毎日お弁当を作るお母さんへ

（この記事は、なんらかの事情でお弁当をつくるのが難しいというお母さんを疎外する意図で書いたものではありません。人それぞれ事情はありますから。お父さんがお弁当を作ってるおうちもあるかもしれませんね。）

私がもうとうに亡くした母に「お礼を言わなければ」と思っていいることがあります。

それは、中学、高校と6年間学校のある日は毎日毎日お弁当を作ってくれたということ。

母はフルタイムで仕事をしながら、忙しい毎日でした。

高校生になった私は友達の家に遊びに行って、夜中に帰宅したことも何度もあったと思います。

夜中に帰宅した私がテーブルの上に置かれた私の分の夕食を見て、ちっとも申し訳ないと思わなかった。

そして母も、「遅くに帰るなら連絡くらいしなさい！」とも言わなかった。

今これを読んでくださっている方の中に、毎日お弁当をつくってらっしゃるお母さんはいるでしょうか？

あるいは用意した夕食をお子さんなり、ご主人なりにすっぽかされた経験があるお母さん、奥さんはいらっしゃるでしょうか？

私が母に言いそびれたこと

「毎日お弁当を作ってくれてありがとう。
そして、連絡もせずに遊び歩いて用意された夕食を手も付けずにいたこと.....
ごめんなさい。」

もう、遅い。母はいないから。