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松本福広
2023年7月15日 05:22
消えた鍵どこに消えた?心当たりを探してみるけど見つからない。行った場所とか。思い出巡りして。心の鍵とかあるけど見つからない。ぽわんと浮かんでくれば良いのにな。大切にしていた鍵なのに。あの鍵があればお月様にも行けるし。海の青の素の場所に行けたり。夢も叶えられるのにな。もちろん、君と一緒に暮らす家にもね。だから、大事にしていたんだ。一緒に布団で寝ていたりしたんだけど。
2023年7月20日 19:37
忘れた空の辺り(ほとり)ずーっとずーっと寝たまんまお昼寝してから夜に三日月でてきてあなたが起きるまで待ってたのに待ちくたびれてぼろ儲けのぼろ儲け三日月さんも引っ込んで太陽さん出てきたちゃってあなたは一言言うんだあれ?まだ朝か?もう一度寝ようって空で寝たのはなんででしたっけ?雲さんは気持ちよかったですか?雷さんでビリビリしましたか?黒くて黒くて真っ白す
2023年6月5日 22:25
アウトレットモールの天蓋のように飾られるカラフルな傘たち。晴れの日に見ると、おしゃれに見えてワクワクさせる気持ちになる光と色のマジック。空にかけられた虹のように鮮やかな気持ち。雨の日だと、どう思うんだろう?と不思議に思いながら、雨の日に当たらない。雨の中にかかる虹が見れるのだろうか。灰色の中の虹は似通わず、離れているように思えるけれど、同じ空を彩る色たち。お題『雨の日』
2023年5月22日 08:41
孤高な君の明るく通る歌声に。心を打たれて、君の声を追い求めている私がいる。まっすぐな君はいつでも平和とか正義とか愛とかそういう歌詞の歌を歌っているね。太陽のような君。私は腐敗とか、孤独しか歌えないから、交われないけど。それでも遠くからあなたの歌声を聴いています。太陽の黄色に似合う白いバラをあなたに。お題『カナリア』言葉の添え木様【後書き】カナリアってどんな鳥だろう?
2023年5月21日 17:59
視線を横に向ける。民家の軒下で伸びをしながら欠伸をする猫。視線を後ろに向ける。子どもと手を繋いで歩く女性。視線を下に向けてみる。なんの変哲もない石ころ。一つ一つは何も印象がない1コマ。そんな世界の断片は私に何も感想をもたらすものではないけれど。他の誰かにとってはその人にとっての生活の一片で。生活はその人にとって切り離せない一片で。無造作にたたまれないままひっかけれた傘や、
2023年5月21日 15:58
蚕。人間が使う絹のため、家畜化された虫。人の手を介さないと生きられない虫。桑の葉を主食とするが、野生の桑にとまらせても葉を探さないまま餓死する。体色は白であるため目立ち、すぐに捕食される。また足の力が弱く、すぐに落下し命を落とす。成虫し、羽が生えても、体の大きさに対して、飛翔に必要な筋肉が退化しているため飛べない虫。その短い生は繭を作るため、子どもを作るため。その子どもが次の繭を