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一人反省会のやり過ぎ注意警報

一人反省会が習慣となっている方は多くいらっしゃると思う。
私も毎晩布団に入ってはその日の自分の言動、行動、表情管理について反省をしてやっと睡眠に入れる時期があった。

ただ26歳の私は違う。一人反省会は今となっては自己肯定感を下げ続ける最悪な習慣となる可能性と知ってから、なるべく意識的に行わないようにしている。

今日はその気づきを綴ろうと思う。

一人反省会はいわば、他人の反応に基づいて自分の振る舞いの振り返りと答え合わせを行うことだ。
例えば今日会った友人にあの話をしたら反応が良くなかった、沈黙が続いた、若干無理している表情が伺えた等々。
他人の気持ちを察して動ける、痒いところに手が届く人が評価される場面を見て育った10代の頃の私はこの一人反省会を内面的な成長を求める上で必要な崇高な習慣のように理解していた。
現に今も他人を思いやって行動できる人になりたいと思っている。

ただし一人反省会を習慣化していまうと、他人軸の考えが知らないうちに根付き、他人軸でしか自分を描けない骨抜き状態の思考を確立させてしまうと気づいたのだ。
他人の表情、言動が自分の価値を決める上で物差しとなり、自分の決断と行動に自信が持てなくなるのである。
そうなると常に自分に批判的な思考が増え(あの時のあの決断は正しかったのか、他人からはどう映っていたのか等)、何をするにおいても誰かに相談せずには決断できない状況に陥る。

これは貴方のせいではない。他人軸で考えられる人が素晴らしいと評価する文化の影響だ。
だからといって自分で自分の人生をデザインできないのは心苦しい。この状況を打破する上で貴方に知って頂きたいことが三点ある。

・自分に批判的になることは必ずしも善いことではない
→自分に批判的になることで発見できることもあるが、必ずしもその発見が正しいとは限らない。
場合によっては批判的な思考が自己肯定感の低下を加速し、ネガティブ思考が癖となってしまう場合もある。
批判的な思考をしていると気づいたら、一度「イエローカード!」と口に出してみよう。貴方のまま輝く貴方を愛する人もいれば、それを嫌う人もいる。
他人の気ままな判断を軸にして自分を矯正するより十人十色の貴方の良さをもっと探してみよう。


・自分の短所や欠点を変えようと努力するより、長所を伸ばす方が効率的
→上述した通り短所を矯正して「普通」を目指すより、貴方の良さや強さを見つめ直してそれらを伸ばす方向性の思考を習慣化してみよう。
他人を喜ばせるためだけに生きるのではなく、自分が手に入れたい幸せ又は自分の幸せのために生きていいのだ。自分の人生の責任は自分でしか取れない。


・貴方を評価したり、判断するようなことを言ってくる人に対して「気にしない」選択肢も持つ
→あれやこれやと貴方のすること成すことに小言を言うあの人は、貴方の人生の責任は取れないのだ。
これからも貴方が生きる上で責任を取れるのは貴方一人だけ。成功も失敗も月々の支払いも舞い降りてきたチャンスを掴むも掴まないのも全て貴方に選択責任がある。そう考えると他人軸で生きることのリスクが少しはお分かり頂けたのではないか。

以上が26歳の今の私が一人反省会を辞めることに決めた理由だ。
そうは言っても他人が気になるのは社会的動物であるが故のこと。

貴方は貴方のまま輝く権利を貴方が生まれた日から持っている。
今日から自分色の人生を描き始めよう。

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