交互に別個の地震速報

夜7時半過ぎに地震がありました。札幌は震度1かそれ以下の弱い揺れだったので、自分は夕食中でしたが特に何もしませんでした。

気になるのはそのあと。
何も起こらないことを願う一方で、札幌で震度1なら他の地域はそれより揺れが強いはずだし、震源が海底なら津波が来るかもしれません。自分には被害がなくても、身内や親族に何かあるかもしれないので、テレビをつけてテロップを逐一見ていました。ちなみに、見ていたのは受信料を払っているという理由でNHKです。
そのNHKの画面を見ていると・・・

『19時36分ころに北海道で地震がありました』に続けて『震度3 石狩南部』
と出たかと思えば

『19時37分ころに東北地方でやや強い地震がありました』
というテロップも出てきました。

また、その後に出るテロップは『マグニチュード5.5』と『マグニチュード4.4』が混在していました。でも、自分は画面を見たときに「情報を更新して時刻を修正したのだろう」と思いました。というのも、東北地方が震源の地震でも北海道で感じることはあるし、速報だから修正したうえで出すこともあるはずだから、これらのテロップは一つの地震の速報だと考えていました。
夕食を終えて食器を片付けたあとにネットで最新の地震情報が出ていたのでクリックしてみたら・・・

200212地震37

北海道の震度が出ていないのです。
「おかしいなあ」と思って地震情報の履歴を見ると、最新の情報の一つ前の地震が1分前に起こっていたことを知りました。それをクリックしたら・・・

200212地震36

自分が感じた地震でした。ここでようやく、NHKは別個の地震速報を交互に出していたことに気づいたのでした。
冷静に考えれば地震発生時刻やマグニチュードが違っているから別個の地震とわかるけれど、1分差で震源域も近いうえに、地震情報を無言でテロップで出しているだけでは、別個の地震速報だと気づくには難しいものがあったかもしれません。

地震速報を出している間、放送中の画面では“ガッテン”といっていましたけど、こと地震速報については合点が全然いきませんでしたよ。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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