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美術館・博物館・企画展のご紹介。

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ミュージアム部員が実際に訪れた美術館や博物館などのミュージアム、おすすめの企画展などをご紹介します。
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記事一覧

雪舟が描く幽玄な世界を指先にまとうネイルシール #雪舟の世界①

水墨画に感じる幽玄の魅力をネイルシールに。 こんにちは、ミュージアム部の内村です。これまでさまざまなジャンルの世界をご紹介してきたミュージアム部ですが、今回は「水墨画の世界」に目を向けてみました。 日本人で有名な水墨画家のひとり「雪舟」。「画聖」と呼ばれ、のちの画家に多くの影響を与えました。どのような人物でどのような作品を残しているのか、ぜひ知っていただきたい。そこで、雪舟の人物に迫りつつ、彼が描く幽玄の世界を指先にまとうことができる「水墨画ジェル風ネイルシール」をご紹介

レトロモダンな広告ポスターに魅せられて #アドミュージアム東京コラボ ③

「広告」に秘められたミュージアム的魅力を、お届けするコラボ企画第2弾。今回もおしゃれで便利なアイテムが誕生しました。 こんにちは、ミュージアム部 mitu.です。私たちが暮らしのあちこちで見かける「広告」。何気なく目にふれているものですが、そこにはデザイン的&歴史的魅力があります。そんな広告の持つ魅力をお伝えするべく、日本で唯一の広告ミュージアム「アドミュージアム東京」と、私たち「ミュージアム部」がコラボしました! \「マッチラベル」「錦絵」に注目した第1弾/ 第2弾と

つられて眠くなってしまう!?葛飾北斎が描いた愛らしい「ふくろう」のポーチ #すみだ北斎美術館コラボ ①

ひと目見て魅了されてしまった「北斎のふくろう」をポーチとして立体化する話。 こんにちはミュージアム部の部長、内村です。みなさま「葛飾北斎」という人物はご存じでしょうか。 北斎は『冨嶽三十六景』などの風景版画・錦絵や『北斎漫画』などを描いた江戸時代を代表する浮世絵師の一人ですが、実は着物の柄や櫛・キセルの図案集なども手掛けていて、現代でいうところのテキスタイルデザイナーやプロダクトデザイナーに近い活動もしていました。 ミュージアム部はこの北斎の、マルチクリエイターな面にと

悠久を生きる宝物と、同じ時を刻むためのバングルウォッチ #2023正倉院展コラボ ①

天平に生まれた宝物と、同じ時間を生きる。琥珀や螺鈿、玳瑁などが印象的な正倉院宝物にインスピレーションを受け作り上げた、華やかなバングルウォッチ。 みなさま、こんにちは! 歴史が好きな、ミュージアム部・プランナーのささのはです。 まず最初に大告知なのですが、我々「ミュージアム部」、今年開催される「第75回 正倉院展」とコラボレーションすることになりました!! 毎年秋に開催される正倉院展。昨年のコラボに引き続き、ご縁をいただけて大感謝です! 今回も部長の“内村”と一緒に素敵

クロード・モネの描く睡蓮の印象を身にまとう #モネの描く世界へ ①

モネを代表する連作シリーズ「睡蓮」のイメージを身にまとう……ミュージアム部とフェリシモのファッションブランド「シロップ.」でお届けします。 みなさまこんにちは。ミュージアム部 mitu.です。私たちはこの秋、フランスの印象派画家クロード・モネが描いた世界をテーマにした、新シリーズを発表しました! noteでは数回にわたり、私たちが各企画に込めた思いやこだわりを紹介していきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。 第1回目のこちらの記事では、モネ最大の連作テーマ「睡蓮

レトロで愛らしい雰囲気の「”和製”マジョリカタイル」をご存じですか?

色とりどりで美しい「マジョリカタイル」をモチーフにした新シリーズをご紹介。雑貨やファッションなどフェリシモならではのラインナップ! みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。本日はフェリシモがこの秋新たにお届けする新シリーズ「マジョリカタイルのある暮らし」をご紹介したいと思います。 マジョリカタイルとは?そもそも「マジョリカタイル」とは、1800年代半ばにイギリスで売り出された、華やかな発色と艶が美しいタイルに名づけられた名前です。イタリアなどのマヨリカ焼(※)の

あの縄文土器がついにわが家へ……縄文雪炎クッションカバー誕生! #十日町市博物館コラボ

教科書で見たあの「縄文土器」が欲しい!個人的な想いから生まれたクッションカバーの話。 こんにちはミュージアム部の内村です。今回は私が密かにあたため続けていた「縄文土器」への想いが極まって誕生した縄文雪炎クッションカバーをご紹介します。 縄文土器とは何?「縄文土器」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。このように呼ばれる物は日本の石器時代に作られた土器のことを指しています。 東京・品川の大森貝塚を発掘したアメリカの動物学者、エドワード・S・モースが出土した土器に縄目

