紫恋 咲

東京で音楽を作る仕事をやってました。今は秩父の廃校にプライベートスタジオを作り好きな音…

紫恋 咲

東京で音楽を作る仕事をやってました。今は秩父の廃校にプライベートスタジオを作り好きな音楽を作って暮らしています 。 イベントやお店のプロデュースもやってます。小説の勉強中でカクヨムにも連載中です。

マガジン

  • Dear slave 親愛なる奴隷様、LOVEですぅ!

  • 美少女コスプレイヤーのラブコメ

    高校を中退した美少女は天空カフェで色んな人と知り合う。やがてコスプレイヤーとして活動を始める。

  • ラブソディは永遠に

    大学の軽音部に入った一瀬友希はクラブの女王的な鳴宮桜子と出会う。 そしてラブソディが鳴り響いた。

  • 可愛いユーチューバーとキャンピングカー旅

  • 水の生まれる夜に

    別荘を購入して一人暮らしを始めた青年のところへ、美しい女性が訪ねてきた。 二人は運命に操られ歩き出す。 田舎暮らしのほのぼの物語。 読むと幸せが見つけやすくなります。

最近の記事

Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第14話 開放感ですか?

最近琴音さんは帰りが遅い日が多くなった、アルバイトが忙しいらしい。僕は夕食を作る日が少なくなって少しほっとしている。     今日も駅カフェで茉白ちゃんと話してきた。彼女の両親とも仕事をしていて帰りが遅いらしい。それを良いことに、最近二人で夜になるまで話をしている事もしばしばだ。  琴音さんから遅くなるというメールが届くと僕は図書館で「今日も両親は遅くなるのか………」とため息混じりに漏らす。それは茉白ちゃんへ『駅カフェに寄って行かない?』という誘いの意思表示なのだ。茉白ちゃ

    • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第13話 才能って?

      また淡々と過ぎる日常が戻ってきた。僕は何となく授業を受けて放課後は図書館で過ごす。勿論茉白ちゃんがいると嬉しいのだが。  僕は返却された本をあるべき場所へ戻し、貸し出しカードを確認して整理する。一通り終わったのでパッドを出して読みかけだった小説を読み始めた。 「えっ!星七くんそのパッド君の?」  突然声がしたので顔を上げると太田先輩、いや亜斗夢先輩だ。横には真凜先輩もいる。別のところで作業していた茉白ちゃんもやってきた。 「あっ、はい………」 「すごいじゃん星七くん

      • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第12話 一緒に寝るの?

         学校生活にも少し慣れ、クラスメートの名前もようやく覚えた。教室の雑踏は快く感じる、リビングに出没するパンツとブラの悪魔から解放された気分になるからだ。  そいとげのせいで僕はやはり『ヤホー』と呼ばれている。そして何だっけ?などと疑問符がつく場合には「検索しないよ」と付け足す、ただ中学の時みたいにいじられている感かくはほとんどない。それだけでも救いだと思っている。  図書部員の仕事も慣れてきて普通にできるようになった。茉白ちゃんとも普通に話ができるようになっている。僕は茉

        • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第11話 僕のベッドで〜!

          図書館でメールを確認する。琴音さんからのメールは『食事はいらない、今夜は遅くなる』そう表示された。 「ふ〜ん、そうなんだ」独り言が漏れる。  琴音さんはバイクのクラブに入ったらしい、部活が忙しいんだろうと思った。夕食を作らなくていいので僕はおにぎりとカップ麺で夕食を済ませる。  リビングのソファーに寝そべりパッドでのんびり小説を読んでいると、突然メールが届く。 『ヘルプ星七、もうすぐ到着』「えっ、何事?」僕は慌ててマンションの前まで出ていく。  一台のタクシーが停車

        Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第14話 開放感ですか?

        • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第13話 才能って?

        • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第12話 一緒に寝るの?

        • Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第11話 僕のベッドで〜!

        マガジン

        • Dear slave 親愛なる奴隷様、LOVEですぅ!
          13本
        • 美少女コスプレイヤーのラブコメ
          229本
        • ラブソディは永遠に
          7本
        • 可愛いユーチューバーとキャンピングカー旅
          52本
        • 水の生まれる夜に
          101本

        記事

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第10話 メイン料理はザリガニ!

