考や行動は全てこれらの事に繋がっています。



問題(不安など)の

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「より良い自分であるために」

「より良い自分であるために」

”より良い自分“を意識し始めたのは、思い起こせば27歳のころ、つまらないプライドを捨て、今以前の過去の自己正当化(その時に頭に浮かんだ言葉は、過去の自分による呪縛)をやめない限り成長できないと気づき葛藤し断ち切った日からとすれば、かれこれ30年。紆余曲折を経ながらも、また加齢による肉体劣化とも対峙しながらも、なんとか間違いを正しながら進化してきたし、今も現在進行形にあり、死ぬまでそうあろうと思って

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「誇りをもって人生を歩みたい」

「誇りをもって人生を歩みたい」

中野信子さんの足を引っ張り合う日本人に関するコラムをきっかけに、子供の頃から感じていた色んな想いが溢れてきました。

想いは言葉にすべきと思い、数回に渡って口はばったいシリーズ記事をあげてきましたが、一連の記事を綴りながら強く意識したことは、「私は、誇りを持って人生を歩みたいし、一瞬たりとも奴隷に堕ちるような事にはなりたくない。」という強い思いを新たにした事です。

より良い社会のために行動する、

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「セルフコーチング」

「セルフコーチング」

私が心の底から尊敬し、お付き合いしていてもとても楽しい”本当に頭の良い人”。そんな、より良い社会のために行動する人になる前に、より良い自分のために行動する”まあまあ頭の良い人(普通の人)”になるという通過点があると思います。

自分を他人の物差しの支配や自己正当化の呪縛から解放し、卑しさが露呈した劣等感や優越感とおさらばする。つまり、容赦なく物差しを振り回して来る社会と折り合いをつけながらも、よ

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「誇り(プライド)」

「誇り(プライド)」

私的感覚ではありますが、誇り(プライド)という言葉には使い方によって良い意味と悪い意味に変わるように思います。

誇り高き人や日本人としての誇りの”誇り“は何か立派な印象ですが、学歴が誇りってなると、劣等感の裏返しの優越感を求めた脆弱な鎧を表す”誇り“になり、誇りを失う“誇り”は人として持っていたいもの(自尊心が近い)になります。

他人が勝手に作った物差しに振り回され苛まれた劣等感の裏返しの優越

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「劣等感と優越感」

「劣等感と優越感」

物心つく前から、歩くのが遅い早い、背が低い高い、足が遅い速い、成績が悪い良い、など、あれこれと勝手な物差しで測られ(測り)比較され(比較し)、大人になっても変わることがありません。
ただ、だからと言って、大人になっても幼児性が抜けることなく、羨み妬み蔑み、劣等感と優越感に支配されているとしたら、とても残念なことです。

優越感の正体は劣等感であるというくらい、劣等感と優越感は不可分な双子であり、行

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「究極に卑しい人の行末」

「究極に卑しい人の行末」

映画:ロードオブザリングでは、卑しさの象徴ゴラムは指輪を追って地の底の煮えたぎる溶岩に消えて行きます。

実社会では、①上に媚びへつらいライバルを蹴落とし下を恐怖で従わせる事で組織を支配してそこそこのし上がり完全体となるか、②実力がない事など色んなことがバレて行き場を失い心が壊れてしまうか(狂気が溢れ出てしまう事も含めて)のいずれかでしょう。しかし、一見ある程度成功し、完全体になったとしても、信頼

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「卑しさ、究極に卑しい人とは何か」

「卑しさ、究極に卑しい人とは何か」

ゴラムに象徴される卑しさは、決して理性的思考によるものではなく、本能によって生み出される、全ての人間が持ちうる性のようなものでしょう。
そして、究極に卑しい人による、貶める/騙す/奪うという忌むべき行動は、生活の中で苛まれた恐怖/不安/飢え(渇望)から自分を守るために短絡的に生まれてしまった「生きるすべ」と言えるかも知れません。

少し考えれば卑しく生きることが幸せな未来に繋がらないことは明らかな

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「共倒れ日本人にならないために」

「共倒れ日本人にならないために」

本当に頭の良い人とは、より良い社会のために行動する人と定義づけしました。

逆に、その反対である、より良い社会のためにならない人は、自分の利益のためだけに行動する、貶める/騙す/奪う人と言う事になります。そして、それはつまり、「究極に卑しい人」と言い替えることができると思います。

その定義に基づいて少し乱暴に分類すると

行動する人
-1:より良い社会のために行動する人
-2:より良い自分のため

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「ほんとうに頭の良い人ってどんな人?」

「ほんとうに頭の良い人ってどんな人?」

この人は頭が良いと感じるのはどんな時か?
漠然と考えると、理路整然としてる人、ずぱり本質を論点にする人、圧倒的に記憶力の良い人、難しい問題をすぐに解いちゃう人などに対して頭が良いと感じます。
比較的高学歴の人が多い気がしますが、必ずしも高学歴とは限りません。
でも、少し突き詰めて考えてみるとどれも違う気がします。本当に頭が良い人ってどんな人なんでしょう?

人は本能だけの空っぽの脳から見聞きした情

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