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【副業が生命線】ベトナム人の副業事情について

こんにちは!エクストリームベトナムの権田です。

本日、Posteというベトナム在住日本人向けのWebメディアを見ていたら、気になる記事を見つけたので紹介していきたいと思います。

工場労働者の多くが副業、生活費や教育費の工面で ホーチミン市

ホーチミン市の多くの工場労働者が、日々の生活費や子どもの教育費などをまかなうために、工場外で副業をしなければならなくなっている。

Nさんは、毎日17時半〜23時までレストランで働き、月400万ドン(約2万2000円)の副収入を得ている。Nさんの夫も靴工場で働いており、2人合わせて毎月1600万ドン(約8万8150円)前後の収入を得ている。

毎月、Nさん夫婦は家賃と光熱費に300万ドン(約1万6530円)以上、子どもたちを学校に通わせるのに500万ドン(約2万7550円)以上使っており、残業しなければ子どもを育てるのに十分な収入が得られないという。

ベトナム労働総同盟の労働者・労働組合研究所(IWTU)の2020年の調査によると、工場労働者の8%近くが副業を行い、月平均80万ドン(約4400円)以上の副収入を得ている。IWTUによると、一般的に工場労働者の平均月収は580万ドン(約3万1960円)であるが、生活するためには750万ドン(約4万1320円)以上必要となる。

出典元:https://poste-vn.com/news/2022-05-24-12253 より一部抜粋

ホーチミン市で働く工場労働者が、生活費や教育費を賄うために副業をしているという内容です。

ベトナムでは、工場で働くブルーカラーが副業をするのは一般的です。ホーチミン市では「工場労働者の平均月収は580万ドン(約3万1960円)」「生活するためには750万ドン(約4万1320円)以上必要」とあるように、平均的な稼ぎでは普通の生活すら満足に送ることができません。

実家に住んでいるとここから生活費は抑えられますが、ホーチミン市やハノイ市へ出稼ぎに来ている場合も多く、そうした人は借り家に住む必要があります。経済発展を続けているベトナムですが、田舎での働き口は少ないので、仕事が集中する主要都市に行かなければならないのが現状です

今回紹介されているNさん夫婦は「2人合わせて毎月1600万ドン(約8万8150円)前後の収入」を稼いでいて「生活するためには750万ドン(約4万1320円)以上必要」コスト分を上回っているので、一見問題ないように見えます。

しかし、子供が2人いることの教育費がかかること、1日15時間以上の労働が必要であることを考えると、いつこの生活が破綻してもおかしくはないですよね。

ベトナムは人件費が安いことで知られていますが、こうした労働者の環境があって成り立っていることをご理解いただけると幸いです。

工場勤務のブルーカラーとオフィス勤務のホワイトカラーの事情は異なる

私は前職ではブルーカラー、現職ではホワイトカラーと関わることが多いですが、両者では事情が大きく異なるように感じます。

ホワイトカラーの間で副業の話を聞くことはあまりなく、業務終了後は家族との時間を過ごしたり自分の時間に充てている人が多い印象です。もちろん、中には家業を手伝ったり、IT系の副業をしている人もいるとは思いますが、割合としてはかなり少ないのではないでしょうか。

ただ、これには「日系の会社はそうだけど、他は違う」とか「給料が高いから」とかいろんな意見があると思います。私も一部の会社の一部の人からしか聞いたことがないので、あくまで一個人として感じているということで。。。

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