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42歳バツイチ女が27歳の男の子と出会った結果

その男の子と出会ったのは、とあるバーでした。

今、「え!バー!?かっこいい!」と思ったでしょ。思いましたよね?思ってなかったらごめん。

そこは日替わりでバーテンが変わるイベントバーで、友達がその日のバーテンをやったため、遊びに行ったのです。

初対面の人ばかりだったけどすごく楽しくて、やっぱ人と話すのはいいもんだなーと思っていました。

そこへ新しいお客さんが入店してきたんですけど、まず、ヒョロッと痩せててめっちゃくちゃ笑顔が可愛くて、好みドンピシャなルックスだったんですよ。

そんでもって話もむちゃくちゃおもしろい。
しかも、彼の方は私のことを名前だけだけど知っててくれたんですね。
しかも「千葉さん」呼びじゃなく、最初から「あさひさん」って呼んでくれて。

え〜!下の名前で呼んでくれるの嬉しい〜!!

その時は(若いけど落ち着いてるし、30歳くらいかな…?
うーん、案外35くらいなのかもしれん、わからん)と思っていたのですが、27歳だって言うんですよ。

に、に、にじゅうなな!?わっっか!赤ちゃんじゃん!!!!

要するに15歳下ということがわかり、ヒエ〜…!と思っていたんですが。

ふと、私は考えてしまいました。

(可愛いしすげ〜おもろい、つ、付き合いてえ〜!!

なにより私に"15歳下の彼氏"ができたらめちゃくちゃオモロじゃね????)

とにかくお話が弾み、その男の子と仲良くなったので、LINE交換をしました。

男の子「あさひさんとオフ会やりたいっすね」

私「え!やりたいですやりたいです!(ヤりたいヤりたいヤりたい!!!!)」

彼がお店を予約してくれました。ちょっと暗めの、雰囲気のいいお洒落な夜カフェという感じのところ。

(え〜!?センスいいじゃん!やべーな、これはやべえ、緊張すんぞ…やべえ〜…やべえしかいってねえ〜…)

ところで私、醜形恐怖症のケがあってですね、彼が到着するまで128回鏡見てました。ごめん盛りました。そんな見てないです。

で、到着した彼はやっぱし可愛くてかっこよかった。やっべえ。好きー!!!!

でも緊張してぎこちなくなることもなく、いろんな話をしてすごく楽しかったです。

そのあとお腹すいたね、とのことでバーミヤンでごはん。

男の子「めちゃくちゃ楽しかったっす!またオフ会しましょう!」

私「はい〜♡ぜひ〜♡また連絡しますね♡♡♡」

やっば。
やば。
やっばー!!!!

それから月2?くらいの頻度で会っては、楽しく話をしていました。

私(はぁ〜可愛い、好奇心旺盛で、キラキラしてて、目が潰れるくらい存在が眩しい…好き…付き合いたい…セックスしたい…結婚したら名字〇〇かあ…〇〇朝日悪くねえな…はぁはぁ…)

そうなんす。私、恋をするとただでさえせませまの視野がさらに狭くなっちまうんす。

その後も、遊んだ2日後にまた会ったり、私の仕事の打ち合わせの帰りにご飯食べたり作業会とかをしていました。

それなのにですよ?

男の子「さてあさひさん、次のオフ会はいつ頃が良さげですか?」

めちゃめちゃめちゃめちゃ会いたがるやん!!!!なにこれ!!!!

また、体調崩してしまった時も優しく気遣いしてくれて、私は完全に"""""'堕ちて""""""おりました。

しかし私は心配していることがありました。

また、別の機会に書こうと思うので詳細は割愛しますが、以前別の男性に恋したところ、持病の双極性障害が発動し、躁転してしまったのです。

躁転の恐ろしいところは、まず寝ない・食べない・なのに全然疲れない・行動力が増し増しになる・金遣いが荒くなる・誰彼構わずセックスする・本人的には万能感、全能感があって病気であることがわからない=他人に迷惑をかける、というところです。

