クッキー型の博物館!? Cookie Cutter Museum『sac sac』さんに行ってきた
こんにちは! フェリシモミュージアム部のnayuです。
小さい頃に、お母さんに連れて行かれた美術展でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を観て以来、美術館好きになりました。
旅行好きも相まって、海外・国内問わず旅行に行く際には美術館・教会・寺社仏閣などを目的地にすることもしばしば……
さて今回は、フェリシモミュージアム部でミーティング(という名のミュージアム情報交換)をしている際に、「こんなところがあるらしい……!」と話に上がったちょっと変わり種!?のミュージアム「Cookie Cutter Museum『sac sac』」さんに部長と部員mitu.の3人でお出かけしてきたレポートをお送りします!
どこだろう、sac sacさん。
sac sacさんがあるのは、京都の東山区。京阪の祇園四条駅より徒歩10分。
ちょっとわかりにくい場所にあるっぽい、というのはWebサイトを見て知っていたのですが……
Googleマップはこのあたりを指しているけれど、うーんそれっぽい建物はないなぁ。
どこか小道に入るのかな?
八朔路地! なんてステキな名前の路地……
こういう路地には積極的に入って行きたくなりますね。隣のたばこ屋さんもナイス。でも、ここにもsac sacさんは見当たらない。
まさかと思うけど、もうこの駐車場を突っ切って向こう側に行くしか道がなさそう……とりあえず行ってみますか。
……ん? ちょっと待って、あの奥、怪しくない??
…………!!!!!!
あったーーーーー!!!!
まさかの「駐車場内」にsac sacさん、発見!!
みなさま、訪れる際は勇気をもって駐車場を突っ切ってください。
所狭しと並ぶ、クッキー型と、機械と、謎の物体。
こちらが館長の木山さん。
こじんまりとした館内には、つるされた大量のクッキー型と、3Dプリンターなどの機械、そして謎の置物が並んでいます。
館長、渋い顔してますが、めちゃ優しいです。
キッチュなカラーのクッキー型がたくさん!
このシートが5枚ほどあり、表裏びっちりクッキー型が並んでいます。
モチーフは、芸術・文化・歴史・民族・科学・自然……と本当にさまざま!
すんごい複雑……これ、ちゃんとキレイに焼けるのかしら!?
アステカの神々です。
実際にこの型を使って焼いてみたクッキーのサンプルもありました。
いい焼き色~。細かいラインもちゃんと出てる!
ちなみに、キレイに焼くための配合レシピがあり、Webでも公開されています。
このクッキー型を作っている、館内に所狭しと並んでいる3Dプリンターなどの機械たち。
絶賛稼働中でした。
こうやって形になっていくのか~! 工場見学までできるクッキー型ミュージアム、すごい。
1時間以上粘って、3人が購入したクッキー型がこちら。
古代の神々、標識、土器、お相撲さん……みんなそれぞれ、子どもと一緒に作る、姪っ子と一緒に作る、近所の子と一緒に作る、と子どもの目線を意識してチョイス。
これで歴史や美術に興味を持ったり覚えたり、勉強にもなりそうですね!
ちなみに、クッキー型以外に、ブローチコレクションも併設されています。
こちらもクッキー型と同じく、さまざまなものたちがブローチになっています。
あらゆる存在をブローチにおきかえること
身につけること
Brooch Collection はこの世のすべてをあつめることを目的としています
すべてはブローチに変換され あなたを飾ることでしょう
あなただけのとっておきを身につけて
この世のすべて……! 高みを目指してますね……!
そして、館内にちらほらとあった怪しげな人形やキラキラしたものたち。
どうしても気になって最後に「これって何ですか?」と聞いてみたところ、館長が今ハマっているブラジル北東部の伝統大衆人形劇「マムレンゴー」の人形と衣装とのこと。
今から練習に行くそうです。
館長、趣味の領域がぶっ飛んでてびっくりです……!
コンパクトな空間に、明らかにコンテンツ過多!
一度踏み込んだら、数時間は出られないこと必須のCookie Cutter Museum『sac sac』さん、いろいろと落ち着いたら、ぜひ一度訪れてみてください。
Cookie Cutter Museum sac sac
https://sacsac.jp/
〒605-0815 京都市東山区北御門町274
※Brooch Collectionは、今後Webページのリニューアルにあわせて取り扱い開始予定です。