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SB国際会議を終えて。

2023年2月14-15日。
東京丸の内で行われた
「第7回サステナブル・ブランド国際会議2023東京・丸の内」
(以後、SB会議)というものに参加してきた。
感想をまず一言で言うと、

最高だった。

流石に一言では終えられないので、どこがどう最高と感じたのか記録しておきたいと思う。(笑)

株式会社博展とSustainable Life Media, Inc. という企業が共同で開催している。

きっかけ

このイベントを知ったきっかけは、
私の母校の先輩(メンターでもある)だ。
2年ほど前、参加者としてSB会議に関わっていたようだった。

インスタで「今年も参加者を募集しているみたいです」というストーリーを見かけた。見た瞬間、これはもう参加するしかない。と思い、その場で即申し込みをした。
これが経緯である。


私は今回参加をして、
SB会議は各企業のサステナブルへの取り組みや目標などを社会に広める目的で行われる交流と勉強の場であると捉えた。

それぞれの企業が取り組んでいることはさまざまで、それを共有していくことで
「みんなで持続可能な社会を実現していこう」
という想いが根底にあるとつくづく感じた。

参加しているオーディエンスは5500人。その中で私はSBU(Sustainable Brand University)として招待していただく形で参加することができた。
(今年のSBUは全国から27名の学生が集まった。)

本来は2日間の参加で一人5万円ほど参加料がかかる。
これに関して運営の方は、
無料にすることもできるが、有料にすることでもっと問題意識を持って行動をしてもらうためと仰っていた。
なるほど。納得。

しかし、参加したいと思っても経済面で参加が難しい人も中にはいるんじゃないかと思う。

私ももしこれが有料だったら、今回のようにネットで見てその場ですぐに申し込みすることはできなかったかもしれない・・・

私は最終的に「持続可能な社会」
経済格差などを超えた
全ての人に与えられるべきものだと思っている。

この先社会が進んで、サステナブルがもっと多くの人の元に身近な存在となり、広まっていくことを願ってやまない。
そして自分もその小さな一つの力となっていたいと思う。

考えると、この微かな運みたいなものは凄いと思う。だって、その人(母校の先輩)と繋がっていなかったら、このイベントを知ることはなかっただろうし、見つけたのは時間制限があるストーリーである。
なおさらすごい。本当に周りの人に感謝である。

(さらに、実を言うと、以前私が始めようとしていたプロジェクトの議事録を振り返っていたら、「みんなで参加したい勉強会」という項目にSB会議と書かれていたことについこないだ気がついた。(!)なんか、どこかでみんな繋がっているんだなあと思った)

興味深かったこと その1

株式会社ツムラさんのお話
(第75回広告電通賞SDGs特別賞に基づいて)

このセッションでは株式会社ツムラさんが電通賞を受賞した目線でどんなことを大事にしているのかということをお聞きした。

  1. 課題の可視化

  2. ビジネスとの共通性

  3. 誠実さ

の3点に要点を置いている。

「広告」というものは人の心を掴むことができるものであるし、SDGsだけに限らず知識・情報の発信という面ではとても良い媒体なのではないかなと思う。

大事にしたいもの、特に形にならないものなどを人に伝えるのはとても難しい。だからこそわかりやすく情報を伝える手段として広告が重要だと感じる。

また、アンテナを張っている人より、
張っていない人にどうリーチするか
が重要なのかということが必要だと改めて感じた。一見当たり前だが、忘れがちだと思ったのでここに記録しておく。

コロナウイルスもそうだけれど、やはり正しく怖がらないといけない
それには感染者数が何人であるかということは数であるより、可視化したものの方が大きな混乱を生まないのだと思う。
確かにその方が理解しやすい気がする。
オープニングセレモニーでお話していたデータビジュアライズデザイナー山辺真幸さんも仰っていたデータの可視化は欠かせないということだ。

興味深かったこと その2

「脱炭素社会に向けた移行」というタイトルで、
川崎重工業さん、
みずほフィナンシャルグループさんのセッションをお聞きした。

川崎重工業さんの水素でCO2を減らす取り組みについて、興味深かった。
水素を利用することによってCO2の回収をできるようにするのが目標であると仰っていた。
どうやら、Direct Air Captureというもの(技術)を開発途中で、今はこれを用いることで空気中の400PP(?多分水素の単位)=約5kgの二酸化炭素を回収して、地下に埋めるようにできるものらしい。

話が飛びすぎていてどこの次元かわからなくなるほどびっくりした。でも今の話。こんなに開発が進められているんだーと頑張って欲しく思った。(他力本願)


さらに、銀行のお話。

銀行がサステナブル?カーボンニュートラル?
何してるんだ??

