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美術館・博物館・企画展のご紹介。

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ミュージアム部員が実際に訪れた美術館や博物館などのミュージアム、おすすめの企画展などをご紹介します。
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記事一覧

埴輪と暮らそう!わが家の新たな同居人をご紹介します。 #はにわ展①

ポカンとあいた目と口が愛らしい「踊る人々」の愛称で知られる埴輪たちとの暮らしをはじめました。 みなさまこんにちは、ミュージアム部mitu.です。 浮世絵の中に登場する“不思議な生き物”や“素敵なおじさん”との暮らしを楽しんいる私ですが、このたび、新たなジャンルの同居人が加わりましたので、みなさまに発表させてください! それがこちら!! 古墳時代の埴輪から生まれた二人〈みずらさん〉と〈のっぽさん〉です! いったい彼らは何者なのか……!? まずは、モデルとなった埴輪からご

くつろぎたいときこそ「着るはにわ」をフル装備!あの国宝“挂甲の武人”になれちゃうルームウェア #はにわ展②

今年の秋冬は「着るはにわ」でおうち時間を過ごすのはいかが? こんにちは、ミュージアム部の内村です。縄文土器や土偶など“掘ったら出てきた”埋蔵文化財系に心ときめく私ですが、今回ついに「埴輪」をテーマにしたグッズ企画を行うことになりました。 縄文時代を代表する器物の「土偶」と古墳時代を象徴する器物の「埴輪」。時代は違えど、人の姿をかたどっている造形物を見ると「当時の人びとはどんな生活をしていたのだろう……」「この模様は入れ墨なのか、それとも服なのか……」などと空想に耽ってしま

古代のおうちくんに魂を包まれて。家形埴輪から生まれたぬいぐるみポーチ #はにわ展③

魂の依代・家形埴輪。彼らから生まれた、魂に変わって小さなものを入れられる「古代のおうちくんポーチ」。 みなさま、こんにちは! 歴史と読書が好きなミュージアム部プランナー・ささのはです。 みなさまは埴輪ってお好きですか? 実は私、最近このジャンルについて勉強し始めたのですがひとつ驚いたことがあります。 それは、この世にはいろいろな姿形の埴輪が存在しているということ! 今まで「埴輪といえば、目口が丸くて愉快に踊る人の形をしている」といったイメージだったのですが、こんなにもバ

私が古墳時代の豪族に⁉国宝「金製耳飾」イメージイヤアクセサリー #はにわ展④

古代の権力者になりたい貴方へ。古墳から出土した副葬品をモチーフにした、華やかなイヤアクセサリーをご提案! みなさま、こんにちは! 歴史と読書が好きなミュージアム部プランナー・ささのはです。 みなさま、古墳はお好きですか? 古墳とは、約3世紀~7世紀・いゆる古代日本で作られた権力者のお墓のことです。 実は私、最近この古代ジャンルについて調べ始めたのですが、この古墳から出てきた“あるもの”に非常に心ひかれまして…… それがこちら! かつて豪族の耳もとを彩ったと伝わる、国宝「

ミュージアム部初めてのグッズ企画展【ミュージアム部×BUNKITSU】を文喫 福岡天神で開催!

アートや文学のグッズを、解説展示・お買い物・カフェ・トークショーで堪能できるスペシャルイベント!2024年9月10日(火)~10月6日(日)期間限定開催です。 みなさまこんにちは。ミュージアム部です。 私たち「ミュージアム部」は、9月10日(火)から10月6日(日)までの期間限定で、企画展「ミュージアム部×BUNKITSU」を、文化を喫する本屋「文喫」福岡天神で開催しています。 アート作品や文学作品などをモチーフにした、ミュージアム部企画の個性豊かなグッズたちが並び、PO

ヨーロッパの華麗な衣装の面影がよみがえる _KCI×MEDE19F

京都服飾文化研究財団の衣装をもとに、フェリシモのファッションブランドMEDE19F[メデ・ジュウキュウ]のコラボアイテムが誕生! みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。本日はフェリシモがこの秋新たにお届けする「KCI×MEDE19F」のコラボ企画をご紹介したいと思います! ヨーロッパの宮廷絵画などにも登場しそうな、18~19世紀衣装から生まれたアイテムたちは、ミュージアム好きさんにもぜひご覧いただきたいと思っています。 世界的なファッション研究機関 KCI京都

ART TRIP 空想と想像をめぐる junaida 作品展へのお誘い

大人にも子どもにも響く画家・junaida(ジュナイダ)の魅力を関西で。 みなさまこんにちは。ミュージアム部 mitu.です。 今日はミュージアム部と同じ、フェリシモが運営する felissimo chocolate museum[フェリシモ チョコレート ミュージアム]にて、4月13日(土)から始まった「junaida『ともしび』刊行記念 『ともしび』+『ひと粒のチョコレートに』原画展」をご紹介します。 なぜ、今回この企画展をミュージアム部のnoteでご紹介するかという

