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[南米の旅 1/11-12]アルゼンチンパタゴニアのトレッキング

1/11 燃える山 フィッツロイへ

(前回からの続き)
エルチャルテンのツアーの事務所から、登り口まで30分くらいクルマで移動。いよいよ歩き始める。
この日は、8キロ+LosTres湖までの往復4キロを目指す、けど、Los Tres湖は元気残量とフィッツロイへの雲のかかり具合で決めることに。
ただ、翌日は19キロの行程の予定で、明日にLosTresまでの行程を持ち越すと、23キロ歩くことに。20キロとか言われてもなー

今回のガイドさんはアルゼンチン出身のバージニアさん。アルゼンチンの夏はこの地域で、アルゼンチンの冬はスペインで、ガイドをしているそうだ。英語とスペイン語ができる、ポルトガル語とイタリア語もなんとなくできる、って感じで、英語バッチリでした。

そんなに急ではないトレイルで、比較的歩きやすく、2時間半くらい歩く。
途中、Glaciar Blanco=白い氷河、と呼ばれるポイントで休憩、大体、中間地点。
白と呼ばれるのは、周囲を白い石灰岩で囲まれている=モレーン、だからだそうだ。

Glaciar Blanco、ちょっと青っぽいのは光の屈折の関係


残りを歩いて、やっぱり寝不足で疲れているのとフィッツロイに結構雲がかかっていたので、翌朝の宿題にして、早く休むことに。
本日の行程は、Googleマップではこんな感じでした。

ガーミンで計測。左の”los Tres”の左奥がフィッツロイ


泊まるキャンプ場はプライベートのツアー専用のキャンプ地。キッチンと食堂のドームと、個々のテントからなる。登山のベースキャンプ、ってこんな感じか。

食堂ドーム
泊まるテント
テントの中の様子、寝袋です


早めに食事をしてとっとと寝ることに。日没が22時くらい、だが、寝不足と歩いた疲れで20時位から爆睡。夜中にふと目が覚めて、近くの河原に出てみると雲もなく満天の星空、翌朝に期待が広がる。

夜中のフィッツロイ。撮影難しい、、、
ミルキーウェイ的な



1/12 快晴 フィッツロイ、セロトーレを見に行く



日の出は6時頃、この少し前にフィッツロイに朝日が当たって燃えるように見える、燃える山、という別名があるそうだ。で、この日はすっかり快晴で、燃えてました、ヤバい、綺麗。

燃えてます、フィッツロイ



朝食をとって、LosTres湖を目指します。YouTubeでいくつか動画見てたけど、ここの登りはマジヤバい、急。1kmで獲得標高400m。

最後の最後の上り、写ってるのはガイドのバージニアさん


なんとか登りきり、目的地に到着。LosTres湖と隣のdark lakeが見えるところで休憩。

手前の2つの湖とフィッツロイ


フィッツロイはイタリア人の名前、いくつかあるピークのうち、三番目に高いピークはサンデグデュペリ、そう星の王子様のサンデグデュペリ、名がつけられています。飛行機乗りで郵便を届けていた彼は、ブラジルから初めてアンデスを超えた人だったそうで。

Dark lakeの名の由来は、周辺の土の層が氷河の溶けたところに流れて、濁った水を形成してるから、とのこと。
コンドルが見れましたー、ラッキー

下りはスリッピーですが、まあまあ良いペースで降り、ベースキャンプに一度戻って、本来の2日目のルートに行きます。あまり急な登りはないもののアップダウン繰り返し、運動不足の足に襲いかかります、、、
実は前夜、寝てる時に足が攣りました泣
ムネリンはバナナくえば、つらないって、英語のインタビューで答えてたな、意味わからんが。
最初な10キロで、マデラ湖、ヒジャ湖、そして一番の見どころのセロトーレとトーレ湖を見ました。

セロトーレと湖


トーレ湖は二つの氷河が、流れてできた湖で、少し濁っています。足裏がヤバい、というのと、少し薄めのソックスで擦れがヤバい、ため、裸足になって氷河の水で冷やします。腹減ってるはずなのに、ランチボックス、半分くらいしか食べられず、残り9キロ、ハンガーノックにならないか、ちと不安。バナナ、シリアルバーで誤魔化すことに。

残り5キロくらいまでは順調、その後、アップダウンが続き、足がボロボロ、ペースダウンしながらも、なんとか、エルチャルテンの登山口まで辿り着く、着いたーと思ったが、その先、ツアー会社の事務所までが、最後残ってた、バージニアはseveral blocksと言ったが、結構遠かった、ヘロヘロ。


この日の行程、なんか距離が多めに出る傾向あるかも


なんとか辿り着いたら、ビールのご褒美が。パタゴニアのアンバーで、美味い、ほんとはコーラ飲みたかったが、やっぱりビールサイコー。

少し休んで、バージニア、ツアー会社の人に別れを告げ、迎えのクルマで、カラファテに帰る。
またもアレハンドロ登場笑
帰りは車中爆睡でした、アレハンドロごめん。

2時間半くらいでカラファテの宿の到着。

ちょっとかわいい宿


宿のご主人、スペイン出身、英語がちゃんとできて、すごいいい人。ラッキー。
ここでも到着して、ビールをもらう笑
メンドーサ、という、ワインが有名なところで作ってるビール。
シャワー浴びて着替えてもらったビールを飲んで、メシ行くことに。事前にしげ旅なんかも見ていろいろチェックしてたけど、疲れて元気出すにはアジア食だろう、と、改めて探して
宿の近くにパッタイと寿司を出すという謎のレストラン発見、なんでもいいから米食いたい、と思い、そこに飛び込む。偏見ですが、大体こういうのは韓国人がやってるかな、と思ってたけど、アルゼンチンの人がブエノスアイレスで修行して、ここでやってるそうです。
メニューはサーモンの握り、カリフォルニア他ロール、パッタイ。なんちゃらロールは嫌いではないけど、クリームチーズと米のコンビはこの時はいらなかったので、サーモン握りとパッタイをオーダー。この辺のサーモンは脂がのってて美味いと聞いていたので。
お供はアルゼンチンのシャルドネ。
サーモン握り、悪くないです。サーモン美味い、シャリは、まあ、こんなもんでしょう。
ガリがなんか赤い、分厚い、けど、ガリ。
パッタイは、謎。シーフード、特にエビは美味しい、が、味付けが、なんだろ、ピリ辛なんだけど、パッタイにあるようなちょっとした甘さがなかったり、そもそも麺が全然違う。パッタイと別のもの、と思って食べれば、まあいいんだろうけど。
とりあえず、お腹は満たされ、疲れているので、速攻寝ることに。

なぞのパッタイ(横のままですが)


明日はペリトモレノ氷河に行きますぜ。おやすみなさい。

(つづく)

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