ezoe

フリーのデザイナー。福岡市在住。 真面目に絵をつくって、真面目に話を書きます。

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最近の記事

3月30日

春なのに、夏の海を思い出してしまったり 春だから、親子で遊んでみたり ソーダとチーズの切手、春。 以上です。

    • 1月29日

      カレーを入れるやつバードが小唄を歌い、 キツネが最終ホールでイーグルを狙う。 クイズの2択は◯かバズーカ、正解は毛糸の歯ブラシ。 こたつで寝てたら力士が蹲踞でこっちを見ていたので 夢かと思ってもうひと眠り。

      • New Day

        女の子の間では、あずきのピアスが流行中。 ちょっとしたパーティには胃袋のバッグをもって出かけてる。 ランチを頼めば付け合わせのミックスベジタブルにうりぼうがまぎれこんでいて シャツの襟でろ過した水を出してくれる。 今朝起きたら隣の庭のおんどりに、黄色い耳が生えた謎の赤い生き物がいる。 この街もすっかり変わってしまった。

        • 第5話「森林問題」の巻。

          朝は少し肌寒いけれど、昼間はちょうどいい温度で過ごしやすい季節となってきた。僕が好きな季節だ。 今日は3時から打ち合わせの予定が1本入っている。 午前中のうちに作業を終わらせ、事務所を出た。電話やメール、リモート会議などで打ち合わせが済んでしまう昨今、誰かと会うために外へ出かけるのは、普段1人で黙々と作業をしている僕にとってやぶさかではなかった。 事務所を出て、昼ご飯を食べてから打ち合わせ先に向かうと、ちょうどいい時間。には、ならなかった。少し早く出てしまったようだ。打ち

        3月30日

          天麩羅

          「長崎の人は天麩羅にソースをかけて食べるんですよ!」 長崎出身の歌手は言った。相手の女性司会者は驚いて「ええっ!本当に?」と 声をあげた。 そんなやりとりをテレビで見たのは小学生の頃だった。 確かに、僕も当然のように天麩羅にソースをかけて食べていたし、なぜ驚いていたのか当時の僕はわからなかった。 それから時は経ち、家族で外食する機会があり、みんなそれぞれに好きなものを注文していった。ほどなくして注文していたものが運ばれてきた。母の目の前には天麩羅御膳が置かれた。母は薄茶色の液

          天麩羅

          今年の夏ほどサザンを聴いた夏はない。

          思っていた3倍の金額だった。今年の夏(※1)は2年に1度の車検の年。 両の手(※2)で持った見積書は汗ばんでいた。 どうしよう?と悩むことはなかった。車を乗り換えることにした。 それから1週間あとくらい(※3)だろうか、乗り換える新しい車のトランクを見ていた。「これがMD(※4)チェンジャー。6枚まで入る。6枚ともサザン(※5)。」父(※6)は言った。 僕が尋ねる前に、以前乗っていた人の趣味で6枚すべてがサザンオールスターズらしいことを父は教えてくれた。僕が尋ねたかったのは

          今年の夏ほどサザンを聴いた夏はない。

          ベランダに出ると下には大きな木が見える。

          僕の仕事場は6階でベランダに出ると下には大きな木が見える。 その木は春になると桜が咲き、仕事の合間に上から眺めることもしばしば。 ある日ベランダに出てその木を何気なく見てみると、 木の枝にハンガーが10本ほど束で刺さっている。 ハンガーを投げたり、上から落としたりして刺さる距離に 木より大きな建物はない。 もちろん近くに陸上競技場もなく、ハンマー投げをハンガー投げと勘違いしてハンガーを投げる選手がいるはずもないし、若い男女が大きな木にハンガーを交互に刺していき、刺せなくなっ

          ベランダに出ると下には大きな木が見える。

          目玉焼きはイイ。

          卵を割る、フライパンで焼く、出来上がり。まず調理方法が簡単だ。 そのまま食べるのもおいしいし、 なにより他の料理の上にトッピングするにも最適だ。 ハンバーグの上に、ナポリタンの上に、 お好み焼きの上に、とにかく目玉焼きはノリにノッている。 料理の上にノッていると料理を出す側、食べる側、 両者ともに心強い、目玉焼き。 外側の白いまると、内側の黄色いまるの二重丸が愛らしい目玉焼き。 食べ進めていく上で、いつかはこの手で黄身を潰さなければいけないという 切なさがある目玉焼き。 そう

          目玉焼きはイイ。