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スタッフ紹介回! Java、C++、Python、そしてBASICは伝説へ…

少しだけ昔の話をしましょう。まだ人類が十本の指を使って物理文字板を操作し、ディスプレイの安寧の中へプログラムを列記していた頃の話です。

むかしむかし、あるところにエンジニアがいました。大勢いました。

複雑な特定文字を使いこなし、魔法のようなプログラムを書いて、とても美しい仕事をするその様はまさしく近代魔法使いのよう。近代魔法使いたちはさまざまな言語を駆使して、数式とデータが織りなすとびきりの情報魔法陣を構築しました。

近代魔法使いたちはたくさんの言語を使役していました。数ある言語の中でも三大プログラミング言語と呼ばれるものがあります。「Java」「C++」「Python」です。

「Java」とは機能を一個のパーツとして捉えて、パーツとパーツとを組み合わせるようにプログラムを書くオブジェクト指向言語の一つです。Java使いは豊富なライブラリと処理速度の速さを武器に、プラットフォームに依存しない自由度でOS環境に左右されない戦い方を示します。

「C++」とは歴史と伝統あるC言語の拡張版であり、最も速いと謳われる処理速度が売りのプログラミング言語です。C++使いは人間の理解度を超えた機械語に近く、その習得が難しい言語ですがいざ使いこなせた時はかなり複雑な処理も柔軟に対応できる汎用性を発揮します。

「Python」とはコンパイル不要のインタプリタ言語です。コンピュータが直で人間の書いたプログラムを読んで実行するので、機械語へ翻訳する作業が必要ありません。そのためコードの記述がシンプルで短くまとめられ、計算処理能力に長けている言語です。Python使いは科学技術分野や人工知能開発のステージで活躍しています。

そんな三英雄が割拠するエンジニア界に、異世界から転生してきやがったヤツが現れました!

異世界転生といえばチートです。もうね、俺TUEEEです。アレです、アレ。「黙れ! ドンッ!」です。

そいつは一部の人間には容易に理解できるくせにエンジニア界においては異常に難解なプログラム言語を使いました。Java使いも、C++使いも、Python使いも、この異世界転生者に困惑するばかりです。そいつの名前は「ぴゅう太」といいました。

「ぴゅう太」はROM:20KB、RAM :16KBのメモリを持った異次元スペックで、16色同時発色が可能なある意味ゲーミングPCです。当時のファミリーコンピュータのRAM:2KBと比較するとどれだけハイスペックマシンだったか想像に難くありません。

近代魔法使いがひしめくエンジニア界においても「ぴゅう太」を支配下における者はいませんでした。たった一人を除いて。その魔法使いが使役するプログラミング言語は「日本語ベーシック」でした。「日本語ベーシック」! もはや古代魔法です。この失われた言語を使える者がエンジニア界に存在したなんて!

「またオレ何かやっちゃいました?」

日本語ベーシック使いはキーボードの上で激しく指を躍らせて、勢いよくEnterキーを叩きました。ターンッ!

ハイ! こちらは『大學奇譚 葉落々の準備室』です! ごめんなさい。なんかやっちゃいたくってやっちゃいました。日本語ベーシック使いのみなさま、ごめんなさい。


さて、今回はノベルゲーム制作日記、そしてスタッフ紹介回です! 私、月見葉落々がばっちりご案内します!

本日のゲストは『大學奇譚』制作チーム、スクリプト班のみなさまです!

──まずはお疲れ様です! いつも葉落々と愉快な仲間たちが大変お世話になっています! kurosanさん、ようこそいらっしゃいました!


スクリプト班メンバー:kurosan

kurosan:こんばんは。よろしくお願いします。

──早速ですが、どのような人物がゲーム制作しているのか。それを知るためにみんなに質問していることがあります。「好きなゲーム」「これは相当遊び倒したぞってゲーム」は何ですか?

kurosan:ノベルゲームですと『CROSS†CHANNEL』『Fate』をプレイしました。

──いろんなハードに移植されてる名作ADVですね。ちなみにどちらのハードで?

kurosan:Steamです。

──おお、なんかkurosanさんっぽいですね。これは個人的な感想ですけど、Steamユーザーは硬派ゲーマーってイメージがあります。

kurosan:Steamでは他に『ELDEN RING』や『Outer Wilds』もよくプレイしました。

──はい。いい意味でゲームガチ勢って感のあるラインナップですね。

kurosan:というか、ほぼSteamでしかゲームはプレイしていないですね。

──ガチじゃん。となると、推しキャラって誰かいます? 人外でもロボでも、こいつは推すぜって子です。

kurosan:いません。

──言い切った。さすが硬派ゲーマー。

kurosan:ゲームはキャラクターで選びません。ゲームシステムが優れているか否かです。

──そんなゲームシステムガチ勢のkurosanさんは、『大學奇譚』ではどのような制作作業を担当しているんですか?

kurosan:Unityでスクリプトを書いています。それもキャラやセリフではなく、ゲームの機能的な部分やコンフィグ周りを。全体の仕組みを書いているといったところです。

──ゲームエンジンUnityですね。ちょうど最近ノベルゲーム関連の論文を読んだところです! Unityを使ったノベルゲームの作り方をぜひお聞きしたいです!

では、盛り上がってきたところでスクリプト班の子も待たせていることですし、ゲーム制作近況報告は次回に続きます!

次回予告!
異世界から転生してきた『ぴゅう太』と対峙する唯一の日本語ベーシック使い! 旧世界支配者とロストテクノロジーユーザの戦いの火蓋が切って落とされる!

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