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人は誰もが期待されていたい~子育ては人材育成・部下育成のヒントがたくさん~その14~

私は、新卒でNPO法人に入職し、ボランティアの大学生と青少年向けのいろんな事業・サービスを作りながら、ボランティアの大学生自身の成長に関わる仕事をしています。

このシリーズでは、主に4歳になる息子や1歳の娘とのやりとり・行動を観察する中での発見や気付いたことをもとに、人材育成・部下育成、チームリーダーのチームづくりのヒントになりそうなお話をお届けしております。
シリーズものとして書いていますので、他の記事もよければ目を通してみていただけると、この上なく喜びます!

https://note.com/f_kunchan/m/mc2ae5cc7553d

人は誰もが期待されていたい

今回は、「人は誰もが期待されていたい」というテーマで書いていきます。

GWということで、子どもたちといる時間もなかなか長くとれます。
だいたい土日といえば、平日5日間の疲労回復と自宅の現状復帰、そしてまた始まる次の1週間に向けた準備をしている途中で、なんとか現状復帰と次の1週間に向けた準備が終わったとしても、疲労が回復する前に毎回毎回力尽きて終わってしまう。

今週こそは!と意気込んでも毎回、力尽きてしまう不思議。
というのが共働き世帯の通常運転でしょうか。
なかなか思い通りにいかない世の中なもんです。ほんとに。

さてさて、横道に逸れてしまったので戻しましょう。

保育園に通っている子どもたちからしても、週末はやはりゆっくり遊べる貴重な時間なわけでして、最近体を動かすのが楽しい息子は、室内で綿が入ったボールを一緒に蹴り合うサッカーにハマっています。

そんな息子とサッカーをしていたときのこと。
今までも急に「やりたくなくなった」「嫌になった」と言ってサジを投げることはよくあった。

今日は普段は気付かない、それを言うにいたる「瞬間」をみた。

私の父(息子にとっては祖父)と3世代でボール遊びをしていたときのこと、
息子が一生懸命転がってきたボールを蹴ろうとして、スコンって空振りしたとき、
一瞬、父がその一部始終を見て鼻で笑った(正確には鼻で笑ったように息子が捉えた)瞬間、それを感じた息子が一緒に「遊びたくない」と急に言い始めた。

あたりまえだけど息子はその一瞬を見逃さなかったし、父はそのことに自覚がない。
かくいう私も当事者なら自覚ないままかもしれない。

なんとなくの失望感、期待されていない感を感じたからこその反応。

人からの期待感がなくなる、失望感が生まれる瞬間

大人・子供に関わらず、人は誰しも自分に対して向けられるそんな瞬間を気分がいいとは思わない。

特に子どもの「あそびたい!」という気持ちを少し因数分解すると、
「たのしいから!」という理由もありますが、
「共感したいから」といえる部分も大いにあると感じます。

「あそび」という時間を共にする中で、
一緒に悔しがったり、一緒に喜んだり、一緒にわらったり、
そうやって「感情を共有する」時間によさを感じていたりするのだと思っています。

だからこそ、大人が「またそれすんの?」と感じるほどには、かつてやってめちゃくちゃ共感できたあの「あそび」をもう一度、もう一度!と思って提案してきます。
逆にいうと、「どんなあそびか」はどうでもいいんだと思います。

ただ、当の本人たちにその自覚はないので、
同じ「あそび」をすることで、あのときの感覚がまた戻ってくるんじゃないかと思っている。というのが真実だろうと思います。

「共感できなさそう」という無力感みたいなもの

ある意味、人のやる気、モチベーションはこうやってなくなっていくのか。という瞬間に立ち会った気分です。

でも、この「共感できなさそう」というしょんぼりする感覚、子どもたちだけではないように思います。

大人でもそういうことあるんじゃないかなーと。
「誰かと一緒にやりたい」と思うとき、大人である私たちも「共感」を無意識に求めているんだと思います。

そんなことも少し念頭におきながら、部下や後輩との会話・やりとりなんかを思い返してみるといいかもしれません。

部下・後輩にとっての上司・先輩であるあなたは、
「期待をかけられたい」人であり、「失望をされたくない」相手であることは間違いないです。

もちろん、「時には」意に反して伝えなければいけないこともあります。
でも、その特別なシチュエーションにおいて、

「あ、この人は今、伝えたくないことを伝えてくれてるんだ」という共感を部下や後輩から得られる人であったら、すごいなーと思います。

それが可能になるのは、「日常」をどう過ごすか。なんじゃないかと思うのです。

どこまでいってもやはりコミュニケーション。
今日も私自身も感度高く過ごしたいなーと思います!


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おいしいお酒を飲んで、ニヤニヤしながらまた今日も生きていきたいです!