意識は訓練と訓練と訓練
物理の世界では私たちがあらゆる物質と同じである、素粒子というもので出来ていることが分かっている。
そして実は概念や思い込みや感情すらも、その正体はすべて素粒子である。
え?そんなわけない、なんでこのコップと自分が同じ?もっというと感情すらも自分と同じ物質で出来ているなんておかしい!と思う人もいるだろう。
それは否定しない。でも物理学的には事実そうであると言わざる終えない。
昨今は量子の世界が注目され始め、にわかにもこの世界は全てエネルギーで出来ているという常識が広がりつつある。
もしその主張を採用するとしたら、エネルギーの扱い方はそのまま自分自身の扱い方ともいえるし、お金や仕事や人間関係つまりすべての起こる事象すらエネルギーの扱い方ひとつで変化させることができるということだ。
私はこの主張が大好きだし、実際にこういう形で世の中を捉えている。
だからこそ、あえて声を大にして言いたいのは、
この【エネルギー】という言葉は全く怪しくないし、スピでもなんでもない、ということ。
そろそろ見えないものを疑い認めない力を弱めるべきではとも思う。
だって私たちは、BluetoothだってWi-Fiだって携帯だって電子マネーだって
ありとあらゆる目に見ないものの恩恵を受けまくっているのだから。
そして、このエネルギーの扱い方について
かなり重要なパートを占めているのは【意識】だと思う。
なぜなら私たちの意識の向かう方向へ、素粒子は動く
また、私たちの意図を汲むかのように動いている。
もっというと私たちが観測した(意識を向けた)ときにだけ実在するというのだ。
これはまさに私が20代のころヨガの会社で表彰され、バリのリトリート施設に行った時に体験したことと酷似している。その時は一週間、毎日朝晩60分の瞑想をしていたが、その時に急に滝の中にいるような轟音が聞こえ、私は一つの気づきの中で泣いていた。
それは、
私がいるから世界があるのではない
世界があるから、私はそれを見つけることが出来る
世界が私を見つけるから、私は私がここにいると知れる
そう胸に刻まれたような気がした。
何とも奇妙な体験であったが、その日から私の人生は変わった。私が生きているのではない、私がここにいるのではない、世界(周り)が私を観測してくれるから、私はここに存在できるのだと日々感じるようになり、感謝の中で生きられるようになったと思う。
この当時は量子の世界など微塵も知らなかったけど、すでに私は体験していたのだと後から分かった。この体験はスピリチャルでも何でもない、物理の世界もまた同じ答えを持っていたのだと知れたことは何だか嬉しい驚きだった。
私たちが観測したものしか実在しない
であるならば何を観測しているかがめちゃくちゃ大事。
そしてその観測とは、意識のこと。意識を向ける方向のこと。
ないものばかりに意識を向ければ、お金もない、仕事もない、友人もいないそんな風になる。
あるものに意識を向ければ、家があって、電気が通ってて水が飲めて、ご飯が食べられることに気づく。あるものばかりだ、人生は本当に。
これはパートナーシップにおいてもかなり有効的なやり方だと思う。相手にやってくれない、こうしてくれない、わかってくれないとないないばかりしていると、相手はいつか逃げ出すだろう。
だけどもし、今日も生きていてくれてる、一生懸命仕事してくれてる、ご飯を食べてくれてる、寝るときに一人じゃないと思わせてくれてる、それだけで例え会話が全くないとしても、よくみたらあるものだらけじゃないだろうか。
お金だってないないと悩む人がいるけど、よく見たら今日も屋根があって布団があって、壁があって冷蔵庫や電気があって、蛇口ひねればお水が出るし、支払いだって結局大変でもできている。
こうやってあるものにフォーカスすると、あるものが観測され、どんどんあるものが実在してくる。溢れんばかりの幸せが雪崩のようにやってくるイメージだ。
これはもうとにかく訓練するしかない。意識の向け方は癖づいているため、はじめはいつもと同じように悲観的になったり、ないものに向けられるだろう。
それでいい、その後に気が付いたらそこからあるものを見つけるようにすれば良い。
そうやって日々筋トレのように繰り返すことで、ある時、あるものを数えている自分になっていることに気が付く。だから本当になるかな?とか考えずにとにかくひたすらやってみること。私は毎日隙間時間に、今何があるかを言葉に出すようにしている。これも立派な訓練だ。
最後に、この世界はエネルギーで出来ている。
そのエネルギーをどこに向けるかで人生は全く新しい何かに変わる。
だから“ある”に向ける
“ない”を思ったら、また“ある”を思い出す。
そうして、自らの人生があるもので溢れていると気が付けたとき。
人は何かを与えられるようになり、ゆっくりと世界平和が始まる。
今日もこの画面の前にいるみなさんと、皆さんの大切な人が
必要な栄養と、温かいお布団にくるまって優しさの中で眠れますように…。
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