と、正直講演を聞く前は思っていた。

しかし、お話を聞くほど魅力を感じた。

銀行って一番SDGsを広める力を持っていると思う。
融資の時には直接企業の社長さんにお話ができるから。言い方悪いかもしれないけど、教育という面ではとても良い役割かもしれないと思った。

また、企業側がその銀行の考えに賛成できない時には彼らにお金を貸すのをやめるなどしていると聞き、意識を持った企業が社会に出て、世の中がより良く回っていくのではないかと思った。

広告も同じだけど、まずは正しい理解を人に広めていかないといけない
企業同士ライバルとか言ってられず、共創が不可欠である時代だなと痛感した。

ほう。銀行、面白い。

日本はカーボンニュートラルに不利らしい。


興味深かったこと その3

SB「国際」会議ということで、もちろん海外からの登壇者の方もたくさんいらっしゃった。

2日目は英語のセッションを続けてとっていたので、内容を正しく理解できているかも不安だが・・・(笑)本当は日本語の同時通訳もあったのだが、あえて使わずにリスニング力を試そうと思った。耳も鍛えられるし。一応英文科の学生をやっているし、英語取得には労力を惜しまない。(かっこよく言ってみた。もっともっと英語使えるようになりたーい。)
頑張って自分の中にある全てのアンテナを張り巡らしてお話をお聞きした。


このセッションはタイからいらした方達によるもので、どうやらアプリ開発をされているようだった。
つまり、データを収集してそれをまとめているらしい。

例えば、各企業がカーボンニュートラルに対してどのような取り組みをしているのかということを統計していると仰っていた。(講演中では理解できてなかったので、終わった後でなんと登壇者の方と一対一で貴重なお話を伺うことができた。)

すごく面白いと思った。中には企業が実際の数字よりもはるかに上回っているものを偽装していることもあるという。でも、企業がこのシステムを用いることで、それぞれの人に共有されて数値や実際行われていることがわかるらしい。ふむ。面白い。

確かに情報社会だから何が正しくて間違いかって簡単にわからないし、若者をはじめとしてネット慣れしてしまった人たちはなんでも信じてしまうと思うし、それはとても危うい。


おまけに。

1日目のお昼。
こんなに豪華なお弁当をいただきました。
下鴨茶寮。京都の懐石料理屋さんです。
おいしゅうございました。
ああ。京都へいきたーい

(2日目撮るの忘れたけど崎陽軒のしうまい弁当でした。)


それから、2日間通った東京で撮った写真たちも載せておきます。

丸ビル5階から見た東京駅。
時間なくて歩きながら撮った写真。寒そう・・・
思い出すとビル風がすごーく寒かったな。
SBUの学生だけでWrap up meeting。小さなグループに分かれて、意見・感想交換をした。さらにここでも色々な気づきがあった。
国際フォーラムのガラス棟。
「ガラス張の建築って太陽光入るし、エアコンも電気も最小限ですむんじゃないの?」って単純疑問をもっていた私に2日目お話した建築大学生の子が教えてくれた。「二重窓にしないと夏は暑いし、冬は寒い」って。確かにその通りだ。そんなに簡単なことではなかった。(笑)
小池都知事もオンラインで参加。
東京都の取り組みをとても細かく話されていたけど、「最近の出来事」に関して、
私自身一つ物申したいことがある。
長くなりすぎるので次回のnoteにて。


いつか行きたいと思ったカフェ。この2日間は走り回っていてカフェでコーヒーなど絶対無理だった(笑)
また丸の内を訪れたらここでゆっくりしたいな。


おわりに

最後まで読んでいただいてありがとうございます😌
支離滅裂なところばかりと思いますが、少しでも多くの人に意識を持ってもらえたらと思います。
ここで出会えたすべての人に感謝とご縁を大事にしたいなと思いました🌼

追伸:

参加するまでの間、

自分に知識が少なすぎるんじゃないか・・・
まず、自分なんかが参加していいのか・・・
何を準備していこうか・・・
まず本を読もう、でも何から読めばいい?

と、ひたすらに自分の中で葛藤していた。(笑)
結局何も本も読まず、準備という準備もせず参加した。

いざ参加して同じ学生(なんと高校生もいた!)と意見交換をするとみんな自分の考えを持っていて、とても刺激になった。

私もここからがスタートだと思った。


そのせいか1日目の夜はとっても疲れてたのにわくわくして寝れなかった笑 遠足前日の小学生みたい。

そんなみんなに共通していることは、

社会を変えたい!

という熱い気持ちを持っていること。

自分もこのままでいいんだと感じることができた。
やっと自分の居場所がわかったような気がした。
はっきりいうと、自分の大学でもアルバイトでも「こういうこと」を話す機会が全くない。(自分の人脈が少なすぎることも原因であると思うけれど・・・)


だからこそ、自分の気持ちを話せる場所、相手の気持ちを聞くことができる場所、お互いの意見交換ができることって本当に大事なんだとつくづく感じた。

それから、この場所で出会えた人たちには感謝しかないし、とても嬉しい。嬉しいがすぎる。
みんな大事にしたい。

この濃い2日間を絶対に忘れたくない。
さて、自分はどういう道を選んで
どういう社会を作っていこうかなあ…

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