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思い込みは修正される場合とそうでない場合がある

誰でも主観がある限り、大なり小なり思い込みはあるのですよね。
どこからか入ってきた情報を、客観的根拠もなく信じてしまう。
もしかしたら、自身の中にもともとあるイメージと、たまたま入ってきた情報が近いときに、信じてしまうのかも。
僕が自分で思い込みだと意識するときは、そういうときかなあと思ったり。

思い込むこと自体は、信教の自由で、誰にとがめられるものでもありませんが、それが他人になんらかの迷惑をかけているとしたら、あるいは自身の不利益につながっているとしたら、罪なことだと思うし、修正された方がいいだろうと思うのですね。

他人の意見やアドバイスを聞く耳を持っているか

それはあなたの思い込みですよ」と誰かに言われたとして、その意見と理由を素直に受け入れるか、とりあえず参考にするか、全く聞く耳を持たないか、いくつかの対応があります。

性格やその人の過去の体験によって、対応が分かれると思います。
年長者やお年寄りは、過去の体験が豊富で、また自分で経験者だと思っているから、ちょっとやそっと忠告されても、素直に受け入れる人は稀です。

でも若者は、他人の意見を聞かずに自分の考えを押し通そうとしたり、年長者をバカにしたような態度をとることは、自身にとっても良くないと思うし、周囲の大人からの印象も悪くしてしまうから、社会生活上、デメリットが多いと思うのですよね。

そういう雰囲気を漂わせていると、誰もアドバイスをしてくれなくなります。僕なら、距離を置いて付き合わないようにすると思います。

例えば、会社内の問題が顕在化したときに、上司やトップが知らないという状況がしばしばありますが、仮に問題点を上に報告したり、上司にクレームが言いにくい状況があると、問題は放置されて大問題になるまでトップは知らないということが普通に起きます。
それは、上に立つものが、下の意見を聞かないような雰囲気を漂わせているのですね。言ったら酷い目に遭わされるとか、バカにされるとか、言っても無視されるのであれば、誰も指摘しないですよ。当たり前と言えば当たり前の話です。

個性的なオピニオンリーダーの真似をする人

他人の note を読んでいて、若いのに(想像)世間を皮肉ったような挑戦的な物言いで記事を書いている人がいますが、それには既視感があって、ホリエモンとかひろゆきとかDaiGoとか、その辺りの物言いをイメージしているのかなと思うことがあります。

彼らだって主観があるし、思い込みもあると思います。
世間一般的には通らない物言いだったとしても、彼らは自分が置かれている環境を自分で構築して、世界を作ってしまっているから、それがある程度通ると思うのですね
頭がいいから、大抵の人が考えるようなことは、先回りして考えている。

誰でもできる芸当ではありません。
何もバックグラウンドがない若者が、自分のイメージと彼らのようなオピニオンリーダーが言っていることが合致するからと言って、同じような切り口で挑戦的な物言いをするのは、ただのモノマネであって、インパクトも説得力も無いのです。

そして、おそらくは自身の思い込みである場合が多いはずだから、他人から指摘されやすい。でも、偉そうな人に真面目にアドバイスをくれる人なんていません。
結局は、批判の応酬になってしまうのです。時間の無駄ですね。

言い方は考えよう

少なくとも、言い方は変えた方がいいと僕は思います。
同じことを言うのでも、言い方が良いと、人は拒否せずに納得してくれることもあるのですよ。
一つには、誰かを傷つけるようなキツい言葉は使わないことですね。
親切心から言っていたとしても、その親切によって救いたい人を、言葉で逆に殺しているのです。

これからオピニオンリーダーのようになりたいイメージを持っているなら、二番煎じの手法はやめて、納得される語り口や、アドバイスがもらえる雰囲気を醸し出せるようにした方が、自身にも他人にも、メリットが多いと思います。
参考にするなら、まずは普遍的な手法をどこかで探してきて、学んだ方がいいと思います。

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