「せいちゅう」

毎月10日前後に献血することにしているので、今月は今日行ってきました。シフトとか曜日配列の関係で少しずれてしまったのは仕方ないところです。
さてそれで、今回も血小板献血の要請を受けて承諾し、問診と血液検査をして特に問題がなかったので採血となりました。それで今日の自分を担当したのは初めて会う看護師さんで、ライオンに噛まれたころの松○トモ子さんに似ている感じでした。その看護師さんが遠心分離機の準備中、自分は採血ベッドに座って準備が終わるのを待っていると、ベッドの前を15年以上も前に自分が献血していたのを覚えていた看護師さんが通り過ぎました。自分があいさつすると、看護師さんも「あら、お久しぶりです」とあいさつ。そのやり取りを見聞きした○島トモ子似の看護師さんが
「お知り合いなんですか?」
「はい、山の手で採血してもらったことがあるんです」
「しばらく姿を見ないと思ったら東京に行っていたんですって」
3人でそんな会話もしました。
そのあと、右ひじに消毒液が塗られて乾いたら針が刺さる段階になって、小声で看護師さん同士の会話が聞こえてきました。

「あら、『せいちゅう』にするの?」
「私、『せいちゅう』が好みだから」
「私、この人はずっと外にしてるわよ」

文字だけだと女性二人がエロい会話をしているように思えてきますが、そうではありません。
皆さんもひじをご覧ください。腕の中の静脈が青い色で見えると思いますし、複数通っているのも見えると思います。通常、採血ではひじの真ん中を通る静脈に針を刺すのですが、自分の場合は採血のしすぎで皮膚が硬くなり、採血に失敗したことが何回かあります。そこで腕の外側を通る静脈から
採血することが多いのです。15年以上も前に自分が献血していたのを覚えていた看護師さんは失敗を避けるために外側の静脈に針を刺す一方で、今日の松島○モ子似の看護師さんは自分好みでひじの真ん中の静脈に針を刺すことにしたので、上の会話があったのでした。結果は、固くなった皮膚を貫通して静脈に針が刺さり、無事に問題なく採血は終わりました。

ただ、気になるのは、その『せいちゅう』という言葉。ひじの真ん中を通る静脈を指すことは会話からなんとなくわかったけれど、どういう漢字が当てはまるのか全くわかりませんでした。なので、帰宅してネットで検索をかけたら『せいちゅう』が出てきました。

→『正中』

正しくは『肘正中皮静脈(ちゅうせいちゅうひじょうみゃく)』というみたいです。また、ひじの外側の静脈のことも調べてみたら『橈側皮静脈(とうそくひじょうみゃく)』ということを知りました。けど、自分には難しすぎて、それこそ全身の血液が逆流しそうです(苦笑)。

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