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葉落々考察班続報! 『ヒバリでなくナイチンゲールでもなく』PVから物語を感じ取る!

ハイ! こちらは『スタッフブログ 葉落々の準備室』です!

私、月見葉落々がPCノベルゲーム『ヒバリでなくナイチンゲールでもなく』の世界観をばっちりご案内します!


月見葉落々

こんな言葉があります。

『人間には物語が必要である』

かつて哲学という言葉が生まれた頃、古代ギリシャにソクラテスという職人がいました。そのソクラテスとはあまり関係ない四方大學の哲学部學生が電子レンジを回してる時につぶやいた言葉です。

人間には物語が必要である。自分をわかってもらうために。

耳触りの良い言葉を並べた自己紹介なんてしなくとも、あなたと出会うまで自分が何をしてきたのか、その物語を言って聞かせる方が人間性が伝わるものです。

相手とわかりあうために。共通点なんて見つからない無関心な人間と一つの物語を共有する。何でもいい。好きな映画でもおもしろい小説でも、そこをよちよち歩いているペンギンについてでも。

それが二人の共通項となり、思考の垣根を取り払い、お互いの考え方を推し量るスタートラインになります。

物語の重要性は人を理解するためだけでなく、モノの魅力を伝えるためにも力を発揮します。

今、そこの電子レンジに冷凍エビグラタンがあります。モーターショーの最新コンセプトカーみたいにキラキラ輝いて回ってます。さて、『普通の冷凍エビグラタン』と『わざわざ私がドラッグストアのポイント貯めてあなたのためにポイント交換してきた冷凍エビグラタン』と、どっちを食べたい? って話です。

『葉落々の準備室』今回も葉落々考察班が動きます! 『ヒバリでなくナイチンゲールでもなく』のティザーPVの物語性を哲学的に考察していきましょう!

川のせせらぎの音。その不規則性のリズムと穏やかな音量で、人の気持ちを落ち着かせて心の平穏をもたらすことができる自然音のひとつです。自然音にはリラクゼーションやストレス軽減の効果があると言われています。まずは落ち着け、ってことですかね。

「探し物、とでも言えばいいのでしょうか。あそこは私にとって、ちょっとだけ特別な場所なんです」

メインキャラクターの一人が静かに語ります。「探し物」「あそこ」とはどこのことを示すのか。特別な場所ではなく「ちょっとだけ」って飾る言葉がついているのがちょっとだけ気になるポイントです。あなたにとって、ちょっとだけ特別な場所ってどこでしたか。

ここで我らがF0.94ロゴが入ります。じらしますね。

「思い出に浸りたかった、ってやつかしら」

もう一人のメインキャラクターが、なんとなくシニカルに言い捨てたように聞こえますが、どこか温かみのある共感的なニュアンスも含まれているように解釈できます。

「むしろ逆と言っていいかもしれません」

穏やかな口調ですけど、しっかりとした意思が感じられる声。声からはおしとやかな印象を受けますが、言うべき自分の意見をちゃんと言う前向きな姿勢がうかがえます。意外と頑固そう?

「どういうこと?」

突き放すような一言ですけど、ちゃんと話を聞くよとも言っているように感じる声です。

「思い出に浸らないために、です」

「あの思い出が今の私には何の関係もなく、ただ永久に過去のままになっているということで、私はそれを確かめたかったんです」

「永久に過去のまま」とは気になるワードです。「今の私」に関係なく、それを確かめたいと言う彼女にとって浸りたくはない過去とは何なのか。

「随分と、思い出にご執心なのね」

この何気ない一言も重要に感じられます。はたして思い出にご執心なのは会話の相手なのか、彼女自身なのか。

ここで川のせせらぎは止んで、川の流れを思わせるゆったりと和やかな音楽が聞こえてきます。そして──。

『ヒバリでなくナイチンゲールでもなく』

ここ鳥肌ものですってば! 二人の声優さんによるユニゾン! ハーモニーによる調和ではなく、ユニゾンによって音に力強さが宿って言葉の響きがより美しく聴こえます。

CAST
栃木 茜:三川 華月
夕霧 しずく:石川 由依

それぞれ響かせあうように重なるユニゾン。何度繰り返しても聞き惚れてしまいます。

『証明しよう、私たちの空白を』

最後に見えてくる文字列。

思い出とか、永遠に過去のままとか、そして、空白。私たちがどうやって証明するのか、ぜひ、注目です! ご期待ください!

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