修士号を取った後のチャレンジ、「女性社会研究所」を通じて「女性の声」をエンパワーする
学校が提示する卒業後のキャリア
ちょうどこの記事を書き始めた12月13日、イギリスでは卒業式が行われていましたが、日本に滞在したまま過ごしています。さて、修士号をとった後に何をするのか?というのが修士論文を提出して以降、この秋の私のテーマでした。
私は修士課程として「教育と社会正義」で学んだのですが、そのコース案内の卒業後のキャリアとして提示されていたものは、研究者、政策立案の仕事、アクティビスト(活動家)などでした。出願する時に、このアクティビストの文言に惹かれたのですが、日本に卒業後のキャリアに「アクティビスト」と提示している学校機関はないのではないでしょうか。(*調べてみると、日本では「アクティビスト」というのは、社会問題への取り組みではなく、企業運営、株式の文脈で使われているようです。それも日本らしいなと思います。)
イギリスの教育により尊敬される「アクティビスト」というキャリア
イギリスでは一般的に、シチズンシップ教育として、良き社会の一員になるための教育が行われていて、民主主義、人権、社会正義、アクティビズムなどが取り上げれています。このような背景もあり、イギリスではキャリアとしての「アクティビスト」に対する偏見は存在しません。アクティビズムは、合法的に社会正義、環境問題、人権など幅広い問題をカバーすることができる、尊敬される市民活動の形態の一つです。個人の生活もグローバルな問題も自分たちが主体である政治政策に影響されているというのを子どもの頃から理解しているからです。
私が学んだ修士課程は、このような教育を受けていることを前提に進められていたので、日本育ちの私にはシチズンシップ教育とそのベースになっている哲学の基礎がなく、本質的な学びに到達するのにかなり苦労しました。それでも何とか修士論文を書き上げたおかげで、大学が卒業後のキャリアとして提示していた、研究者、政策立案、アクティビストといったステージに近づけたように思います。
「女性の声」を活動の軸にしていく
博士課程に進んで研究を深めたいという欲もあり真剣に検討したのですが、多くの女性とお話したり、声を持つお手伝いをしたり、日本の女性の声に光を当てる活動をしていくことに決めました。つまり、「女性の声」を軸としたアクティビズムです。(日本語でも英語でも、日本の女性の声があまりにも少ないのです…)。これから、「女性社会研究所」をハブとして多くの女性と、どんどんつながっていけたらと思っています。
そのために、そのために今月に入ってから友人に協力してもらったりしながら準備をはじめています。まず手始めに、女性社会研究所のインスタグラムを始めました。このアカウントでは女性が女性を勇気づけるための言葉を毎日1つずつ紹介しています。
たとえば、このような投稿をしています。
これらの画像を作るために、何よりも私も勇気づけられていることを実感しています。このインスタグラムのアカウントはこちらになります。ぜひフォローしていただけると嬉しいです。
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https://www.instagram.com/joseisyakaikenkujo/
「女性社会研究所」を通じた活動
今後、女性社会研究所 - 女性社会研究所 (josei55.com)では、次のような活動をしていけたらと考えています。
日本社会における女性の声と課題に光を当てていく(可視化)
インスタグラムを通じて女性を勇気づける言葉を届ける
オンラインを活用したコミュニティ構築する
様々なメディアを通じた啓発活動を展開できるようにしていく
最終的な目標は、私たち女性が自分の声を持ち、その声が社会に正しく認知されるようにし、未来の女性が生きやすい社会を共に作っていくことです。
今後の情報は、このnoteでお知らせしていきますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです。共感し合える女性とつながっていくのを楽しみにしています。一緒に女性の声を社会の表舞台に上げ、社会にポジティブな変化をもたらしましょう!
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