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【水際対策廃止も・・・】ベトナムに観光客が戻らない理由

現在、ベトナムへはコロナ渦前と同じように入国することができます。観光目的の入国であれば15日間ビザなし滞在が可能で、「ワクチン接種証明書・PCR陰性証明書」も不要です。

入国規制は2021年3月15日から解除され始め、現段階で2ヶ月半ほど経過しました。観光客が一気に戻ってきた!!!・・・と思いきや、実際そうはいっていないようです。

なぜ観光客が増えないのか、理由を考えてみました。

  • 海外でコロナに感染した時のリスクを恐れている

  • 自粛ムードで海外旅行に行く雰囲気ではない

  • そもそも今ベトナムに行けると思っていない

  • 日本側の入国ルールがわかりずらい

理由は上記の4つに集約されるのではないでしょうか。

最初の2つ「海外でコロナに感染した時のリスクを恐れている」「自粛ムードで海外旅行に行く雰囲気ではない」は、コロナに関連する理由です。

私は5月頭に日本に帰国したのですが、日本の自粛ムードに強いプレッシャーを感じました。外ではマスク着用必須、電車内では飲食を避けてなるべくしゃべらない、スポーツの試合で声を出しての応援禁止など、、、普通でない規制の数々にびっくりしました。

ベトナム国内では、街中でマスク着用は必要なものの、それ以外はほぼコロナ前と同じです。普通に会社は営業していて、お店やレストラン、パブやクラブも深夜まで賑わっています。先日はハノイでSEA GAMESという、東南アジアの国が集まって競うスポーツの大会も開催されました。

現在の日本国内の感染者が3万人前後、ベトナム国内の感染者が1,500人前後です。これだけ差があると、温度差が生まれるのはしょうがないのでしょうかね。。。

また「そもそも今ベトナムに行けると思っていない」「日本側の入国ルールがわかりずらい」というように、入国時の規制を懸念して観光していない人も多そうです。

観光目的の場合、日本→ベトナムへ入国時に特別な何かをする必要はありませんが、ベトナム→日本へ帰国時には「出発前72時間以内のPCR陰性証明書」と「ファストトラックの申請(任意)」を準備する必要があります。

これは日本側が設けている規制なので、ベトナムがどうこうって話ではないんですけどね。厚生労働省が、6月1日からは国を色分けして青色からは入国時の自主隔離を行わないことを予告しているので、ぜひ期待したいところです。

最後に、日本以外のから観光客に関する記事もあったので紹介しておきます。ベトナムへの観光客が少ないのは、日本人だけではなく、他の国からの人も同じようです。

現在、ビザ免除政策がまだ実施されていない国からの観光客は、現地の保証人を立てる必要があるが、外国人観光客の多くは、誰が保証してくれるのか分からず、この条件をクリアできないでいる。
多くの観光客が航空券を購入した後に、ビザ発行の遅延を理由にツアーをキャンセルしている。
ホーチミン市観光協会会長も、Eビザ申請の複雑さ、不明確な手続き、ベトナムの国境ゲートでのビザ料金が他国の料金に比べて高いことなどの障害を指摘し、外国人観光客はビザ政策と密接な関係があるとの見解を示した。

出典元:https://poste-vn.com/news/2022-05-19-12217  より一部抜粋

ベトナムへは、日本、韓国、英国、ドイツなどの13ヶ国を除き、観光目的でも入国時にビザが求められます。久々の観光ビザ発給開始とあって、役所手続きのオペレーションが追い付いていないのでしょうか。

ベトナムへの観光客が戻ってくるのはまだ先になりそうです。

6月からは完全に規制がなくなることで、少しずつを観光客が回復することを祈っています。

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