「かわいい」の普遍性を発見したイラストレーター・原田 治をご存じですか?[USEDo×OSAMU GOODS]

日本の”かわいい文化”に大きな影響を与えたキャラクター「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」。この夏フェリシモとの新コラボが始まりました! みなさまこんにちは、ミュージアム部mitu.です。今日はミュージアム部が注目するフェリシモの新シリーズ「OSAMU GOODS × USEDo」をご紹介したいと思います! イラストレーター原田 治さんが生み出された「OSAMU GOODS」のデザインと、フェリシモのライフツールブランド「USEDo[ユーズド]」がコラボしたシリーズ

お出かけが楽しくなっちゃう♪ 広重おじさん靴下 #中山道広重美術館コラボ

絵師・歌川広重が描いた “中山道を旅するおじさん”を、刺繍で表現。おじさんと一緒ならお出かけが楽しくなること間違いなし! みなさまこんにちは、ミュージアム部のmitu.です。 歌川広重が作品の中に描く「おじさん」をテーマにした、中山道広重美術館×ミュージアム部のコラボ企画。今回は「広重おじさんと歩こう! タビビトソックス〈木曽海道六拾九次之内〉」をご紹介します。 コラボにいたる詳しい経緯については、こちらでご紹介♪ 中山道広重美術館の世界に誇るコレクション「木曽海道六拾

浮世絵がもっと楽しく!「広重おじさん」の魅力 #中山道広重美術館コラボ

歌川広重が風景画の中に描く、名もなき人々=「おじさん」の魅力を知れば、きっと昨日より浮世絵が好きになるはず……! みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。今日は中山道広重美術館×ミュージアム部のコラボ企画(2023年7月20日ウェブリリース予定)のきっかけとなった「広重おじさん」についてご紹介します。 「広重おじさん」との出会いある日、私の心をつかんだツイートがありました。それが岐阜県恵那市の浮世絵専門美術館「中山道広重美術館」さんのツイートです。 ツイートで

白く美しい帆船日本丸と航海へ! #暮らしの中で船旅気分①

多くの船乗りを育て、現在は横浜で現役当時の姿で保存・公開されている、 「帆船日本丸」とミュージアム部がコラボしました! みなさまこんにちは。ミュージアム部 mitu.です。 突然ですが、船はお好きですか? 私たちのオフィスは海のすぐ近くにあり、出勤途中でも、オフィスの窓からも、毎日多くの船を見ることができます。 大きな船から小さな船、貨物船や客船、タグボートや漁船など、それぞれの役割にあわせた違いがあって、見ていて飽きません。かねてよりこの船たちの機能美に、素敵だなと思っ

あの武将がまとった鎧はおしゃれグッズになるか!? #徳川美術館コラボ ①

尾張徳川家に伝わる伝統の具足が京都の職人技術「西陣織」と出会ったら、モダンでおしゃれなポーチになりました。 こんにちは、ミュージアム部の部長、内村です。 突然ですがみなさま、大河ドラマはお好きですか?私は2010年の「龍馬伝」でハマり、現在放映中の「鎌倉殿の13人」まで、なんだかんだとずっと観ています。ドラマを観ている最中、昔学んだ記憶と繋がる瞬間が何度も訪れるのですが、それがとても楽しいのです。 そしてきたる来年2024年1月には、徳川家康がテーマの「どうする家康」が始

はじめは子どもだった大人たちへ『星の王子さま』の世界 Le Petit Prince × UP.de

本当に大切なことは何か……大人になった私たちに問いかける王子さまと飛行士のお話から生まれた企画をご紹介。 みなさまこんにちは。ミュージアム部 mitu.です。今回は、かねてより私の愛読書『星の王子さま』とフェリシモのファッション雑貨ブランド UP.de[アプデ]がコラボレーションしましたので、ぜひ!紹介させてください。 『星の王子さま』とはフランスの作家 アントワーヌ ド・サン=テグジュペリが書いた童話『星の王子さま(原題:Le Petit Prince)』。飛行機乗りの

マッチラベルデザインと香りで楽しむ昭和モダンの世界 #アドミュージアム東京コラボ ①

暮らしの中にある身近なデザイン「広告」。日本で唯一の広告ミュージアムとのコラボレーションで、広告デザインの魅力をお届けします。 こんにちは、ミュージアム部 mitu.です。 私たちが暮らしのあちこちで見かけ、なにげなくふれている「広告」。そんな広告に、私は興味があります。もともとカタログやCM制作など、広告的業務にかかわっていたこともありますが、広告は ”暮らしの中で身近にふれられる、デザイン的魅力をもった存在のひとつ” であると思うのです。さらに、広告にはその時代の空気も