           日曜日は遅く起きたのですぐにお昼になってしまった。僕は買っておいたフランスパンを焼いてインスタントのポタージュスープを用意する。サラダを作るのは面倒なのでトマトスライスを用意した。パンが焼ける匂いがすると、琴音さんが起きてくる。 「おはよう星七ぴょん」   「飛び跳ねませんよ僕は」何となく答えてしまう。  琴音さんは少し笑うと、僕の頭を撫でながら壁の時計を見ている。 「いっぱい寝たなあ〜、もうお昼だねえ」ソファーに座った。  ソファーに寝そべってくつろいでいる琴音さ

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第10話 メイン料理はザリガニ!

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!  第9話 デート?

           食事が終わると琴音さんはお風呂へ向かう。 「一緒にはいる?」 「そんな訳ないでしょう!」僕は強く拒絶する。  薄笑いを浮かべて僕をもてあそぶのだ。もし「はい、一緒に入りましょう」なんて言ったらどうなるんだろう?ふと考えて身震いした。  お風呂から鼻歌が聞こえる、まったくいい気なもんだ。やがて髪を拭きながら、パンツとブラでリビングへ出てきた。 「だから、お風呂場で服を着てからリビングに来てくださいよ!」必死にお願いする。そうでないとまぶたの裏が画像でいっぱいになって

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!  第9話 デート?

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Love ですぅ!第8話 初恋の相手は?

           僕はスーパーへ立ち寄り、買い物をしてマンションへ帰ってくる。買い物したレシートを出すとキッチンカウンターの横にある箱へと入れた。箱の中には財布が入っている、中には約10万円程入っていて様々な支払いをこの財布から支払う。そしてレシートや領収書はこの箱に入れることが規則になっている。  僕はこの財布の中から1万円がお小遣いとして支給される。多いような少ないような微妙な金額だ。親なら『何が欲しい』とねだれるが、琴音さんに物をねだる勇気はないのだ。だから服も買わず、節約して暮らす

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Love ですぅ!第8話 初恋の相手は?

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第7話 出会い

           それでも日常はダラダラと流れ始めていく。僕のグダグダな高校生活はトボトボと歩き出す。  満開の桜が舞い散る通学路を歩いているのだが、その桜の花びらでさえも雪国の吹雪に感じられた。  今日の放課後は図書部員の委員会があるので校内図書館へとやってくる。すでに上級生は来ていて指定された席へとついた。 「ようこそ東栄図書館へ、図書委員長の3年A組雪村奏《ゆきむらかなで》です、これから1年よろしくね」優しそうな黒縁メガネの先輩が挨拶した。 「副委員長の3年B組宮代亜美《みやし

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第7話 出会い

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第6話 学校生活が………

           やがて入学式を迎え、僕はついに高校生となった。1年C組が僕のクラスだ。初めて入った教室には朝日が差し込みホコリが少し舞っていてキラキラ光っている。学校独特の匂いがリビングと小悪魔から開放してくれる気がする。楽しいクラスになるといいなあと心から思った。  クラスに知り合いはほとんどいない。しかし一人だけ最も離れたかった友だち、いや友だちなんかじゃ決してないあいつがいる。僕と一緒にみんなからいじられていたあいつがニコニコと近づいてくる。悪夢の再来か………僕は気持ちがズンと重く

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第6話 学校生活が………

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第5話 本が好き?

          「さて、夕食はどうしようか?」琴音さんは少し考えているようだ。 僕も一応考えてみる。 「そうだ、スーパーの惣菜を買ってくるのはどうでしょう?」前に両親が忙しい時、買いにいかされた記憶があった。 「そっか、その手があったか、じゃあ早速買いに行こう」そう言って琴音さんは外出着に着替え始める。 「だから自分の部屋で着替えて下さいよ」 「そういう事もできるね」琴音さんは何も気にして無いという感じで笑っている。 「じゃあ、スーパーまで案内します」僕は近所のスーパーへ案内した

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第5話 本が好き?

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第4話 ランジェリーデビル!

