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「ランニングって転倒するスポーツだったんだ」と16年走っていて初めて知った話

亀ランナー歴16年。60才ちょっと超えています。
時々故障はしていました。膝です。
オーバーワークによる腸脛靱帯や昔傷めた半月板。
スキーやスノボ、テニスなどで、骨折したりする方を時々お見かけしては、
「その点ランニングは安全」と思っていました。
山を走るトレイルランニングは別ですが、前述のスポーツとは違いあくまで通常の動作。
「捻るとか転けるとか・・・そんなことはない。心配なのは心臓」そんな風に考えていました。

1.その前に、歩行中転倒していた

実は前月、歩行中転倒し、肋骨にヒビが入っていました。
点字ブロックの上に左足を乗せた時に、足首がこけっとよろけ、右足を踏みだそうとしました。ところが、履いていたのはエナメルの靴。バランスを崩した足に右足が触れて絡まり、バタッと。
手を擦りむき、肋骨を打ち付けました。息する度に胸が痛くて整形外科に。
「ポキッと折れてはいないけど、ヒビは入ってるね、きっと」
こんなことでヒビが入るのだとちょっとショック。
ヒビとは言いますが、結局骨折。
でも、肋骨は固定するわけにはいかないので、湿布して治癒を待つしかありません。

そこで、お友達のKさんからのアドバイスに沿って、カルシウム、ビタミンD、プロテインなどをしっかり摂取。食物も、カルシウムとタンパク質を多めに摂っていました。

2.えっ?私また転けた?

さて、2週間が過ぎて漸く痛みが和らいできました。
そろそろ走りますか。
夏になる前に走っておきたいし。
ある朝、5時台に目が覚め、ランニングウェアを来て外に出ました。
数日前に購入した Apple Watch は、それまで使っていたGarminよりも使いやすく、ランニングがより楽しくなっていました。

この年齢であれば、ちゃんと身体を目覚めさせてからでなければいけないのですが、「大丈夫だろう」と。過信です。

私のランニングコースは普通の道。つまり歩道です。
朝は人はいないので、気持ちよく走っていました。
3キロほど走って折り返し、「帰ったらシャワー浴びて、○○して・・・」など考え事をしていながら走っていました。
そして、「アメリカと日本の時差」を計算し始めた瞬間、右足が何かに躓き、次の瞬間歩道にたたきつけられていました。

え?私、また転けた?

前月に体験したのと同じことがまた起きた。
しかし、衝撃はこちらの方が大きく、その場で起き上がることができたのですが、顔、胴体、足と痛くて、そのまま座り込んで呆然。

何に躓いたのかを見ました。点字ブロックでした。

転けたのはここではないですが、こんな風に敷き詰めてありました


点字ブロックは、大切なものです。
しかしながら、ものによっては1センチ弱の高さがあります。設置の仕方によっては少し浮いていたりすることもあります。
ですから、その存在を意識しないで走るのは危険です。
それなのに、私は「今日の予定」など考えていて全く見ていませんでした。

買ったばかりの Apple Watch から

「ひどく転倒したようです。大丈夫ですか?」
と尋ねられました。緊急通報のボタンも表示されていて、すぐに連絡できるようになっています。
これが噂のあれね・・・アップルすごい。

「大丈夫です」を押しました。

3.折れてない?

まず、打ったところを確認しました。

①頬と顎
ガンと打ち付けました。
痛い。そーっと顔を動かしてみました。
「動く!」

②膝
右膝のお皿をもろに打撲。
折れてなきゃいいなあ・・・
曲げ伸ばしを確認。
大丈夫そう。

ただし、内出血と擦り傷が酷い。
③その他、胸、手、腕、腿
痛いけど大丈夫そう。

何とか帰れそうだったので、そのままゆるゆると走ったり歩いたりしながら帰宅。

まずは顔を確認。
顎、内出血とすり傷。
頬は見た目以上なし(ただし2日後に変化が)。
肋骨、別なところが痛い💦また折ったかな?

その他はちょっと皮がめくれたり、内出血したり。
絆創膏貼ったり湿布したり。

肋骨は痛みが増したので翌日整形外科に。
「あー、またヒビだね、これ」と湿布薬をたくさん貰いました。

2日後になって顔の左側が青くなっていることに気づきました。
頬を触るとかなり痛い。
そして、時間が経つ毎に徐々に降りてくる。

これは、もしや頬の骨折?
形成外科を受診。
結果は「大丈夫でしょう」とのこと。
「もしかしたら細かい骨が損傷していて出血しているかもしれないけど、そのうち修復するでしょう」

「そんな転び方してよく無事でしたね。あなたの年齢だと、大事になるケースが多いですよ。日頃からスポーツしているから、うまく転べたんですね」

4.ランニングは転倒するスポーツなのか

そもそもランニングで転倒ってあるのか?
思い出したのが、マラソン大会での状景。
顔面や頭部からひどく流血し、救急車で運ばれる方を見たことがありましたが、その時は、何が起こったのか理解ができず。
あれは転倒だったんだ・・・。

サイトを探ると、いくつか事例がありました。
鼻や歯を折ったケース。
打ち所が悪ければ「救急搬送→手術」もあったのかも。
幸運でした。
加えて、前回の転倒のお陰でカルシウム等をかなり摂取していたことも、骨折の予防になっていたのかもしれません。

<反省したこと>
○これまで朝起きて、ボーっとした意識のまま、準備運動もほとんどせず走りに出ていました。これ、問題外。
○筋トレ(以前はやっていた)を怠っておりました。知らず知らずのうちに足がきちんと上がらなくなっていたと想像。

5.ランニングを今後も続けるために

心身共によい影響しか及ぼしてこなかったランニング。
でも、年をとってくると、リスクは増す。
しかしながら、これ以外によさそうなものは見つからず、何とかやめないで続けたい。

◎朝起きてから30分は身体を慣らしてから走る
◎走り出す前に必ずウォームアップ
◎筋トレ(スクワット、腹筋等)
◎点字ブロックは避けて走る
◎考え事はせず、走りに集中。Apple Watchにも視線を向けない

16年もの間、転倒のリスクを知らずに走れていたことは、運がよかったのでしょう。
シニアの亀ランナー、これからは注意しながら健やかに走り続けます。

明日朝も走ります




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