砂時

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東京郊外で平凡な会社員をしています。生きるのが向いていないなりに、現実逃避を楽しんでる日々の日記を綴ります。

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全ての辛さは「デフォルトモードネットワーク」から来る -マインドフルネスとDMN-

ある日、居酒屋で流れていたテレビ『カズレーザーと学ぶ。』をなんとなく見ていた。テーマは『孤独』。「孤独の辛さは物理的な痛みと同じである」という話がとても興味深かった。 将来身内に先立たれた時、孤独は身に迫る問題だ。孤独の辛さを克服するために「デフォルトモードネットワーク(DMN)」を鍛えるのが良いらしい。初めてDMNという仕組みを知り、天啓に打たれたようだった。 何もしていないとき、脳内ではDMNが動いている。いわゆる"雑念"だ。雑念は過去のことを思い出して悔やんだり、ハッ

    • ニコ動がない世界で体験したこと

      例のサイバー攻撃の影響で窮地に立たされているニコニコ動画。やっとボカコレが復活してマイリストのBGMを聴くことができて心の安定を取り戻しました。 私は17年ほどニコニコユーザーとして生きてきました。大学に入ってからプレミアム会員になって、PCではもちろん、2台のスマホ(Android、iOS)、iPad、AndroidTVでもブラウザでニコ動を見続けています。 特に最近はボカコレ(旧NicoBox)というスマホ音楽アプリをメインの音楽再生機器として利用し、外出の移動時や家事な

      • 読書log-面倒くさい人のトリセツ

        年に一度、溜まりに溜まって爆発してしまうことがある。先日もやってしまって、反省の意味を込めて手に取った本が「面倒くさい人のトリセツ」だ。 戒めを込めて覚えておきたいことを書き留めておこうと思う。 -- 結論:関わるな、諦めろ 親切心=お節介である。人は簡単に変わらないし、人から言われただけでは何も変わらないことを思い知った。親切心でアドバイスをしてもなんの効果もなく、変わらないことにイライラするだけだった。職場だけの関係であれば、ビジネスライクに付き合えばいいのだ。めんどく

        • 読書log-『アルジャーノンに花束を』

          読むきっかけは別の小説だった。 何か素朴な恋愛小説を読みたいなと、図書館で文庫本の背表紙を眺めていて、目にとまったのが『ぼくは愛を証明しようと思う。』だった。 ベストセラーだったらしいけど、私は全然知らなくて、恋愛小説かなぁと思いながら前情報なく、なんとなく借りてみたら・・・あらびっくり。ガチガチのモテ教本だったのである。 えげつない「女の落とし方」にはめちゃくちゃ共感した。ただヤルだけじゃなく、「人と仲良くする方法」でもある。 人と仲良くなるためには奉仕が必要で、でも一

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          2023年に図書館で借りた本まとめ

          今年も残すところあと数時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は今年は山の上の寂れた旅館でしっぽりです。社会人の贅沢ですねぇ。 今年も図書館で本を借りる生活を続けられました。今年はひと月に2冊のペースで読んでいたようです。読むのをサボってしまって、もしくはゆっくり楽しむために貸し出し延長もよくしたので、返却まで4週間かかったものも結構ありました。来年はもっとコンスタントに読んでいければいいな。 1月に借りた本『文豪はみんなうつ』 突き詰めれば、人はみんな辛いっ

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          幼児とアンパンマンの関係について

           私は子供を産む予定は無いが、30歳を越えると身近で子供を育てているエピソードを聞くことは多い。  そこで耳にした話で、最近読んだ本に関連が高いと思ったことがある。表題の「アンパンマン」についてだ。こんな研究は既にされていると思うのだが、本の感想と合わせて考察していきたいと思う。  知人から聞く話の中で興味深いのが、子供を育てていて「アンパンマンがあって助かっている」だとか「子供がアンパンマンが好きである」だとか「キャラ物を知らせずに育てていきたいと志していたが、保育園で子

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          【今期のアニメが面白い】あなたにオススメの2023年秋アニメはこれ!

          今期のアニメが面白い!! 今期私が見ているアニメは下記です。 ・アンデッドアンラック ・シャングリラ・フロンティア ・薬屋のひとりごと ・葬送のフリーレン ・SPY×FAMILY ・呪術廻戦 この中で原作を読んでいるのはSPY×FAMILYだけです。スパイファミリーはアニメ化する前から毎週更新を楽しみにしているお気に入りの漫画です。呪術廻戦は原作は読んでいませんが、アニメは2周くらいしているほど好きです。 他はマンガ大賞などでタイトルと大まかなあらすじを知っているくらいで

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          読書log-『鏡は横にひび割れて』(『半落ち』を添えて)

          面白かった・・・! しんみりと、・・・面白かった!! 市の図書館で数ヶ月待ちだった本書をついに手にしました。 その前に読んだ『半落ち』と読後感は似ている。 下記、ネタバレと考察・感想です! 本作で感じた「ミス・マープル」について 初めて読んだマープル作品です(これから読みたかったの!!) 読み終わってから調べたら、『アクロイド殺し』のキャロラインを元にしているキャラなんですね。キャロライン好きでした!!!なるほどねぇ。知ってから2周目読んだらアクロイド殺しも思い出してしま