私は過去、それで大切な友人を何人も失ってきたのでなんとしてでも躁転は避けたかったのです。

すぐに主治医にも相談し(診断としては問題ないとのことでした。
テンション高まってドーパミンドバァとなってしまってるけど、躁ではないとのこと)友人にも話を聞いてもらいました。

私「いま好きな人いるんだが、その子私より体重軽い」

友人「ご飯いっぱい食べさせてそいつを重くすれば問題ないっしょ」

私「若いから食っても食っても肉つかなそう」

友人「わかいのー?いくつよ?」

私「に、にじゅうなな」

友人「わっ

か」

私「引いてるのがスペースで伝わる」

友人「27歳!?赤ちゃんじゃん!!」

私「そうなの、赤ちゃん可愛すぎる…」

友人「てか下ネタ言うなっつーか、付き合う前から絶対手ェ出すなよ?」

私「い、言ってないよぉ!」

ここで私は、引っかかっていた懸念事項を友人に伝えることにしました。

私「でもさ、なんか恋愛の好きというよりは、まあ、好きだし可愛いしなんだけど、ネタ的にオモロという気持ちが…あって…」

友人「それは相手に失礼すぎww
慎重になりなね?」

私「ソウナノヨ、だからこっちから告ったり手ェ出すのはやめとくつもり」

友人「…15歳下の人間か…何しても許しちゃうよね」

私「そ〜〜〜、ご飯とかも奢っちゃうの」

友人「…………うーん、恋愛感情なのか庇護欲なのかわかんなくなりそう」

私「とにかく、慎重に行くわ」

友人「27歳と42歳で何喋んの??」

私「絵の話とか、働きたくない話とか、カルマって名前のマンチカン飼いたい話とかかな」

友人「…ねえねえ、気持ちはすごーくわかるけど、貢ぎすぎたらあかんで。すごい気持ちわかるけど」

私「うん…良くないよね」

友人「んーーーでも15歳下なら奢るよなあ」

私「いやうん…めちゃ言いにくいけど、その子無職なんだ…」

友人「そうかな?と思ったから聞かなかった」

私「なんでわかったの!?!?エスパー!?!?」

友人「無職の絵を描きたい、カルマという名のマンチカン飼いたい男、なかなかやんな」

私「……うう、でもいい子なのよ…」

友人「いやもうそれもわかるんよ、でも可愛いからと言って甘やかしたらそれはだめだからね。
なんで27の成人を他人が教育せなあかんねんというか…………うーーん、いやもうあれだな、楽しく遊びな!!!!」

私「うん!!!!!(満面の笑顔)」



友人と話した後、私はスカスカの脳みそをなるべくフル回転して自分の気持ちを整理しました。

そして、また男の子と会う機会があった時、たまたま私の女友達が近くに来ていたため、3人で会うことになりました。

その女友達は男性の評価が相当辛辣な子なのですが、3人で楽しく話して解散した後、

女友達「彼、めちゃめちゃいい子だね。素直というか、コミュ力が嫌味なく高いし。
こりゃ惚れっぽくて男のストライクゾーンが大海原でさらにチョロい朝日たんならイチコロだわ。わかる」

何気に私をdisられましたが、本当のことなので何も言えねえな…となりました。

そして。
結論が出たんです。

多分男の子は、私のことを、恋愛対象ではなく「部活の先輩」みたいに思っている。

そして私は、「可愛がりたい推し」だと思っている。
あと、「ネタになる」って思ってる。

これだわ。うん。

自分の中で答えが出て腹落ちしたら、すっごい楽になりました。

男女で話する時、「かわいいね」とか「そういうとこ好き」って口に出すと恋愛フラグが立ちがちだと思うんですけど(偏見??)

なんと!そういうセリフを吐いて気まずくならない雰囲気を作り出すことに成功したんですよ。

今まで私は、
仲良くなりたい♡付き合いたい♡セックスしたい♡→そっこーホテルコースだったのです。

そしてそれで失敗ばかりしてきたために、初めて「性が絡まなければ男子との友情もあり」なんだ…と思いました。いやマジで。

腹落ちしました。いやーーーいい男友達出来てうれしい!!!!

彼は頭がいいので、話してて本当に楽しいです。
これからも仲良くしてね!(私信)

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匂わせ希望してるよこの子。

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