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エッセイ/ 「小我と大我」について

仏教を起源とする言葉



■まず、本文に関係する用語について、ご紹介いたします。

たい が - 【大我】
① 〘仏〙 悟りによって得られる絶対に自由な在り方。真我
② 利己的な立場を克服し,より広く公共的な立場をとる主体性

しょう が -  【小我】
① 〘仏〙 凡夫の我
② 自分一人にとらわれた狭い我。利己的な立場の主体性

ぼん ぷ - 【凡夫】
① 平凡な普通の人。凡人。
②〘仏〙 仏教の真理に目ざめることなく,欲望や執着などの煩悩(ぼんのう)に支配されて生きている人間。

が - 【我】
① 自分本位の考え。我意。わがまま。
② 〘仏〙 自己の内部にあると考えられる不変な実体。人間の本質。自分に執着する心。




■本文



「欲望を否定することではなく、その欲望を清浄にすることが必要である」とお釈迦様は説いています。


小我を捨てて大我に生きる


小我とは、自己の生きる世界を小さなところに閉じ込めた考え方です。
つまり自分中心ということで、エゴのことです

大我とは、自己の生きる世界と他の生きる世界に隔たりを持たない。
欲望を清浄にすることになるので、結局は無我になります。


時間=命


人の時間や労力は、命を削っているのと同じだと思います。

誰しも生まれたその日から、終わりの日に向かって進んでいます。

小我の心持ちで生きるのか。
大我の心持ちで生きるのか。

一日一日、感謝の気持ちを持って生きてまいりまいと思います。

そして、決して容易なことではありませんが、
小我を捨てて大我に生きる
この心の持ち方が自然になるよう、これからの人生、意識してまいりたいと思います。


以上

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