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合宿恐怖症

私は、昔から合宿が嫌いです。そのせいで、必ず合宿がある8月も嫌いでした。私は合宿の何が嫌いだったのか。やはり一番初めの合宿で、2度と行きたくないと思ってしまったことが影響していると思います。

私の初めての合宿は、小学校5年生の時です。ラグビースクールの5・6年生が合同で、3泊4日の合宿に参加しました。合宿が始まる前は、遠足気分で楽しみにしていたと思います。嫌だった気持ちはありません。

ただ、初日からその気持ちはなくなり、すぐにホームシックとなりました。ホームシックになった理由は、合宿が遠足とはまるで違うことを知ったからです。午前と午後の2部編成の練習に加え、練習場が異常に遠かったのを覚えています。練習もきつく、友達と二人でコーチに怒られたのも、ホームシックとなる大きな要因になりました。

そして一番嫌だったのが、食事です。食が細い上に、疲れている状態でご飯が喉を通りませんでした。しかし、先輩や友達は勢いよく食べる人が多く、余計にプレッシャーを感じます。私は一人残って食べましたが、それでも食べきれず、残していました。

練習も食事も嫌で、気持ちを休めるときがなかったです。4日間の合宿が、本当に長く感じました。そのため合宿が終わった時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。合宿なんて2度と行くものか、本当にそう思い、ラグビーを辞めようかと考えました。しかし結局辞められず、翌年も合宿に参加しました。ただ、昨年と違うのは、行きたくない気持ちが強すぎて、前日に号泣したことです。

この合宿嫌い、8月嫌いは大学最後の合宿が終わるまで続きました。(泣いてはいません。)そして現在、合宿という存在が無くなって5年が経ちました。合宿の無い寂しさを感じたことは一度もなく、素晴らしい日々を過ごしています。

合宿なんて2度と行くものか。そう思ってから12年。合宿の無い理想の日々を過ごしています。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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