          「おはよう星七」爽やかな声がリビングへ響く。  『くそっ!なんで爽やかな声なんだ』独り言を必死で飲み込む。そして赤くなった目を琴音さんへ向けた。  反応の薄さに不満を持ったのか、首を傾げて僕の顔を覗きこんでくる。近い近い!一体何なんだ!  この人は僕の悲惨な夜を全く知らないんだと改めて思った。それでも何か反応しなければいけないんだと感じて、強引に頭の回転を上げはじめる。 「セナどん」琴音さんは僕の頭を撫でながら微笑んだ。 「何でごわす?」思わず変な反応を返してしまう

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第4話 ランジェリーデビル!

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第3話 僕のベッドで〜!

          「ずっとバイクで走ってきたからお腹すいたなあ………」 「はあ………」僕の思考能力は現在ほぼ停止状態だ。 「そうだ!ピザを頼んだらいいんじゃない?星七はピザは嫌い?」 「いえ、普通に好きですけど」 「じゃあ頼んでよ」 「あっ、はい………」僕は冷蔵庫の横に置いてある宅配ピザのチラシを持ってきてそっと差し出す。  彼女はチラシを見ている。綺麗な人はチラシを見ているだけで絵になってしまうのかと感心する。 「えっと、私これがいい」彼女が指差したピザと飲み物などを電話で注文

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ!第3話 僕のベッドで〜!

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第2話 イトコって???

           僕の父、樹神智也《こだまともや》は食品会社に勤めている。母、里奈《りな》は昔レースクイーンだったと言っているが信憑性は限りなく薄い………と思う。二人はモーターショーで知り合い結婚したらしい。だから筋金入りのモーターファンだ。父の給料はGTRという我が家の家宝に吸い取られていく。僕はその車の後ろの席に座らされるのがあまり好きではなかった。だって改造してあってボ・ボ・ボ・ボってうるさいんだもの。僕の名前がセナなのも由来を説明する必要がない。 「全くどんな両親だ!」独り言が漏れ

          Dear slave 親愛なる奴隷様 Loveですぅ! 第2話 イトコって???

          Dear slave 親愛なる奴隷様、Loveですぅ!第1話 ギガ爆弾発言!

           ほころび始めた桜の蕾たちが枝先で押し合いへし合いして賑やかだ。 その枝先をするりと抜け舞い降りてきた春の風が僕の頬をかすめる。少しだけ未来の香りがした。 「ついに高校生か………受験頑張ったよなあ………これから楽しいことが押し寄せてくるのかなあ………」独り言が漏れて転げ落ちると雑踏の中へ消えていった。  念願の東栄《とうえい》高校へ合格した数日後、僕は誇らしげに通りを歩く。書店へ立ち寄り、ずっと読むのを我慢していたラノベを2冊買った。 ニヤニヤと上がりっぱなしの口角を隠す

          Dear slave 親愛なる奴隷様、Loveですぅ!第1話 ギガ爆弾発言!

          隠れ家の不良美少女 230 恋人

          武道館が終わって数日が経過した。 ウイングの事務所では友里香さんと未来ちゃん菜々美ちゃんが電話の対応に追われている。 キナコやココアちゃんの取材の申し込みやC Mのオファーなど大忙しだ。 俺は奏太くんに後のことをお願いして希和と車で出発した。 目的地は横浜、そう桜の所だ。 流石に燃え尽きた感が否めなかった希和もやっと元気を取り戻した。 「友希さん、希和は桜子さんに何て言ったらいいの?」 「別に何も言わなくて良いと思うよ、ただ祈れば」 「そうだね…………でも、『もう友

          隠れ家の不良美少女 230 恋人

          隠れ家の不良美少女 229 武道館4

          ソロの間にキナコは衣装を変えて登場した。 短い黄色のシュートパンツにおへそが見えている短いTシャツ、そして可愛い半袖の黄色いジャケットで出てきた、レースのストッキングに太ももには可愛いベルトがついている。 コメントはヒートアップした。 『キナコ激カワ!!』 『足が美しすぎる〜』 『太ももセクシ〜』 『おへそ可愛い〜!!』 『完全にK Oされた〜!』 キナコカラーのマイクスタンドがステージ中央に置かれ、キナコはそれをつかむとニッコリした。 「初めて自分で作った歌を歌いま

          隠れ家の不良美少女 229 武道館4