指の腹で血管を触っただけで

毎月10日前後に献血していることにしているので、今月は今日行ってきました。
受付で問題がなかった(ただし、コロナ陽性になったことは伝えた)ので医師の問診になり、上の血圧が144とやや高いことを指摘されつつも「問題ない」と言われたので、血液検査になりました。といいますか、血圧測定のときだけ妙に心臓の鼓動が上がるのはどうしてでしょうか。普段の心拍数は高くないのに、さ。

血液検査では看護師さんから
「どちらでの採血が多いですか?」
と訊かれたので、自分は
「右の外側からが多いです」
と答えました。すると、看護師さんは指の腹で血管を触って

「あ・・・、たしかに流れていますね」

と言うのでした。手首で脈拍は自分も感じることができるけれど、血液の流れ具合までわかるというのは、毎回のことながら看護師さんの技術はすごいと思います。人間って、訓練次第で不可能を可能にする能力は誰にも備わっているのかも、と思うのですよ。
そういうことで採血は今回も右腕からとなり、検査用血液は左腕から取って、問題がなかったため採血になりました。

採血用ベッドに移ると、別の看護師さんが採血を担当してくれました。
引継ぎ事項は右腕から採血することのみなので、針を刺す位置についてまた訊かれました。
「採血は肘の真ん中ですか?」
自分は過去の採血失敗のことを持ち出して、
「いや、外側の血管が多いです。真ん中だと失敗したこともあって・・・」
すると看護師さんは指の腹で血管を触って

「そうですね・・・、外から採血しましょう」

と納得して、採血準備に取り掛かったのでした。なお、ここでいう『外』とは『橈側皮静脈』のことなので、わかる人だけ大きくうなずいてください。
5分ほどして準備が整い、看護師さんが「失礼します」と言って針を刺し、遠心分離機が唸りを上げて採血が始まりました。しかも、普段なら70分程度かかる採血が、今日は血液が流れているためか50分ほどで終わりました。
ということで、指の腹で血液の流れ具合を見抜く看護師さんの的確な判断に感心するとともに、採血時間が短く終わったので疲労感もあまりないまま帰宅できました。来月も同じように短時間で終わらせたいなあ。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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