夫を心底尊敬する｜May.12

6時半起床。今日も五月晴れ。ウッドデッキに出てストレッチ。野鳥の声がスゴイ。元気だな、鳥たち。ウグイスも鳴いている。

今日は私はZoomの講座4時間。受ける側。夫は終日Zoom授業。ようやく夫が別室にスタジオを作ってくれて、私の仕事部屋は私だけのものになった。授業が9時半に始まるのに、夫は9時20分まで準備していた。いつも直前にしか動かない。ホントいつも思うけど、よくそんなにのんきに仕事ができるね？

本日の夫のZoom授業は50人程が受講しているという。「へー！すごい人数。その中で何人が顔を出してるの？」何となく聞いたら、誰１人として顔を出していないと言う。え、つまり夫は誰も映っていない画面に向かって、えんえんと講義をしているということ？「うん、石に向かって話しかけているみたい」とあっさり言うけど、えー！！！！それってどんだけの苦行なの！私、辛すぎて逃げ出しそう。

私なんて、Zoomの受講側で、少し発言するときだって、画面の向こう側の人が無反応に見えて、本当に聞いてんのか発言するのが怖いくらいなのに！！

それなのに夫は、何の反応もない、黒い画面に向かって話し続けるなんて。のれんに腕押し、糠に釘とはまさにこのこと。なんの張り合いもない。それでもやり続ける夫すごい。ものすごい忍耐力｡　それを1日4コマやり遂げるなんて…。夫を心底尊敬する。「ホントに聞いてんのかな？と思うけど、授業に最後にちゃんと課題を提出してたから、あ、聞いてんのやと思った」って。すごいな。ホント私と全然違う感性で生きているんだわ、この人。尊敬。

一方の私。

がっつり講義を聞くZoomの受講する側をしてみたら、疲れた。途中で集中力が切れてしまう。まめに休憩は入れた方がいいのかもしれない。あとは聞くだけではなく、ワークを取り入れた方がいい。受講する側をしてみて気付くことがあるので、大金払ったけど、とても良かった。

夕方、いつものように公園へ行って山登り。富士山に登るなら、これが延々続くんだろうかと息を切らし、山道を登りながら思う。てくてく歩き、夫や娘とぽちぽち話し、野鳥の声、木々の間を通る風、夕陽に癒される。

夕飯は、手羽先の焼いたのと冷凍の水餃子、白ご飯、もやしの入った中華スープ。息子がスープをお代わりしてくれた。たくさん食べてくれるとそれだけでうれしい。

BSでやっていた松本清張のドラマを見る。ドラマ「黒革の手帳」を見て松本清張にハマり、図書館で片っ端から読んでいったけど、相変わらず面白い。

何にこんなに惹かれるのか？

考えてみたら、人間の弱さを描いているからかなとふと思う。主人公は自分の保身のために嘘をつく。嘘が嘘を呼び、次の殺人が起きてしまう。弱い。弱いなぁ｡自分の弱さを認め、自分を受け入れて、助けてと言えたら良かったのに。人のことはよくわかるんだよね。誰もがうらやむ生活を手にしていたお医者さんの人生が坂道を下るように一気に転落していく。ドラマやお話で見る分には面白い。

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