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          読書log - 『アクロイド殺し』

          いよいよ7月、夏だー!と思って京極夏彦氏の『姑獲鳥の夏』をさっき読み終わったが・・・なんと落ち込む読後感・・・! 面白かったんだけど、私的には先に『魍魎の匣』を読んでいてよかったと思う。姑獲鳥の夏を先に読んだらもう他の作品は読まなかったかもしれない。姑獲鳥を読んでからもう一度魍魎を読んだら違った見え方になるんだろうと思う。魍魎の次々視点が変わるのは疲れるけどとても面白かった。 さて、アガサ・クリスティ著の『アクロイド殺し』に向き合おう。 読み終わって3週間は経ったと思う。海

          読書log - 『アクロイド殺し』

          読書log-1兆ドルコーチ

          今回は「読まないけど内容を知りたい」という、食べたらめっちゃ美味しいのに匂いだけ嗅いで満足したいみたいな超もったいない要望のための記事です。本読んだほうがいいと思う。 溶けるような読後感 ビジネス書は飽きるので、本の厚み的に「読み終わるまで一週間以上はかかるな」と思っていたが僅か3日で読み終わった。読んでるうちは続きが気になってしょうがなく、ビジネス書というよりルポルタージュやドキュメンタリーのようだった。私の認識が悪かったのかな、本の中では否定しているが、この本はビルの

          読書log-1兆ドルコーチ

          読書log - 『魍魎の匣』(ネタバレあり)

          お、面白かった・・・! 読み始めてから読み終えるまで、濃厚な2週間でした。 この先、完全にネタバレありです。 京極夏彦先生の作品は本作が初めて読んだ奴の感想です。 物語を読んでいる時の感想-- 序盤、次々と移り変わる視点で疲れる 私が読んだのは分冊文庫版の(上)(中)(下)です。 最初の火車と魍魎の導入でかなりわくわくしました。そして始まる久保の小説。最初は誰か昔の人の視点の話だと思いました。気味の悪さがとてもよかったです。年末に読んだ八つ墓村を思い出させる、日本的な、

          読書log - 『魍魎の匣』(ネタバレあり)

          『NieR:Automata Ver1.1a』 アニメ1話見て感激のあまり、感想を書き殴る

          今季の(個人的)大注目アニメ、『NieR:Automata Ver1.1a(ニーア オートマタ)』。もうご覧になりましたか? 年末年始のゴタゴタですっかり録画予約を忘れており(大注目じゃないんかい)、やっとPrime Videoでの配信を見ました。ほんと、いい時代ですね、見逃し配信様様です。 感動ポイント1:ゲーム体験を思い出す演出! まず前提として、PS4やNintendo Switchで遊べる『NieR:Automata』というゲームのアニメ化です。 ゲームのアニメ

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          2022年に【図書館で借りた本】まとめ!

          2022年も残すところあと1日! なんとか仕事納めができました、、 今年まじで大変だった、、3月くらいから記憶がおぼろげで、とにかく大変だったことしか覚えてない。大人になると1年はあっという間と言いますが、記憶がないのに、めっちゃ長かったように思います。思えば、最初に図書館で本を借りようと思ったキッカケも仕事の辛さでした。 小学校の中頃から小説にハマったのですが、ラノベ以外は"学校の図書館"で借りていました。児童書から読み始めて、高校の頃は有名どころを読もうと『吾輩は猫である

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          読書log - 終末のフール

          読書再開した 今年の6月に資格の試験を受けることが決まり、勉強モチベーション確保のために図書館通いを封印した。仕事がクソ忙しくなり、持ち帰り仕事も多くなったが、なんとか勉強して、その試験がついに終わったので、また読書を再開した。このために頑張ってきたんだなぁと、目的が違っているような気もするが、禁欲後の読書の快感は格別だ。 10分で選んだ本 図書館の開館時間は17時までのため、平日は借りにいくことができない。たまたま、仕事を早く上がることができて、週末まで待てずに急いで

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          『ひとりでしにたい - 第64話 彼氏彼女の裏事情』 ネタバレ感想

          『ひとりでしにたい』とはコミックDAYSにて連載中の「30代後半の独身女性の終活」をコミカルに描く漫画作品である。(Wikipediaより) 上記でネタバレなしの作品紹介のみしたのだが、ついに待ってた話がきたので感想を書きます!!ネタバレしかないのでよろしくお願いします!! ついにきた ついにきた ついにきた きましたね、ついに。 なんと、那須田くんが鳴海の彼氏になりました・・・!!!! 思いを伝えた63話でおおお!!!とはなりましたが、まさかこんなに早く付き合う展

          『ひとりでしにたい - 第64話 彼氏彼女の裏事情』 ネタバレ感想

          哲学に触れて-世界と自己と死-

          最近仕事が忙しくなって、休日に予定もあって、図書館で借りた本を1週間で読みきれないのがストレスになってきた。私の住んでいる市の図書館は貸出期間の延長が1回だけできて、通常は2週間のところ、申請した日からさらに2週間の延長ができるので、最長約1ヶ月借りることができる。 そんなこんなで3週間かけてやっと読み終わったのが『1日で学び直す哲学-常識を打ち破る思考力をつける-』(光文社新書 著・甲田純生)である。 自分の中でのまとめと、考えたことを書きたいと思う。 (哲学素人、ただの

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