エンジニアは全業種の疑似体験ができる
エンジニアは全業種の疑似体験ができる。
これが私がエンジニアでよかった事だ。
私は金融関連を主にやっているが、例えば、銀行の審査業務を疑似体験できる。
年収500万円の人はいくらまで借金できるのか?
勤務先企業の規模、勤続年数は関係あるのか?
担保とは何か?無担保融資とは何か?
私はエンジニアの身でありながら、銀行の業務を経験できたのである。
そして、おのずと融資審査の知識を身に着ける事ができた。
エンジニアは技術的なイメージがあるが、顧客の業界知識も必要である。
ただ、プログラムを作ればよいのではない。
そのプログラムは何のためにあるのか?
この画面はユーザーがどういう目的で使うのか?
ユーザー業務を理解した上でプログラミングをするのである。
※実際、設計書に記載された事だけをそのままプログラミングする現場もあるが、そういうプロジェクトは大抵、炎上しているのである。
エンジニアは決して、技術知識だけが必要とされる訳ではない。
技術知識以外にもユーザーの業界知識も必要だ。
(前もって、身に着ける必要はない。実務の中で覚えればよい。)
しかも、顧客は数年毎に変わるので、金融以外にも、スーパーマーケット業界、市役所業務、中古車業界・・・あらゆる業界知識を自然に身に着けることができる。
転職もせずに、ここまであらゆる業界に網羅できるのはエンジニアぐらいではないだろうか?
私がエンジニアでよかったのは、あらゆる業界の知識を身に着けられた事である。
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