見出し画像

デバイスはアナログ品質で選ぼう

思うところあって久しぶりに廉価Windowsマシンをゲットしました。
常に「最安」を狙っている自分としては満足できる結果でしたが、そういう前提を抜きにすれば決して満足できるものではありませんでした。

そこでこの機会に、商品の満足度の本質について考えたので、ここに結論をまとめておきます。

コストダウンはスペックに影響しない所から始まる

一般的にデバイス(ガジェット)を購入するポイントって、まずは性能を重視しますよね。スペックを比較しますよね。

カタログスペックで商品のランクが決まっていて、その中でメーカーは最大限のコストダウンをしようとします。
そうするとまずはスペックに影響のない、目立たない部分から手を付けて(手を抜いて)行きます。

パソコンの場合は、キーボードマウスタッチパッドカメラマイクスピーカーディスプレイ、ボディの材質仕上げ、電源(充電器)、などでしょうか。
まあ、ディスプレイや仕上げなどは店で見てレベルが分かっちゃうから、品質を落としづらいでしょうけどね。
それでもCPU、メモリ、ストレージに比べたら重要度は低いと思います。

犠牲になるのはアナログ品質

上記のほとんどはアナログ部品なんですよね。電子部品であってもアナログデータを扱う部分です。
メーカーによっては、アナログ性能を重視したり、マルチメディアパソコンとして売るものはそれなりのアナログ品質を備えていますが、それ以外は無視されがちです。

アナログ ≒ インターフェイス

かつて日立かどこかが、顔と顔を向き合わせたロゴを作ってインターフェイスをアピールしていたことがありました。(おぼろげな記憶)
インターフェイスとはデバイスと人間、デバイスとデバイスをつなぐもの、橋渡しを意味します。
デジタル機器でも、人間が見たり聞いたり触れたりする部分、つまりインターフェイスはアナログなんですよね。

ただ、インターフェイスが必ずアナログだとは限りません。USB端子などもインターフェイスと呼ばれます。

アナログはとても大事

上記の部品のように、アナログ品質は人間の感覚を左右するんです。

  • キーボードが打ちやすい、疲れない

  • マウスやタッチパッドがスムーズ

  • カメラがきれいに写る

  • 音がいい

  • 画面がきれい、見やすい、疲れない

  • 高級感がある

  • かっこいい、持っていると気持ちが高まる

  • サクサク動く(デジタル品質)

アナログ品質の良いデバイスとは

カタログスペックに出てこないアナログの品質が高いデバイスは、その部分のコストを削っていないので、同じスペックでも高くなります。

また、それぞれのアナログ部分に強いメーカーというのがあります。

パソコンやスマホについて言えば・・

たとえば音響はソニーが良いとか、キーボード・マウスはマイクロソフトが良いとかいうものです。

代表的なメーカーで言うと、アップルは特別アナログが良いとは思わないけど、トータルバランスが良くてハイレベルな気がします。
マイクロソフトのパソコンを所持したことがないのですが、キーボード製品等の体験から考えるとアナログ品質を無視していないのではないかと想像します。

国内のパソコンメーカーは最近どうか知らないのですが、富士通東芝はアナログはさほどでもないという印象を持っています。マウスコンピュータは5万円ぐらいのノートPCは、キーボードの感触が悪くていまいちでした。

中華系はASUSしか知らないのですが、音やキーボードは良かったですね。最安の11インチでもキーボードは打ちやすかったです。

そんな感じで、パソコンのアナログ品質に関しては、国内メーカーはもっと頑張ってほしいのですが、そうでなくてもソフトが山盛りに入っていて値段がすでに高いので、望み薄な感じがしています。

アナログ品質って、なかなか確認ができないですよね。
出来ればお店で実物を触ってみるのが良いと思いますし、アマゾンや価格コム、ブロガーのレビューなども参考にすると、何もしないよりは相当、いい商品選びができると思います。

関連記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?