クスサン見つけた

その前に、予備説明。
『クスサン』とは、蛾の一種です。羽を広げると10cm以上にもなるのもあるそうで、蛾の中では大きな部類になるようです。ただ、自分は昆虫に詳しくないことから、説明もこの程度にとどめておきます。気になった方は各自で検索してみてください。なお、このノートには画像を出しませんので、虫が苦手な皆さんはご安心ください。
そういったことから、自分は昆虫に詳しくないといったって、クスサンがどういう外観で、どういう特徴を持つのか、知らなくてもいいのに知ってしまいました。

で、その、クスサンが札幌市内で大量に発生し、ローカルニュースでは何度も報じられていて、ちょっとした騒ぎになっています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/691592?display=1
(URLをクリックすると蛾の画像が出るのでご注意ください)

とはいえ、発生している場所が札幌市内でも大きく偏っているので、自分が住んでいる地域ではクスサンを見ていません。見ていないので、クスサンが発生しているといっても他人事のように捉えていました。
ところが・・・、ついにクスサンの本物を見てしまいました。それも、見た場所というのが、

札幌中心部の勤務先のビルの窓の先です。

嵌め殺しのガラスの向こうに、茶色い羽根を広げたり閉じたりして留まっていました。そして気がつけば、姿は見えなくなっていました。どこかへ飛び去ったか、命が尽きて引力で下に落ちたか、どちらかだろうと思います。
それより驚いたのが、クスサンを見た場所です。

勤務先は高層ビルの高層階にあります。

普段はカラスやハトが飛んでいる姿を見下ろすぐらいの高い場所に、クスサンが窓ガラスにピタリとへばりついていたわけです。蛾の中では大型といったって、羽を広げて10cm程度の虫からしたら、数十mもの高さまで飛ぶことは無理だろうと思えるぐらいです。でも、無理だろうと思える高さで姿を見ました。
なので、
“お前、どうやってここに来たんだい?”
と、小一時間問い詰めたくなるぐらいの気持ちになりました(苦笑)。嵌め殺しの窓ガラスの向こうなので、語りかけることも何もできませんでしたが。

そんなわけで、クスサンの活動範囲が徐々に広がっていることはなんとなくわかったので、自分は帰宅して窓を開けるときに気をつけたいと思います。ま、家の中に入ったところで、スリッパの裏で容赦なくひっぱたきますけどね。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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