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会話のキャッチボール

会話って、キャッチボールですよね。
言葉を投げて、投げた場所が悪いと、相手は受け取れない。

相手がベテランで親切だったら追いかけて取ってくれるけど、初心者だったら手を伸ばすだけ。
初心者に投げるときは、ちゃんと拾える範囲に投げないと受け取れない。

思いっきり投げたら気持ちいいけど、相手がびっくりしてしまう。
逆に相手に心地よい言葉を投げると、相手はニンマリしてそれを受け取り、調子に乗って思いっきり返してくるかもしれない。

キャッチボールを盛り上げようと思ったら、思いっきり投げるより「いい言葉」を投げる。相手は喜ぶし、見ている人もナイスと思う。
その結果、相手が喜びすぎて3つぐらい言葉を返してくるかもしれないけれど、キャッチボールを持続しようと思ったら、再び「いい言葉」を返してくれる。

「いいね!」「いい球だねー!」「いい言葉だねー!」
「ナイス!」「それナイス!」

キャッチボールがうまくいくと、お互いに幸せ。
見ている人も幸せ。
お互いにキャッチボールが下手だと、見ている人はハラハラする。
拾って投げてあげようかと思ってしまう。

でも、下手な人はそうやって、周りがフォローしたら幸せになれる。
みんながいい言葉を投げたら、みんなが幸せになれる。

悪球や豪速球も、ときには悪くはない。お互いにベテランなら、そのくらいの言葉でないと満足できなかったりする。
手が痛くなるほど言葉をキャッチボールして、それが快感で楽しい人もいるから。

いろんな投げ方があったり、受け方があったり、返し方があったりして、キャッチボールは面白い。
相手が取れる言葉を投げる限り、キャッチボールは楽しくて幸せです。

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