雪舟が描く幽玄な世界を指先にまとうネイルシール #雪舟の世界①

水墨画に感じる幽玄の魅力をネイルシールに。 こんにちは、ミュージアム部の内村です。これまでさまざまなジャンルの世界をご紹介してきたミュージアム部ですが、今回は「水墨画の世界」に目を向けてみました。 日本人で有名な水墨画家のひとり「雪舟」。「画聖」と呼ばれ、のちの画家に多くの影響を与えました。どのような人物でどのような作品を残しているのか、ぜひ知っていただきたい。そこで、雪舟の人物に迫りつつ、彼が描く幽玄の世界を指先にまとうことができる「水墨画ジェル風ネイルシール」をご紹介

レトロモダンな広告ポスターに魅せられて #アドミュージアム東京コラボ ③

「広告」に秘められたミュージアム的魅力を、お届けするコラボ企画第2弾。今回もおしゃれで便利なアイテムが誕生しました。 こんにちは、ミュージアム部 mitu.です。私たちが暮らしのあちこちで見かける「広告」。何気なく目にふれているものですが、そこにはデザイン的&歴史的魅力があります。そんな広告の持つ魅力をお伝えするべく、日本で唯一の広告ミュージアム「アドミュージアム東京」と、私たち「ミュージアム部」がコラボしました! \「マッチラベル」「錦絵」に注目した第1弾/ 第2弾と

つられて眠くなってしまう!?葛飾北斎が描いた愛らしい「ふくろう」のポーチ #すみだ北斎美術館コラボ ①

ひと目見て魅了されてしまった「北斎のふくろう」をポーチとして立体化する話。 こんにちはミュージアム部の部長、内村です。みなさま「葛飾北斎」という人物はご存じでしょうか。 北斎は『冨嶽三十六景』などの風景版画・錦絵や『北斎漫画』などを描いた江戸時代を代表する浮世絵師の一人ですが、実は着物の柄や櫛・キセルの図案集なども手掛けていて、現代でいうところのテキスタイルデザイナーやプロダクトデザイナーに近い活動もしていました。 ミュージアム部はこの北斎の、マルチクリエイターな面にと

悠久を生きる宝物と、同じ時を刻むためのバングルウォッチ #2023正倉院展コラボ ①

天平に生まれた宝物と、同じ時間を生きる。琥珀や螺鈿、玳瑁などが印象的な正倉院宝物にインスピレーションを受け作り上げた、華やかなバングルウォッチ。 みなさま、こんにちは! 歴史が好きな、ミュージアム部・プランナーのささのはです。 まず最初に大告知なのですが、我々「ミュージアム部」、今年開催される「第75回 正倉院展」とコラボレーションすることになりました!! 毎年秋に開催される正倉院展。昨年のコラボに引き続き、ご縁をいただけて大感謝です! 今回も部長の“内村”と一緒に素敵

クロード・モネの描く睡蓮の印象を身にまとう #モネの描く世界へ ①

モネを代表する連作シリーズ「睡蓮」のイメージを身にまとう……ミュージアム部とフェリシモのファッションブランド「シロップ.」でお届けします。 みなさまこんにちは。ミュージアム部 mitu.です。私たちはこの秋、フランスの印象派画家クロード・モネが描いた世界をテーマにした、新シリーズを発表しました! noteでは数回にわたり、私たちが各企画に込めた思いやこだわりを紹介していきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。 第1回目のこちらの記事では、モネ最大の連作テーマ「睡蓮

レトロで愛らしい雰囲気の「”和製”マジョリカタイル」をご存じですか?

色とりどりで美しい「マジョリカタイル」をモチーフにした新シリーズをご紹介。雑貨やファッションなどフェリシモならではのラインナップ! みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。本日はフェリシモがこの秋新たにお届けする新シリーズ「マジョリカタイルのある暮らし」をご紹介したいと思います。 マジョリカタイルとは?そもそも「マジョリカタイル」とは、1800年代半ばにイギリスで売り出された、華やかな発色と艶が美しいタイルに名づけられた名前です。イタリアなどのマヨリカ焼(※)の

あの縄文土器がついにわが家へ……縄文雪炎クッションカバー誕生! #十日町市博物館コラボ

教科書で見たあの「縄文土器」が欲しい!個人的な想いから生まれたクッションカバーの話。 こんにちはミュージアム部の内村です。今回は私が密かにあたため続けていた「縄文土器」への想いが極まって誕生した縄文雪炎クッションカバーをご紹介します。 縄文土器とは何?「縄文土器」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。このように呼ばれる物は日本の石器時代に作られた土器のことを指しています。 東京・品川の大森貝塚を発掘したアメリカの動物学者、エドワード・S・モースが出土した土器に縄目