中島みゆき "わかれうた"

作詞・作曲:中島みゆき 編曲:福井崚・吉野金次
1977年シングルリリース

これが中島みゆきのデビュー曲だと思っていたが、5枚目のシングルとのこと。
当時は大ヒット、ミリオンセラーとなった。

「道に倒れて だれかの名を 呼び続けたことが ありますか」
このフレーズを聞いたときに、そんな人いる??と驚いたわけだが、ほぼドラマや映画の世界だなという印象があった。
実際に道に倒れたわけではなく、そういうイメージの心情だという風に捉えることもできるが。

70年代の歌はネガティブで貧乏くさい内容のものが多かったし、中島みゆきはその中でもマニアックな方だったのだろうと思う。
山崎ハコのようにもっと凄い世界もあり「山崎ハコを聴いている」とニコニコして言う奴が友達にいたのを覚えている。

中島みゆきに話を戻すと、よくユーミンと対比的に語られることがあったように思う。
ユーミンはいいとこのお嬢さんでイケイケ、自己肯定感MAXなイメージがあったが、中島みゆきはそれとは対照的だったとは思う。しかし反対側ではなくて、ものの見方に全く違う切り口があったようにも感じる。

オールナイトニッポンの中島みゆきを聴いたときに僕は別の印象を持ったわけだが、いまから考えるととても優しくてシャイでナイーブな人だったんじゃないかなと思うわけである。
そういう内面は音楽にも出ると思う。

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