推しを紹介する文章を書いてみよう！（例えばこんな文章）
私の主宰する「書いて、しあわせになる」がコンセプトのオンラインサロン。
不定期で開催している勉強会があるのですが、4月は「推しの紹介文を書いてみよう」というテーマで講座をやりました。
「推しを紹介する」の「推し」は、私の中では、特定のアイドルだけを指すのではなく、おすすめスポットとか、めちゃくちゃ好きな本とか、最近ハマッているおいしいスイーツとか、そんなのでもよい。
とにかく自分が「よい」と思っているものを、端的に紹介すること。
講座では、推しを紹介するときに使うと便利な文章の型を伝えて、それに倣って書いてもらいました。
そのときに書いた、私の推しを紹介する文。せっかくなので公開。
私の推しはダンス。
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踊れないから楽しい
BTSにどハマりして、（無謀にも）BTSのように踊りたいと思って、45歳のときにヒップホップダンスを習いはじめた。
初心者なので、当然ながら全然踊れない。全然踊れないのだけど、踊ってみて分かったのは、ダンスは踊れなくても楽しいということだった。
なぜなら、踊ってみることで初めて分かることがたくさんあるから。45歳にもなるとある程度のことは慣れてくる。日常の中でできなくて困ることはそうそうない。料理も出来るし電車の乗り方だって分かるし、たいした驚きも発見もそうない。でも、ダンスは、たった10分踊るだけでも、分からないこと、できないことだらけなのだ。
まず、自分がこんなにも自分の体を思うように動かせないことに衝撃を受けた。ステップを踏みながら、手を回すことができない。手を大きく振ることも、足を高く蹴り上げることもできない。びっくりする。でも、めげずに練習を続けていると、やがて動けるようになる。この、できなかったことができるようになるという感動がすごい。この年になって、まだ成長できることがあるんだという喜び。あとは、夢中になって踊っているときの「無」になる感覚。常にやらなければいけないことに追われている日常から解き放たれる、この開放感もすごい。
踊れなくても楽しい。踊れないから楽しい。だんだんできるようになっていく自分に出会えるというのは、日常ではそうない、なかなか感動的な体験だと思う。
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