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小中学生の才能発掘研究所『NEST LAB』を10年運営して確信した“学び“の本質「好きを究めて知を生み出す」

リバネスの藤田大悟です。株式会社リバネスは、科学技術を活用して世界の課題を解決を目指した理系の大学院生が集まって20年前に立ち上げた会社です(https://lne.st/)。2002年の創業時の一番最初の課題は『子どもたちの理科離れ』。それを、研究者が自ら熱意を持って最先端の研究について語り、一緒に実験を体験する「出前実験教室」を開始しました。僕自身も、2003年にリバネスに入ってから、20年間、数えたら子どもたちの学びの現場を4000回以上経験して来ました。学校の先生には及びませんが、子どもたちがどのような時、目をキラキラさせて、どのような時に目を背けるのかを目の当たりにし、どのようなアプローチが子どもを変化させるかが多少理解できるようになりました。

その経験の中で、最も多くの時間を使っているのが「NEST LAB」のスクールの現場です。NEST LABはリバネスの思想である「NEST教育」を基盤に研究者としての考え方を体型的に身につけることができる小中学生のための研究所です。毎月2回、2時間。コースは年によって異なりましたが最大7コース開講していました。2021年度は、科学義技術振興機構(JST)の委託事業であるジュニアドクター育成塾の2コースも合わせ、7コースが開講されました。

そして、2022年度はジュニアドクター育成塾の助成期間が終わり、民間で唯一採択されたリバネスとしては、助成金があるときだけのプロジェクトにはせず、自立化することを念頭に置いてスタートしたということもあり、株式会社NEST EdLABとして再スタートすることにしました。

本マガジンでは、NEST LAB.を通じて、好きを究めることへの考え方や、具体的な究めるアプローチ方法など、ラボ長の藤田大悟の考えを発信します。

今回、NEST LABの前身のロボティクスラボが2011年にスタートしてから10年という節目になったことを機に、自分たちの理想の「学び」の機会をどう作って行ったか、その源流とNEST LABのこだわりについてまとめいきます。

NEST LABの源流 ロボティクスラボはなぜ生まれたのかのか



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