全部のせの人生がいい
今日はデートをする予定だったのだけど、彼の具合が悪かったので慌てて引き返した。
この間、わたしの元気がなかったとき「ひとつ悪いことがあって、ふたつ良いことがあったらもう圧勝でしょ。大丈夫!」と励ましてくれた彼。いつもニコニコ元気なので非常に心配である。なぜか、わたしまで一緒に青ざめた。
兎にも角にも何かしようと決め、すやすや眠る彼を尻目にひたすら原稿を書く。うんうん唸りながら。
完成した原稿を編集者さんに提出するとき、なんであんなに緊張するのだろう。毎回慣れない。勇気を振り絞ってえいやっと出した。秒で既読になったので、ちょっと飛び上がった。
そうこうしているうちに、少し回復した様子の彼が起き出してきた。
「チャーハン食べたいなあ」とぼやいていたら「つくるよ」と言ってくれたのでお米番を彼にお願いし、スーパーへの道を歩いている。すっかり元気そうにゲームをしていたので安心した。あら、小雨。
そういえば昼、お寿司を食べに行ったら「人気ネタ全部のせ」という一品があり、迷わず選んだ。人生、そんな感じでいきたい。全部のせはいい。やりたいこと、ぜーんぶぜんぶやりたい。
そんなことを考えながら、スーパーの売り場をてこてこ巡回。納豆もチャーシューもネギも、いっぱいのせてもらおうとほくそ笑みながら。
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