荒井由実 "雨のステイション"

1975年リリース・アルバム "COBALT HOUR" 収録曲
ライブの音源

変化する社会と風景のなかで、頑張ろうという気持ちと、癒しを求める気持ちが、交錯する時代であったことは今と変わらない。
さまざまな方向に行こうとする人がうごめいていた。

少し違うところは、人々の心のなかに「情感」があったこと。

情が深い
情が浅い
下町人情
人情紙風船
叙情
旅情
情景
・・・

失われようとする「情感」を、引き止めようと必死になっていた人々がいたような気がする。
僕らのような80年代の若者は、そんなものは古臭いと思っていた。もっと楽しくて、自由で、合理的な世界があるんだよと言っていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?