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【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」㉓芽室町役場渡辺浩二さん ~仕事でも遊びでもない「公私一体」インフォーマルな時間を大切にする生き方~

もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回ご紹介するのは、渡辺浩二さん。芽室町で地域の活性化に奔走し、公務員ながらも「公私一体」となってマチの未来を創る“スーパー公務員”です。

渡辺浩二:芽室町魅力創造課課長補佐兼魅力発信係長。1974年北海道帯広市 出身。1993年に芽室町役場に入り、開発商工課、税務課、総務課、企画課などを経て2004年より北海道庁に出向。プライベートでは十勝芽室コーン炒飯地域活性化協議会などの事務局長を務める。趣味はサウナ、飲み会、キャンプ。

組織改革で誕生したユニークな部署「魅力創造課」

北海道の中でも、注目される十勝。特産品やその自然を生かしたアウトドア、地方創生などの動きが非常に多い地域の一つ。そんな活気ある十勝近郊で開催される数々のイベントで見かける男性…それが「スーパー公務員」こと、渡辺浩二さんです。役場の公務員といえば、黙々とデスク作業をこなす姿を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし渡辺さんは、「公私一体」を掲げ、芽室を中心に駆け回っています。

嵐山展望台から望む芽室町

渡辺さんが所属しているのは、芽室町の魅力創造課。令和3年4月に、役場の組織改革の際に創設されたばかりの部署です。
人口の減少、少子高齢化、地域コミュニティの希薄化、そこに加え、新型コロナウイルスの影響による新たな社会…北海道のみならず、今や声高に議論されるこの問題は、芽室町にとっての課題でもあります。
「課題解決のために組織も変えていかなきゃいけないということで、『地域の課題解決』、『埋もれている新たな可能性の最大化』この2つの視点で、時代に合わせた組織改革の中で魅力創造課が新設されました」と渡辺さん。
渡辺さんは、現在まちなかの再生や観光物産振興、ふるさと納税、さらに移住定住など幅広い内容を担当。しかしメインとなるのは、「ビジョンマップ」を元にした未来の芽室町のシティプロモーションです。

ビジョンマップとの出会い〜町民と一緒に描く「20年先の未来」〜

実際に作成されたビジョンマップ

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